呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

土田生酛

2022-06-05 | お酒
今回の一本は土田生酛。





土田生酛は群馬県の土田酒造株会社さんのお酒です。
https://tsuchidasake.jp/

初めて飲むお酒です。
こちらは大変手間のかかる生酛造りをメインに
作っている酒造さんだそうです。


開封
生酛という事で少し構えましたが香りはうっすら。
弱い麹っぽい香りの影に酸味っぽさもあるような
という程度。

色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
ふむ。生酛というと力強さなイメージが先行しがち
なのですがとても柔らかい味です。
やんわりとした酸味がふわっと広がる優しい味
ですね。

強いのは酸味ですが鼻に刺激が刺さる事もなく
後味にはこれまた強くない甘味と極々僅かな苦みが
じわーっと残ります。

日本酒度でいうと+1か2くらいでしょうか。
甘口というには甘さが弱く、辛口というには甘い
という味の傾向です。

初日のおつまみは唐揚げ。『くん』の付かない
専門店の品です。ちょっと冷えてしまいましたが
流石専門店の味は別格ですね。
…あんまり美味しくない唐揚げ専門店もゲフンゲフン

今回のお酒と合わせるとお酒の甘味が際立ちます。
ただ唐揚げの美味しさが増すとは言えず平行線かな。
どちらかというと唐揚げ有利な感じもしますね。
もう少し合うお酒もあったかなーと思ったりもします。


さて二日目
僅かですが味が濃くなったような感じがあります。
といってもこれぞ生酛だ!という程では無いのでまだまだ
優しい味わいです。

二日目のおつまみはこれもまた?なイカソーメン乾物。
クセのあるイカですがそこまで味は強くないので今回の
お酒でも合います。

次いで今回もやっぱり買ったのかな 〇らあげくん。
タルタルがもう終わってしまったのか無かったので
レッドを買ってみました。
レッド自体然程辛くはないのですが今回のお酒では
結構味を邪魔します。せっかくの柔らかい味が台無し。
辛い物とは合わないようです。


生酛造りといえば菌の生存競争に勝ち残ったある意味
強いお酒です。ですのでワイルド感のお酒になりますし、
実際味の複雑さと強さを感じられるお酒が多い気がします。

ただ今回の一本はとてもとてもやさしい味わい。
確かに味覚的には複雑さの片鱗も見えますが主張が強く
ないので大変飲みやすい一本となっております。

飲みやすい日本酒ですが軽すぎずしっかりと味わいも
ある良いお酒でした。
これはまた飲んでみたいお酒かも。

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