沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩548 日米政府官僚が沖縄に対してやっていることの正体 12

2014年07月30日 16時02分22秒 | 政治論

 ひとつには、現在沖縄の南方海上に台風11、12号が相次いで発生していて、特に熱低から格上げした12号は今夜以降8月2日頃まで沖縄の海域をかなりの強風域に巻き込む可能性があり、更に沖縄の南東、マリアナ諸島付近にある11号も2日以降まもなくに日本列島に接近する予想があり、旧盆近いこともあり、海が大荒れの中、沖縄防衛局の海上作業は8月中旬以降に大きくずれ込むことは間違いない。様々なむしろ幼稚とも言える姑息な手段で沖縄市民の民意を封じ込めようという防衛局、警察関係、海上保安庁の動き(目取真俊氏ブログ「海鳴りの島から」や氏のyoutube投稿動画を見よ)には、所詮トップダウンで下達される命令に絶対服従の、末端に至る機械的な業務遂行の効率的実践が何よりも求められる、こうした組織系統の性格が一警官、一職員の行動を隙間なく規定していることは見て取れるが、彼らも間違いなく業務を離れれば沖縄県民乃至日本国市民の一人一人であり、彼らが内心に抱えるかもしれない微妙な不安の揺れ動きこそ、あるいはこの国の民心そのものとも言えるわけではある。一方、何げに高江の2基目ヘリパッドは完工したらしい。8月には供用開始となるはずで、高江の住民に対する騒音攻撃、墜落危機ストレス攻撃は人間でない所業が公然と米軍訓練として図々しく繰り広げられる。返す返すも残念な話だ。彼らの脳天に琉神の劫罰は下されないものか。(つづく)


詩548 日米政府官僚が沖縄に対してやっていることの正体 11

2014年07月30日 06時52分21秒 | 政治論

 この事態(折角設置したはずの浮桟橋撤去引き上げが29日行われた、波が高い状況では作業に支障をきたすと判断したらしい、現在沖縄のはるか南方海上には熱低やら台風が発生していて影響は既に辺野古の海にもはっきり現れている)と似たような経緯があったのはかのオスプレイ普天間配備の時(2012年10月)でこのときも台風のために配備予定が延期になったのだった。しかし彼らはいずれにしろ台風明けには予定通り強行配備を、大混乱のゲート前騒擾などどこ吹く風で事も無げにやってしまった。「事も無げに」、この表現が日米政府と琉球沖縄の関係性を明瞭に語っている。彼らは沖縄に関しては何が何でも思い通りにやり遂げようとするのだ。そこに一切の配慮も躊躇いすらない。何らかの言い訳もない。口から出てくるのは全て大嘘である。しかも誰でもその嘘に気づくような嘘を厚顔に、平気で顔色一つ変えずほざくのだ(防衛局局長どもの白け切ったツラの記者会見には嘔吐を催す)。日本政府は何事に付け情報開示が不透明で、多くの場合米国側真相を恐らく意味もなく隠蔽する傾向にある。意味があるとすれば後出しジャンケンの謗りを敢えて甘受してでも、米国政府のやりたい放題を強行進捗させるがために県民をだまくらかすということだ。そのだまくらかしの最たるものがこの辺野古新基地建設詐欺である。これを推し進める政府間合意とは、地元民のことは差し置いて勝手に「お偉いさん」が戦争のための殺人訓練準備施設を、環境破壊しようが地元民が騒音に悩まされようがどこ吹く風で作ってしまおう、という合意である。魂消た前近代的犯罪的暴力的蛮行もあったものだ。世界を主導しようという国家とその国民がやっていることなのだ。

 目取真俊氏ブログ「海鳴りの島から」参照(つづく)