初夢はお金を拾う夢でした。
場所は学生時代に住んでいた総武線・本八幡駅へと続くガード下の道路(ああ確かに、我が人生最高に貧乏な頃住んでいた場所。ボロアパートの名前が花園荘だなんて笑っちゃう)
あちこちに500円玉や100円玉が落ちていて、行き交う人もたくさんいるのに気がついているのは私だけ。
しめしめとにやけながら拾っていたが、はたと冷静になって考えた。
「これは絶対に夢に違いない。今までだって目が覚めてがっかりしたことが何度もあったじゃないか。
騙されるな!nihao!」
夢の中でも慎重なnihao。では確かめようと体のあちこちをつねってみると、ナント、痛いではありませんか。
体に聞くだけでは足りないので、もちろん頭にも聞きました。
「今日は何年何月何日?今年の干支は?朝ご飯何食べた?」
ふだんならこれらは難問中の難問ですが、実にすらすら答えることができたのです。
「絶対に夢じゃない!ついにコイン稼ぎへの旅の扉が開かれた!」
なんて素敵なお年玉、いや落とし玉。
その後はもう夢中になって拾いまくりました。
しかしやっぱり夢であったという不条理。
目覚めてもなお信じられませんでした。
お金を拾う夢は、夢判断では吉夢と言われていますが、愛情に飢えている時に見る夢とも言われています。
若い頃はよく見ましたが、最近は見たことがありません。
なぜ今頃こんな夢が出現したのか? 答は簡単。オンラインゲーム【ドラクエX】のせいです。
お正月に、珍しく、いや生まれて初めて娘夫婦からお年玉をもらいました。
ともしびちゃんのお洋服を作ってあげたお礼かしらね。そんな気遣いはいらないのに。
驚いたことに大きな紙袋の中にはゲーム機WIIとドラクエXのソフトが入っていました。
正直なところ、最初は嬉しいと言うよりは絶望的な気持ちになりました。
オンラインゲームなんか絶対に出来ないといつも言っているのは遠慮でも謙遜でもありません。
私のIT脳力はもうとっくに限界をきたしているのに、突然パソコンが窓(Windows)から林檎(Mac)になったりスマホを持たされたりと
もしかしたらずっと昔「もっと勉強しなさい!」と厳しく育てて来たことの仕返しを、今されているのかもしれません。
とにかく私にとっては、ドラゴンクエストより子どもたちからのクエストの方がずっときつい。
・・・などと愚痴を言ってみたって、やってみたら面白いに決まっています。
もちろんはまっています。でもまだまだ暗中模索の初心者です。
私が設定したあちらの世界の私は、若くてとびっきりグラマーでキュートなので、男の子たちがたくさん寄ってきます。
でも慎み深い私は、いくら誘われても簡単に彼らについていくことが出来ません。
恥ずかしくてもじもじしているばかりなので、「がっかりだね!」と捨て台詞を浴びせられたこともあります。
だってこちらの世界の倫理と常識にがんじがらめの私・・・いえ、単に機械の操作が上手く出来なくて仲間になれないだけなの。
困っていると娘や婿殿が駆けつけてきてくれたり、こちらの世界ではさっぱり音沙汰なしの息子が「どう?元気?」などとチャットをしてきたり、旅の仕方を教えてくれます。
ゲームの広大なフィールドの其処此処には宝物やお金などが落ちています。
それらを探し拾いながら旅をする癖が、こちらの世界の夢にも現れてお金を拾う夢を見たのだと思います。
オットーは、子どもから私への初めてのお年玉に文句をつける訳にもいかず、苦虫をかみつぶしたような顔をしています。
これは、ハマるでしょう~!
むずかしそうですが・・・
でも、あちらの世界で、男の子が集まってくるなんて、なんか面白そう~!
頑張って、楽しんで~(^0^)
それにしても、すごく進化したゲームで、こんな世界があったのかと圧倒させられています。
きっと子どもたちは、そのことを私に教えたくて、プレゼントしてくれたのでしょうね。
こんなソフトを作る人々の頭脳と技術に驚嘆しました。
>あちらの世界で、男の子が集まってくるなんて
あはっ、私が化けているのだから、あちらもきっとオヤジさんでしょう。
現実から逃避したい私も、ゲームの中で仮想現実を演じたい気もしますが・・・
nihaoさんは色々な事をされているのに、私は時間の使い方が下手なのでしょうか。
いまのところ本の中に逃避するだけでいっぱいです。
でも非現実世界への旅と考えることも出来ますね。
物語の力も凄いけれど、ゲームの力も凄いと思い始めたnihaoです。
>ゲームの世界では理想の女性になれますね
いろいろ変貌が可能なので楽しいです。
でも人見知りの性格(?)はいかんともしがたいです(笑)