沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩578 日本国の現実 27の2 国政及び沖縄

2015年03月12日 18時08分53秒 | 政治論

 今、辺野古崎とキャンプシュワブゲート前の現場では連日連夜監視と抗議の(泊まり込みでの)座り込み活動が続けられているし、海上でも、海保の危険極まりない活動家排除の暴力行為に全く萎えることなく命がけの抗議が行われている。米上院軍事委員会公聴会に出席した米海兵隊総司令官ダンホード氏が懸念を示したように、あるいは米軍が「運用上の理由」で立入禁止区域内における県の調査を拒否した(都合が悪い実態を晒して反対派に付け込まれるのを怖れているのだろう)ように、米国側ではこうした市民による辺野古新基地建設反対の、県民総意に近い勢いで展開されている現状を危惧し、恐らく「このままでは済まない」局面を迎えるかのような予感に苛まれていると考えられる。菅がいかに馬鹿の一つ覚えで「粛々と」工事を進める気でいても事態は徐々にのっぴきならぬドツボに嵌る風情である。

 所詮、日米政府官僚たちに正当性はなく、現在彼らが露呈している支配者根性の腐りきった渋面は、帝国主義者と傀儡政府の歴史的敗北に向けて、かつてベトナムでこいつらが味わった苦い泥水を再来する前段階に過ぎない。(つづく)