こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

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「きらら397」の後継品種が発表された

2015年02月25日 11時58分35秒 | Weblog
北海道新聞(2015/02/25)に「「きらら」世代交代 北海道産米人気の先駆け 寒さに強い「そらゆき」へ」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
その食味の良さと斬新なネーミングで、かつて「やっかいどう米」とやゆされた道産米が見直される先駆けとなった「きらら397」が、今春から徐々に後継の新品種「そらゆき(空育(くういく)180号)」に代替わりする。
まだ道外では「きらら」の知名度が高い上に外食チェーンで根強い需要があり、ホクレンなどは様子を見ながら置き換えていく構えだが、多くの道産品種より寒さに弱いことから、生産縮小に向かう方向だ。

近年、業務用での需要が多い「きらら」の後継となる「そらゆき」は、食味は「きらら」並みだが、寒さや病害虫に強く、収量も「きらら」より1割多いのが特長だ。
ホクレンによると、昨年の試験栽培で約40ヘクタールだった作付面積は今年は160ヘクタール前後まで増える見通しだ。
これに伴い、生産量も前年の200トンから800トンに増え、来年以降はさらに今年の倍近くに増える見通しだ。
道立総合研究機構中央農試岩見沢試験地(岩見沢市)で開発され、名称は「空知」の「そら」と、雪が多い岩見沢にちなんだ「ゆき」を合わせた。

1988年に道の優良品種となった「きらら」は、「本州産米に劣らない味」との触れ込みで道産米の販路拡大をけん引してきた。
ピーク時の97年には道内のコメ作付面積の6割を占めたが、その後、ほかの良食味米の登場により、昨年は全体の19%の約1万7千ヘクタールまで面積が減っていた。
というもの。

「きら397」のデビューの時は、本当に驚かされた。
「これが北海道のお米か」と疑うほどの美味しさだった。
しかしそれ以降、あの味と衝撃は、北海道米からは受けてはいない。
殆どの人たちが知っている、いま販売されている「きらら397」の味は、デビューの時からすると60%程度なのだ。

「きらら397」後継品種があり、近いうちに発表されることは聞いていた。

どういう発表となのかによっては、自分が動かしている「北海道米プロジェクト」の修正が必要となる。
そして、店頭のラインナップも変更する事になっていた。
なのだが、どうやらそれらの必要が無いようだ。
なぜなら、「業務用向け新品種」と発表されたことで、消費地の一般家庭や、こだわり米を購入している消費者には、関係が無くなったからである。

という事で、「きらら397」については、高品質での栽培をお願いしてる「JAピンネ」に対して、内地(本州)にいる「きらら397」のファンのための一定量の栽培を、これからも続けてもらえないかのお願いを、4月以降にしにいこうと考えている。

自分は、デビューの時の、あの「きらら397」を、消費者に食べてもらいたいと、知ってもらいたいと思っている。
地域が限定されることで、その可能性は強くなると思う。

ホクレン http://www.hokkaido-kome.gr.jp/hinsyu/detil/soraiku180.html
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