こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

外へ来い

2012年08月26日 22時55分11秒 | Weblog
以前にも書いただろうか。

外国にいる親友から「早く外(外国)に出て、自分の実力で試してみたらどうだ。日本じゃ小さすぎて、お前が活かし切れない」と、電話の度に言われ続けている。

自分も「外で試してみたい」という思いが、無いわけではない。
でも、日本の中で、自分がやらなければならないことが、まだ山ほどある。
それが終わるまでは、外に行くことは出来ないと思っている。

「日本はメルトダウンしている。もう駄目だ」と親友は言う。
それに対して、「まだ止める事が出来るかもしれない」「まだ方法があるかもしれないというのが、自分の返事。

「日本の将来なんて、お前だって判っているんだろ」とも言う。
「判っている、判ってはいるが・・・」
その先の言葉が出てこない。
頭の中では、色々と反論しているのだが・・・・

でも自分は、各産地で生まれようとしている、新しい芽と、その可能性を知っている。
それはひ弱で、雑に扱えば、直ぐに死んでしまうほどに儚い。
しかし、事実として、そこに芽はあるのだ。

自分が「まだ止める事が出来るかもしれない」と思っているのは、このひ弱な芽があるからだ。

でも、自分だけでは、この芽を育てることは出来るはずがない。
絶対に産地の協力が必要となるのは明らか。

協力が得られないというのであれば、「日本の将来は、判っている」
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北極海の海氷面積、観測史上最小

2012年08月26日 17時32分53秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら、
「北極海の海氷面積、観測史上最小に…衛星で確認」2012年8月25日(土)20:23
という記事もあった。

内容は以下の通り
「宇宙航空研究開発機構は25日、北極海の海氷の面積が観測史上最小を記録したと発表した。
宇宙機構の衛星「しずく」による観測で確認した。
宇宙機構は「過去約30年間に北極海の気温、海水温の上昇が続いており、温暖化の影響が出ている」としている。
宇宙機構によると、今月24日現在の海氷の面積は、421万平方キロ・メートル。過去の衛星観測では、2007年9月24日に記録した425万平方キロ・メートルが最小だったが、今回はその記録を1か月も早い時点で更新した。
北極海の海氷は例年、9月中旬から下旬にかけて最小になるため、400万平方キロ・メートルを切るのは確実とみられる。
北極海の海氷は、昨冬から今春にかけ、一部が大西洋に流れ出て、今春には北極海のほぼ半分の海域が薄くてもろい氷に覆われていることが確認されていたため、宇宙機構が注意深く観測を続けていた。」

これについては、ずっと言われ続けている事だから、自分としては「いまさら」という感じで、特に驚くことはなくなってしまっているが、完全にまずい状態だという事は、誰でも理解できることだろう。

自分の考え方であるが、もし日本の平均気温が1度上がってしまったとしたら、農業全体に及ぼす影響は、計り知れないであろう。
田植えの時期も変えていかなければならないだろうし、その気候に対応した品種も開発しなければならないだろう。
稲の病気の問題や、害虫の問題も変わってしまうだろう。

自然災害も、当然のこととして多くなるのは明らか。

さらに、ビニールハウスで栽培されていている農産物は、「悪」となってしまうかもしれない。
なぜなら、ビニールハウスというのは、太陽の熱を受けて、周りよりも暑くなってしまう傾向がある。
そして、ビニールハウスの中では、燃料を焚いて、旬のない農産物を作っている。
農業に関係ないという角度から、少し冷静に考えてみてほしいのだが、これは、正しい事なのだろうか。

まだまだ、他人事のように思っている人も多いと思うが、地球規模の危険は、もう直ぐそこまで来ている。
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まずは良かった。でも全てはこれから

2012年08月26日 09時13分04秒 | Weblog
gooのニュースを見ていたら、
「福島12年産米 早場米検出されず 放射性物質の全量検査」2012年8月26日(日)08:15
という記事があった。

内容は、以下の通り。
「福島県の2012年産米に放射性物質が含まれていないかどうかを調べる全量検査が25日、福島県二本松市で始まった。
検査対象の早場米から国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超す放射性セシウムは検出されず、関係者は安堵(あんど)の表情を浮かべた。
検査場の二本松市の倉庫では、みちのく安達農協(二本松市)の職員が早場米「五百川」14袋(1袋30キログラム)を1袋ずつベルトコンベヤー式検査器で測定。
全て検出限界値の11ベクレル未満だった。28日にも市内の直売所で販売される。
1袋ごとに個体識別のためのバーコードラベルを張り、基準値以下の場合はQRコードを記した検査済みラベルも張る。
検査結果は1袋ごとにデータ化され、QRコードを読み取れば検出値や検査日が確認できる。
生産者の安斎孝行さん(58)は「消費者の食べている姿が頭に浮かんだ。
基準値未満でも急には安心感を持ってもらえないかもしれないが、科学的には安全であることをPRしたい」と話した。
福島県産米は昨秋、県の安全宣言後に当時の国の暫定基準値を超える放射性セシウムが県内各地で検出され、風評被害を招いた。
このため県は生産者の直接販売米や自家消費米を含めた全てのコメについて同様の全量検査を実施する。」

まずは良かった。

でも、これで売れれようになるとは、残念ながら、まだ考えられない。
しかし、第一歩であることは、間違いない。
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