呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

雨降 あふり NAMAGEN

2023-12-27 | お酒
今回飲んだ一本はうちではレアな神奈川県のお酒。
雨降 あふり NAMAGEN です。





雨降は神奈川県の吉川醸造株式会社さんのお酒です。
https://kikkawa-jozo.com/

開封
香りはメモし忘れ。フルーティーさでは無いのは覚えています。
色はガラスの酒器に注いでやや赤みがあるような強い
黄色です。味醂に近いですね。
色からかなり濃いイメージが想像できます。

では頂きます。
やや甘く、醸した感のある香りが抜けて結構後を引く苦みが
あって、そしてとても酸っぱい。

純米大吟醸が澄んだ出汁で食べる鯛のしゃぶしゃぶだと
すると、今回のお酒はとても良い感じに仕上がった闇鍋。
精米歩合90%の色々残したぜ感が凄いです。

うちでもたまに使う表現の水のようにガブガブいけるお酒
というのがありますが、今回のお酒はどうしてもチビチビと
飲んでしまうお酒です。

前々回の大嶺の生原酒とはまたちょっとベクトルの異なる
強さのあるお酒です。

二杯目
濃いお酒と理解した上で飲むと案外普通ですね。
正月にこたつに入ってチビチビ飲むのには良い気もします。
後から知りましたが今回のお酒は生酛ならぬ水酛作りだそうで。
生酛の親戚的な感じですね。自然の乳酸菌の頑張りでつくる
お酒だそうです。

初日のおつまみはシュウマイ。
お酒の色からたぶん濃いだろうなーということである程度
肉感のあるシュウマイを用意してみましたがこれも予想通りの
お酒の圧勝。
稀に今回のような強いお酒に遭遇するのですが他の方は
どうやって飲まれているんですかね?


さて二日目
初日と変わらず生酛系のガッツリ酸味の効いた濃い味です。

二日目のおつまみは強いお酒には強いつまみをという事で
ニンニクの効いた餃子を用意。
うーん。餃子程度では余裕にこなしますね。
まだまだお酒が強いです。


という事で初めての雨降でした。
精米歩合が40%以下の技術の結晶のような大吟醸とは正反対の
どちらかというと日本酒のルーツを辿るような荒々しいお酒でした。
正直な話、ガッツリな生酛系のお酒はどうやって飲むのが正解
なんでしょうね?

素で強烈。つまみと合わせてもビクともしない強さはどう
乗りこなすべきかと悩む次第です。
同じく濃い系統の栄光冨士シリーズであれば氷を浮かべて割る
という手もあるのですが、今回のお酒はそれも厳しそう。
上に書いたようにチビチビ飲みながらこれまたクセのある
スルメでも齧るのが正解なのかな。

普通に飲めますし、美味しいお酒ではあるのですが何か
マッチする飲み方やつまみがあるようで無いのがもどかしい
感じです。
生酛系のガッツリパンチのある日本酒が好きという方には
たまらないお酒かもしれません。


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