意識のハード・プロブレムを提唱して一躍心脳問題と意識科学の立役者となったデヴィド・チャルマーズって最近何やってんだ?
1966年生まれで、若干30歳のときに大著『意識する心』を出版し、世界的な名声を博したチャルマーズたが、その後長い間、本を書けなかったな。
書かなかっただけなんかな。
一昨年『意識の性質』という論文集を出したけど、初期の衝撃度と名声からすると、意外に伸びなかったな。
はっきり言って著書9冊で、二年後くらいに新著『存在と時空』を出版しようとしている俺に負けてるな。
少なくてもチャルマーズはデネットよりも小粒だな。
今後新たな思想的展開を期待したいけど、彼の問題設定って意外と発展性がなかったんだろうか。
精神と物質の対置図式に囚われていて、生命や身体性や社会的次元への視点が欠如しているのが、「意識」の人間的本質から逸脱しているんだろうな。
しかし、そういう非人間的機能主義の方法がまた面白かったんだがな。
とにかく、俺は彼が提唱した「情報の二重側面理論」から強い影響を受けたんだ。
そういう意味で、彼にはまだ興味がある。
で、彼のHPのURLを貼っとく。