昔お世話になった方の墓掃除に出かけ、お参りし、般若心経を唱えてきた。
近くに、須須神社があるので参拝し、大祓詞を唱え、罪穢れを払ってきた(^^;)
高齢になると俗世間のこだわりが薄れてきて、神社仏閣の空間に足が向く。
わが国では、人が亡くなると、身体を滅びるが、霊魂は留まって後に残る子々孫々を見守る存在になると考える。
何代か過ぎると、山の神に習合して集落の人々を見守る存在になる。
神社の御祭神は、集落の人々、大きくは日本列島すべての人々を見守る、
寺院は個人のお墓も管理して、その仏さまは、個人の祖神さまを導いてくれると考えると、
神道は団体のツアーガイド、仏教は個々人のツアーガイドといったところだろうか。
いずれにしても、神社、寺院でお参りすることで、俗世間から離れて、神社、寺院の神聖なる空間で、祖先とのつながりを確認して、心を鎮める。
※須須神社
奥能登の島北端に位置。狼煙ちかく。
第十代崇神天皇(約2000年前)の御代能登半島最東北端の山伏山(鈴ケ嶽)の頂上に創建され、天平勝宝年間に現在の地に遷座。
奥宮鎮座地の山伏山(標高172メートル)は山容優美にして海上からの景観は、鈴をさかさにしたような典型的な神奈備の霊山で、
原始時代から北海航行の目標、漁だめの森、御神体山として崇拝された。
祭神は、高座宮(たかくらぐう)・金分宮(きんぶんぐう)の両社に御夫婦の大神を祀り、
寺家高座宮の主神高倉彦神(たかくらひこのかみ)と山伏山山頂の奥宮に祀られている美穂須須美命(みほすすみのみこと)。
加えて、天津日高彦穂瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命。
須須神社と称し「三崎権現」「須須大明神」と尊崇され、東北鬼門日本海の守護神として、あまねく信仰され、災難除けの御神徳あらたかな御社である。