呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

有磯 曙 純米生原酒

2020-05-03 | お酒
今回は再び中部地方に戻っての一本。
有磯 曙 純米生原酒です。





透明な瓶は撮りにくいですね。
飲む前に撮るべきでした。

有磯 曙 純米生原酒は富山県の株式会社 高澤酒造場さんの
お酒です。
https://ariiso-akebono.jp/


開封
僅かな麹っぽさともとれる香りと鼻に刺さる感の
酸味風の香りが感じられます。
もしかすると結構酸っぱいのかも。
色はしっかりと分かる黄色です。

では頂きます。
これは不思議。
まず開封時に感じた通り酸味がとびぬけて強いです。
で、僅かに甘味もあるので酸っぱめ強めの甘酸っぱさ。
どちらかというと辛口です。

何が不思議かというと強い酸味が鼻に抜けません。
鼻に抜けるのはわずかな麹っぽい香りだけ。
酸味は舌の上に広がるだけで鼻に抜けない不思議な風味です。

とても酸っぱいのですが鼻に抜ける鋭さが無く舌で広がって
さらっと消えてゆきます。
前の七賢は上あごに広がって終わるお酒でしたが、今回は
舌の上だけで終わるお酒です。

どの日本酒も米と水と麹だけなんですけどね。何をどうすると
こういう方向に味をもっていけるんだか。


初日のおつまみは焼き鳥。
辛口風のお酒なので頑張るかと思いきや僅かな酸味の主張は
あるもののあっという間に存在が消えます。
しかも焼き鳥の味を引き立てるかというとそれほどでも無く。

ピンでは凄く面白いのに雛壇に入ると途端に目立たなくなる
芸人さんのようです。


さて二日目
初日から酸味の強いお酒でしたが二日目になって更に増しました。
鼻に抜ける香りは変わらず感じられませんが何となくムズムズする
刺激っぽさはあるようです。
風味のハケ方は早いですが後口にえぐみに近い苦さが目立つように
なりました。これは個人的に苦手な部類。
生酒は圧倒的に開けたらすぐ飲む方が良さそうです。

二日目のおつまみはお気に入りのカニカマ。
ふむ、食べ物と一緒に飲むと上に書いた苦みは殆どわかりませんね。
ただ酸味の強さはそれほど和らがないので酸っぱいお酒が苦手だと
厳しいかもしれません。
今回のおつまみだとつまみを踏み台にお酒がのし上がる感が強いです。


しつこい位書いておりますが酸味と苦みが苦手です。
今回のお酒もかなり強い酸味のあるお酒なのですが不思議と嫌ではないです。
梅干しやレモンを食べると眉間に皺が寄る位刺激が強いですが、
今回のお酒はそれが無い。引くタイミングが良いんでしょうか。
酸っぱいお酒でありながら美味しいといえる一本でした

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