全国展開していた1米卸の廃業によって、最終的に関東2卸、名古屋1卸、大阪1卸となった。
当然、卸にも強弱があるし、各々の考え方があるため、結果、どの産地も、地域事に対応していくしかなくなり、全国一律のブランド化戦略を作る事が出来なくなった。
当然、自分が作った地域ブランド米であっても、名古屋の卸と大阪の卸とは付き合いが無いため、地域ブランド米の現状を把握する事は出来なくなっている。
このままだと、ほとんどの地域ブランド米は、早ければ令和2年産米で、遅くても2~3年以内には、失敗に終わるのだが、現状としては、どうする事も出来ない。
SNSをやっている産地は、何とか状況を知る事が出来るので、今までの1割程度なのだが、言われれば対策を教える事は出来る。
しかし、やっていない産地は
生きているのか、死んでいるのか。
何を考えているのか。
何をやろうとしているのか。
全く判らない。
だから対策は無い。
助け船は出せない。
令和2年産が入荷する前ではあるが、ブランド米の消滅も、やむを得ないと思っている。
新しい卸も、そこはハッキリと割り切っていて、人気が無い産地・品種・ブランド米に付いては、見切ってしまうようだ。
「何とかしなければ」と言いながら、何もやっていない産地は、どの道を選ぶのか、そろそろ判断をする必要があるだろう。