呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

大盃 MACHO 古式生酛90

2024-04-29 | お酒
今回の一本は日本酒のラベルのインパクトでは
1、2を争う強さを誇る大盃さんのお酒

大盃 MACHO 古式生酛90です





ラベルからは想像出来ない完成度の高いお酒に
驚かされる一本です。
大盃は群馬県の牧野酒造株式会社さんのお酒です。
https://www.makino-sake.co.jp/


開封
うん?プシュという音がしました。
微妙に発酵中だったのでしょうか。
香りはここ最近飲んだ生酛にもありましたちょっと
クセがある感じ。それでも大分薄いです。
色はガラスの酒器に注いでかなりしっかりと
判別できるくらいの黄色です。
そういえば酒器に結構な数の気泡がついていました
ので開封時の音は炭酸だったようです。

では頂きます。
生酛らしく太く濃い目の味が広がります。
一番強いのはやはり酸味でしょうか。それでも
ほぼ同等の甘味と後味に残る感じの苦みがあります。
ただ濃い事は濃いのですが思いの外飲みやすい。

二つ前の竹の園も飲みやすい生酛でしたが微妙に
ベクトルが異なります。向こうは甘さがほぼ無く
酸味とフレッシュ感押しでしたので。

ラベルにゴリラが載っておりますがお酒の味で
表現するならば綺麗で紳士なゴリラですね。

途中でラベルを見たのですが精米歩合が90%なんですね。
殆ど削っていない米です。
ここまでだと味が複雑になりそうなものです。
良く言うとバリエーションに富んだ。悪く言うと
雑味の多いといった感じ。
ただ今回のお酒は上にも書いたようにスマートなんですね。
酒造米の違いなんですかね?でんぷん質の多い米
なのかもしれません。

初日のおつまみは餃子。
ニンニクの効いた濃い味の料理ですが今回のお酒と
合わせると甘味が増します。強いお酒がしっかりと
餃子を受け止めるので甘さが気にならないのであれば
良いかも。


さて二日目。
初日の炭酸感はほぼ無くなり、そして結構化けました。
大幅に酸味アップでとても酸っぱい。そして苦みの
存在感もかなり増してとても強い生酛に。
二日目の味は当然美味しいのですが飲みやすいという
感じは薄れました。

二日目のおつまみはささみ揚げ。
淡泊なささみと合わせると酸味が大幅アップ。
それでなくても二日目は酸味が強めなのですが無双します。
弱いつまみではダメなようです。

次いでカニっぽいけど決してカニでは無いカニカマ。
…どうしてこれを選んだのだろう。
酸味と苦みが大暴れ。これは個人的に合いません。
というか実はカニカマって日本酒に合わないかも?


という訳で気づいたら3年ぶりの大盃さんのお酒でした。
前にも書きましたがお酒の味に自信があるからラベルで
遊べるのかもしれませんね。
生酛を飲んでみたいけど最初からキツめなのはちょっと
という方にお勧め なのは初日の味です。
二日目にはザ・生酛といわんばかりの酸味が強く味も濃い
お酒になりますので開けたらすぐ飲む事をお勧めします。


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