こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

山形97号、ようやく本腰になったか

2008年11月13日 14時51分05秒 | Weblog
 なかなか産地での方向性が決まらないまま、宙に浮いた感じになっていた、山形県の新品種「山形97号」も、そろそろ名前が決まる最終段階となってきたことや、来年には消費地でのテスト販売も始まることから、本格的に動き出し始めたようだ。
 山形県にとっては、「はえぬき」「どまんなか」の2大銘柄のブランド化に失敗してしまったという、苦い過去があることから、今回の新品種については、何が何でも成功させて、産地の活性化をするための、若い後継者を作り出すための、魅力あるブランド米として、シッカリと成長させなければならないという、厳しい現実がある。

 しかし、消費地は冷え始めていて、少しでも価格の安いほうへと動きたがっている。
その中で、一定以上の価格を付けて、ブランド化していくためには、ただ「美味しいお米」「山形県の新しいお米」というだけでは、初めから無理なことは明らか。
どこが、どういう風に美味しいのか。どう食べれば、お米の一番良さがわかるのか。どんな料理にあうのかなど、調べなければならないことは山ほどある。
また産地側でも、ブランド化が完成するまで、個々が安易に行動したり、組織としても、うかつな計画をしないように、山形県全体で、最新の注意をし続けることが出来るのかなど、決めておかなければならないことが、さらに山ほどある。

 果たして本当に出来るのか。出来なければ、山形県の将来は無いだろう。
この、山形県の全てを背負っている、山形県最後の新品種、何が何でも成功させてほしいものだ。
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