呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

越の誉 純米吟醸『封印酒・生酒』

2019-08-18 | お酒
封印酒という魅力的なお酒を頂きました。
今回は越の誉 純米吟醸『封印酒・生酒』です。
限定という響きでさえ弱いのに封印とかどストライクです。







こんな感じの黒い包装で包まれております。
酸化、高温と共に太陽光も日本酒の大敵なので回避策ですね。

越の誉は新潟の原酒造株式会社さんのお酒です。
http://www.harashuzou.com/

普通に読むと『はらしゅぞう』なのですが日本酒を飲みすぎて
いると『げんしゅ・・・つくり?』などと読み間違えます。

開封
とても良い吟醸香が漂います。
どことなくバニラを彷彿とさせるような甘い香りも含んでいます。
色味はかなり薄くほんのり黄色がかっているかな?という程度。

では頂きます。
ほうほうほう。
まず飛び込んでくるのが甘さ、そして後を追う酸味があります。
甘さですがとても柔らかいです。
生酒との事ですがまるでひやおろしのように滑らかでカドが無いです。
酸味はほんのりと炭酸を含んでいるような部分もありますがこちらも
然程我が強くはありません。
口に含んで鼻から抜くと麹風の香りを感じられます。
これまた日本酒ならではの香りで大変良いです。

どこかで似たお酒を味わった気が・・・と記憶を遡って気付きました
秋田の福小町が傾向としては似ている気がします。
明確な比較は出来ませんが今回のお酒の方が柔らかいかも。
甘く香りやさしい日本酒です。


さて二日目。
初日と変わらず大変香りが良いです。
甘味、酸味と強くなり、後口にほんのり苦味が出てきた感もあります。
味が強く感じられる分、初日の柔らかさを感じにくくなりましたが
それでも十分美味しいです。


大変美味しいお酒でした。
二週ほど辛口のお酒が続いたのもありますが、ふんわりと香り
やさしく甘い日本酒はじわーっと沁みますね。
お気に入りに入れたいのですが頂き物なので次に飲めるのは何時に
なるか不明なので悩みどころ。

封印酒というある意味ネームバリューか限定商法で売ってるのでは?
と訝しげに思えてしまうお酒(頂き物なのにごめんなさい)なのですが
伊達に封印酒と銘打ってはいませんね、名に恥じぬ美味しさでした。

酒どころとして有名な新潟ですが昨今では山形や福島に押され気味な感は
否めない状況に思えました。
が、
米も水も旨い地のポテンシャルはかなり高かったですね。
個人的に好きな阿部酒造さんや加茂錦酒造さんも新潟ですし、新潟のお酒の
上辺だけ飲んで知った顔をするな!と叱られた気分です。

飲むと美味しいけど無くなってしまうのが悲しい そんな思いをさせてくれる
日本酒でした。
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