ナオスミンの雑記

2009年9月14日より、四年半使用し続けた、グリチルリチン酸配合のATPリピットゲルを中止。リバウンド体験中。

糖尿病の女性が左目をアリさんに食べられた

2013年07月06日 09時27分20秒 | 寄生虫
コピーです。
 
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糖尿病は、血液中の糖分(ブドウ糖)濃度が異常に高くなる病気である。尿や血が甘くなる。その他の体液も甘くなると言われている。一方、アリは甘い物にきわめて貪欲な昆虫である。

インドのコルカタ(旧称カルカッタ)で、糖尿病を患っているゴウリ・ラニ・チャクラボルティさんという54歳の女性が私設老人ホームで白内障の手術を受けた後、合併症にかかり、市内のSambhunath Pandit病院に転送されてきた。11月7日のことである。彼女は、血圧もかなり高くなっていた。

チャクラボルティさんは、Sambhunath Pandit病院に入院することになった。この病院で、彼女の身にとんでもないことが起こった。本件はReutersとAFPが共に伝えているのだが報道内容にかなり違いがある。

Reutersによると、チャクラボルティさんは合併症から回復しつつあった。彼女は、11月13日の夜、白内障の手術を受けた左目に痛みを感じ、ナースに助けを求めた。しかし、ナースは目にばい菌が入ったから痛いのだと答えただけで、取り合わなかったという。

月曜(14日)に、家族が様子を見に来て、彼女の左目を覆っている包帯を引っ張り上げてみたところ、眼球に穴が開いていて、アリが群がっていた。

下記のReuters記事では、この後、病院側のコメントが記されているだけで、チャクラボルティさんのその後の容態については言及がない。

一方、AFPが伝えるところによると、チャクラボルティさんは火曜日の朝、帰らぬ人となってしまった。病院側は、彼女が(アリのせいで)片目を失ったことを認めながらも、それが死因ではないと答えている。死因は、あくまで白内障手術の合併症だと主張している。

病院の責任者Sアディカリー氏は、彼女は左目を失う前から既に危篤状態だったと話している。「彼女は当病院に入院してまもなく、昏睡状態に陥りました」とアディカリー氏。ここがReuters記事と記述が異なる点である。

アディカリー氏は、本件に遺憾の意を表明しながらも、血糖値が高い糖尿病患者がアリに噛まれることは珍しくないと言っている。チャクラボルティさんが左目を失った件については、今後、詳しく調査するという
 
一方、チャクラボルティさんの家族は怒り心頭である。息子のソウメンさんは、こう話している。

「母の見舞いに行ったら、母の顔の上を赤いアリが這っていたんです。アリを取り除いてくれとナースに頼んだところ、それは自分の仕事じゃないと言い残して、病室から去って行きました」

家族は、病院スタッフの対応が悪かったとして警察に苦情を届け出たという。

さて、「糖尿病患者がアリに噛まれることは珍しくない」という話に疑問を感じた人も多いだろう。日本では“珍しい”話のはずだ。ま、これはインドの病院事情を反映しているのだと思われる。

インドの公立病院は、たいていどこも患者であふれかえっている。患者だけでなく、ネズミが多く、イヌやネコも紛れ込んでいる。同じくコルカッタ市の別の病院では、2年前に、心臓病病棟の患者がネズミに噛まれて指先を失くすという事故が起きている。

ちなみに、日本では、白内障手術から死に至るような合併症を起こすことは、めったにないらしい。流行っている眼科クリニックでは、一人の腕利きの眼科医が一日に何十人もの患者に白内障手術を施している

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