どこ吹く風

旅のことを主に書く。

マニラ

2006年03月15日 17時20分58秒 | マニラの印象
今日からマニラの印象を書いてみよう。
フィリピン・マニラ、いろんな人がいろんな場所で語っているフィりんピンです。全てその方々が語っている通りです。
ツーリストの目で見たもの、感じた事を書きます。
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 飛行機を降りたのは夕闇がとっぷり覆ったあとだった、機内から出るとクーラーが効いているはずなのに暑さを感じる。空港の様子やガラス越しに待合室を見ながらイミグレーションへ向かう。
並んで順番が来てスタンプを貰い階段を下りる。
 
 荷物を預けていないので税関へ向かう、機内で記入した用紙を渡してひと言ふた言言葉があったが出口へ向かう。
暑さがジワジワと体内に向かっていくのが感じられる。話には聞いていたがその話を実感し体現している。

 迎えの車に乗り市内に向かう。全体的に暗い、街の明かりが少ない、その暗闇を見ると人が大勢いる、歩いている人坐っている人中央分離帯には子供が屯している。人の多さに戸惑う、車が信号で止まると何やら人が寄って来る、箱をカタカタカタと音を鳴らしながら近づいてくるのはタバコ売り。
小さな白い花を輪にしたのを売る人も寄って来る、サンパギータという香りの好いフィリピンの国花ともいえる花とのこと。
子供たちは車のガラスを拭く、チップ目当てのことなので気に入ったり気分のよいときはチップをあげるらしい。

 ロハス・ブルバードは片側3車線広い通りで海岸沿いのメインストリートである、この時間なのにラッシュアワーのよう大混雑大渋滞の様相だ。マニラは何処かしこ無くこれが日常風景だそうだ。隣の車とサイドミラーが接触しそうな距離で走っている、前後の車はバンパーtoバンパーでまるでスタンカーレースのようだ。
前後左右に少し隙間が出た瞬間割り込みの車が入ってくる。クラクションも凄い、どちらの車に正当性があるかは問題ではなく、先に鼻を出した方が勝ちと言わんばかりのアピールをする。

 隣の車が気になるが通りの風景も気になる。市内に向かうと左側が海で右側は住宅ビルホテル空き地と雑多に並んでいる。大きなマーケットも見える、ガイドブックのウロ覚えによるとパサイの市場のようだ。大きなホテルも点在している。
歩道は所々土が山積みされている、何か工事をしているのだろう、塵やゴミが散らばっている。窓を開けると熱気と共に何やら臭いまで入ってきそうだ。

 暑さに人、ゴミに埃スマートさの無い屋台、物売り、マニラの印象は夜になっても暑くてその暑さに人を始めあらゆる物がグチャグチャに交じり合っている世界だった。
かつては整備されていたであろうビルや道が今では残骸としか見えない状況だが、しっかり利用されているようだ。
交通マナーは悪く、物売り、臭い、美しく見えるものをその日は見ることが無かった。本で読み聞いたフィリピンが目の前にある。

 空港からホテルまでの短い距離を走った印象がこれだ、しかしイヤにはならなかった、むしろ期待感があった。なにか楽しみが見出せそうな予感がして胸が弾んだ。
マニラに来たゾ~

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