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マダムnihaoのフレッシュ搾りたてブログ。お気軽にお立ち寄りください。

赤ペン先生

2009-06-29 11:20:00 | 中国語
 中国語レッスンの講師が交替して三ヶ月経った。
今度の我らの老師(先生)は大変有能な人物だ。
教え方がわかりやすく丁寧だし、だらだらと日本語でのお喋りをしたがる我らのペースにも絶対に乗ってこないのは........うん、それは日本語があまり上手くないからだ。

 これまで彼女の授業を18時間受講した。
若く知的で美しく、ほっそりしていてとてもチャーミングな女性。
ところが、帰宅してから彼女の顔を思い出そうとするのだが、いつも全然思い出せなくていらいらする。
ボケもついにここまできたかと思っていたら.......
やはり仲間のひとりが、会場の入り口で老師に挨拶され(この人は一体誰だろう?)と一瞬戸惑ってしまったという。
そう、私もレッスンの度に奇妙な感覚に陥ってしまう。
毎度強い印象を与えながらも人々の記憶に残らない。
もしかしたら彼女は、いくつもの顔を持っているのではないだろうか?
いや......やっぱり我らのボケか?



        



 ↑宿題の中文作文に赤ペンが入った。
出かける寸前に宿題を思い出し、慌てて翻訳サイトを使ってお茶を濁した。
案の定、翻訳サイトを利用した箇所だけが間違っている。
「こんな中国語は絶対にありえない!」
とは老師(先生)の手厳しい指摘。
翻訳サイトが当てにならないことは知っているのだが.......
溺れる者は藁をも掴む

 今度の老師は、一人一人の作文を丁寧に赤ペンで修正してくれる。
赤ペンの入った作文を手にするのは久しぶりのことだ。
基本的なミスを指摘され赤面するが、小学生の頃に戻ったような気分になる。
作文や絵日記に寄せられた大きな花丸や担任の先生の一言はとても嬉しく励みとなったものだ。
赤ペンの効力は絶大でノスタルジアさえ感じるが、この歳になってからの赤ペンは喜んでばかりもいられない。
次回はぜひ花丸をと心に期す。

 赤ペン大恥体験は社会人一年生の時。
2月11日の職務日誌に『建国記念日』と記入して提出したら、当時の上司から『建国記念の日』と赤ペンで訂正され、しかも、平仮名の『の』があるとないとでは大違いなのだと詳しい説明がなされていた。
祝日法の改正で『建国記念の日』となってから既に5・6年は経っていた。
上司のこの指摘は、新米社会人の私にとっては羞恥と痛みと反省を大いに伴った。

 赤ペン先生の威力は、昔も今も健在だ。