(旧石井県令邸)
旧石井県令邸は、現在の岩手県知事にあたる第二代石井省一郎県令の私邸。
盛岡で最も古い本格的な煉瓦造の洋館で明治18~19年に建設された。
洋館の壁を這う蔦の葉は、夏は緑に秋は紅葉にと美しく装い楽しませてくれる。
現在は映画のロケに使われたりギャラリーとして利用されている。
私のお気に入りブログ【アトリエにいます】の作者・大石早苗さんの個展が旧石井県令邸で開催されているので出かけた。
早苗さんのブログのタイトルは、宮沢賢治の自宅・羅須地人協会の壁の連絡板「下ノ畑ニ居リマス」をもじっている。
アーティストの洗練された感覚が、岩手の風と光と空気を捉える写真満載の素敵なブログだ。
見慣れた岩手の風景も、早苗さんのフィルターを通すと別の景色になるのが不思議。
静謐でひんやりとした空気が漂う県令邸で早苗さんの絵と対面する。
やわらかく優しい色彩の絵で心が和む。
岩手山、季節の花々、岩手の馬などの身近な素材にあたたかな眼差しを降り注いでいる作品だ。
歴史を物語る重厚な洋館の窓から入り込む冬の日差しが居心地のよい空間を演出している。
石井県令邸の空気感に早苗さんの絵はよく似合う。
いつもの如く写真センスの全く悪い私。
早苗さんの作品は、こちら→【アトリエにいます】を参照してね。
その昔、うんと若い頃の話だが
「絵画と音楽と文学、一番自己表現の難しい芸術はどれか?」
などと、論争しても意味のない論争に意味を見いだしていた時代があった。
もちろん正しい答などはない。
でも、もし私が絵が上手だったら...
誤字脱字を指摘されたり、文法や法則の面倒な文章による自己表現の方法などとらずに、日だまりの中で一日中絵筆を手にして絵を描いていたいものだと夢想する。
自分の思うところを絵で表現するって一体どんな感じなんだろう?
すごく気持ちのよいことだろうと思うのだが実感が湧いてこないのが残念だ。
早苗さんに、何か気のきいた言葉で感動を伝えたいと思ったのだが...
絵は好きだけれど絵が下手という私は、絵の印象や感想を的確に表現することすらも難しくて出来ない。
「絵の鑑賞は好きか嫌いかだけで充分だと思います。」
とは早苗さんの言葉。
だったら私...「全部好きです!!」
私は絵画だけでなく音楽のセンスもゼロです。
でも絵は見るし、音楽も聞きます。
絵も音楽も結局は好きか嫌いかだけ。
というより、好きか嫌いかで選ぶ事しかできません。
旧石井県令邸は風情があって好きです。
お会いした事もなかったのに、ブログを見て来て下さって、感激です。
また、これからも宜しくお願いいたします。
これからも楽しんでいただけるよう、絵を描きますね。
ありがとうございました。
すべての部屋に美しいタイルを使った暖炉がありました。
壁を這う蔦の葉っぱに歴史とドラマを感じます。
「絵が好き」と「絵が上手」には、なんの因果関係も存在しませんね(私の場合は)
絵を描くと、なぜかどんどん大きくなっていつも用紙が足りなくなります(^_^)
オペラとかよく聴きに行きますが、歌は超下手です
だからカラオケは嫌い!
もし「歌が上手」と「絵が上手」の能力のどちらかを選べるなら
迷わず「絵が上手」を選びます。
さなえさんのブログに掲載される写真や絵が大好きで、
作品展があることを知ってからはとても楽しみにしていました。
石井県令邸の雰囲気に調和した、静かで安らかで癒される個展でした。
「アトリエにいます」というタイトルが気に入っています。
私もアトリエ...いえ、隠れ家がほしい。
「隠れ家にいます」な~んてやってみたい。
寒くなるとアトリエでの活動も大変になることでしょうが
たくさんよいお仕事をなさってください。
素敵な洋館での個展、
近ければ是非行ってみたいですね。
文学少女だったnihaさんのブログ、
さすが読み応えのある文章に引き込まれ
さかのぼって読ませていただきましたが
まだ読破できてません。
これからも、楽しみにおじゃましますので
宜しくデス。
まさか岩手に定住することになるとは思ってもいませんでしたがいまやすっかり岩手人。
盛岡は歴史と風情のある城下町で、よいところですよ。
私は、秋田弁や津軽弁はすごくなまっていると感じますが
岩手弁は標準語にしか聞こえてきません(^_^)
私の記事をさかのぼって読んでくださっているとは光栄です。
でもそれはちょっと大変!無理しないでね。
音楽も「気持ちのいい曲だ~」「泣けてくる~」とか。
難しいことはわかりませんが、その時の感受性で決まりますかね。
幼少の頃から白い紙(広告やカレンダーの裏)を見ると描いてましたネ。
当時、美術系の学校に行くなんて
親から見ればムダ以外のナニモノでもなかったので描けるのは、まぁ、落書き程度のモノですね。
nihao様、アレだけ細かい手芸がお出来になるのですからその気になればデザイン画なんてすぐに描けると思いますよ。
私は オタマジャクシ(音楽)がサッパリです。聞くのはOKですが、楽器も譜面も声楽も全然・・・
>絵の鑑賞は好きか嫌いかだけで充分
絵に限らず、芸術ってそんな感じですよね。
正解の無い感性のモノですもんね♪
評論家の方たちは上手に言い表しますが
「癒される」「気持ちのいい曲だ~」「泣けてくる~」とかの気持ちを
もっと詳しく表現しようとなると難しいです。
我ら素人は好きか嫌いかで判断するだけで充分ですね。
アーティストの方も、なにやら偉そうに批評されても困るかも....
グルメ番組のコメンテーターが、料理の味の感想をいろいろな言葉に置き換えますが
よく聞いていると画一的で面白くない。
「美味しい!」だけで充分です(^_^)
いろいろな表現の形はありますが、どれも難しいですね。
昔、初めて扇風機を買ったという近所の男の子が
画面一杯に扇風機を描いて一家団欒を表現していたのですが
センスのよい子は、幼くても表現の本質を見抜いているものだと驚きました。
およよさんは絵が得意そう!
数年前、私も1年間だけデッサン教室に通ったことがありますよ。
面白かったのですが全然上手くならなかったです。
目の前の対象物を、見えている通りに描くだけなのに...全然別物に???
見た通り描くだけでも難しいことです。