こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

なんて愚かな。新潟が、値段を下げて販売するそうだ

2008年11月13日 09時19分33秒 | Weblog
 複数の情報筋から、「新潟県が昨年と同じように、年内中にコシヒカリの値段を下げての販売に変更するようだ」という情報が入った。
真偽に付いては、まだハッキリしていないのだが、もしもこれが本当だとしたら、「なんて愚かな」と思うと共に、「新潟は自滅の道を選んだんだ」と確信する事となるだろう。
 安く販売するということは、今まで自分が作り上げてきた「ブランド産地」を捨て、「お買い得産地」になるということだ。
「お買い得産地」は、何処まで行っても「お買い得産地」であって、「ブランド産地」とは明らかに違う。
有名な産地だから、誰もが知っている産地だからという理由が、「ブランド産地」という訳ではないのだから。

 これからお歳暮時期となる。今回は事故米の件もあることで、お歳暮にお米を使うのかどうかに疑問がある。
もしも使うというのであれば、誰もが知っている産地を贈ろうとするのは明らかだろう。
その産地が、安売りしている産地だとしたら、はたして贈り物として使ってくれるのだろうか。
自分が送る立場だとしたら、贈った側に失礼が無いように、安売りをしていない産地を選ぶだろう。

 産地からすると、5kg2000円弱だとしたら、「まだ良い価格だ」と思うかもしれないが、1キロ400円もしないお米については、、どんなに知られている産地であろうが「お買い得米」であって、「ブランド米」とは言わないのである。
消費地でのブランド米価格というのは、1kg500円弱からなのだ。
 また、一度値段を下げてしまったら、今の消費地での現状からすると、二度と価格を上げることは出来ないだろう。
そういうことを判って、それでも価格を下げるというのであれば、それはそれで仕方が無いのだろうが・・・・
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