僕がつくった「福島第一原発を考えます」というFacebookのグループhttp://www.facebook.com/home.php#!/home.php?sk=group_163985373661863(同報機能五千人限界のため新規参加は停止していますが、読むことはどなたでもできます)に、首都圏・関東・東日本からの避難、移住に関して具体的に対応したいという話が出始めています。ある男性、三月に福岡に避難している方からの呼びかけです。つぎはそれに対して Akiko Ikedaさんというロンドン在住の女性が、この夏休みに一度考えてみませんか。避難・移住から、夏休み旅行の形でも、被曝を減らしませんかという呼びかけをしています。こうしたことを続けていかなければならないという意識は僕たちには強いのです。
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九州への避難・移住または、夏休み旅行を!
このグループ発足時にも一度九州への避難、或いは移住を検討の方、連絡くださいと投稿していました。あらゆる方面で真剣に考え始めている方、行動に移されている方が増えている現状と、これからもその動きが活発化されることが予想されます。
私自身、3月早々から実行に移した者です。福岡市近郊の不動産情報等、私の経験でよろしければお力になります。ちょっとしたことでもかまいません。私にコンタクトください。私は家族を連れての移住ですが、これまでの相談で単身の方で移住を決められている方もいるので、どなたでもいつでも連絡ください。
私という人間を知っていただくために考え方をここに書きます。強い者、お金のある者が生き残るのではなく、変化に対応した者が生き残るという進化論のダーウィンの言葉を是とした上で、今の我々の置かれた立場は個としての知力、体力、気力、胆力の総合力が試されているのだと思います。
これは全てを持ち合わせていなければならないという意味ではありません。頭が良すぎるだけでは体は動きません。体力、気力、胆力だけがあっても長続きは難しい。要はバランスです。置かれた立場の中でどう状況判断をしていくか。勿論、愛着のある地を守る方もいらっしゃるし、個人的な都合で動くに動けない環境の方もいらっしゃる。それを否定するものでは全くありません。どこに重きを置くかで導き出される答えは人の数だけ違います。
私は究極の選択をされて避難、疎開、移住を決断された、或いはこれからするかもしれない皆さんの気持ちは3ヶ月前に経験しています。
こちらとしてもまだどれだけお役に立てるかは未知数です。相談するだけでも肩の荷はある程度下りるかもしれない。
避難地の一候補地としての情報収集としての一助にもなるかもしれない。皆さんの経験が、その一言が、大きな決断をするかもしれない後続の東日本の皆さんの可能性、機会を切り開くかもしれない無限の力を秘めているんです。
九州にいらっしゃる皆さん、どうぞ情報をお待ちしています。東日本で大変厳しい環境にいらっしゃる皆さん、いつでも声をかけてください。知力、体力、気力、胆力。あとはヒトという生き物としての動物的、野性的な勘もフルに活用してください。機会は平等であることを信じて。
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これは、「福島第一原発を考える」公開グループに最近投稿されたものです。このグループでは、情報が分速で飛び交っていてあっという間にタイムラインの中に埋もれてしまうので、自分のノートに保存しておきました。
おっしゃっているコメントに、大変同意する部分があります。
それは、「強い者、お金のある者が生き残るのではなく、変化に対応した者が生き残るという進化論のダーウィンの言葉を是とした上で、今の我々の置かれた立場は個としての知力、体力、気力、胆力の総合力が試されているのだ。<中略>要はバランスです。」
現在、あまりにも急ピッチで、これまでの3か月隠されていた事実が明るみになり、母乳被爆や、鼻血などの身体症状も各地で出始め、きっと大なり小なり被爆がある関東/首都圏在住の方々は、私の家族をふくめ、とまどいの中、思考停止になりそうな方もいるかもしれない。「うちは諸事情で、どうせ避難、移住は無理」と思考停止せずに、どうぞ変化に対応する努力を、脳内シュミレーションだけでもいいから、してみてほしいと切に願います。
例えば、移住は無理としても、夏休みに、少しゆっくり、九州や四国や沖縄などへ旅行(それも、宿代等はなるべくセーブして、少しでも長い期間ーそれは5日でも、1週間でも、2週間でも、3週間でも)してみてください。この努力が、大きな被爆状況の改善を生むことは、ベラルーシからの報告で明らかです。注1)
崎山比早子(元放射線医学総合研究所主任研究官、医学博士、現高木学校)さんの3月20日の会見によれば、被爆のしくみは、放射能が出す放射線が身体の細胞を通過するときにDNAの鎖を切断してしまう。1本通れば1本傷がつく。100本なら100本傷がつく。身体には自己修復機能がある程度あるのですが、中途半端にしか修復できない場合もあります。
ラッキーな事に、被爆でなんらか症状や病気がでない場合でも、放射線によって細胞が傷つく事実は、同じです。
だから、たとえば自分の娘が近未来、幸い病気にならなくとも、将来に、子供を生む際に奇形の子ができてしまうなどの不幸が生まれます。その娘が病気にならない程度に傷を自己修復できても、その子の体内に備わっている卵子に傷がついたままになっているかもしれないから。男の子は精子は常に新しいのを作りますからよいのですが、女の子は生まれた時に、一生分の卵子を体内に持って生まれてくるから、このような悲劇が起こります。注2)
ただし、「チェルノブイリのかけはし」の方の活動報告をみても明白なように、生まれた時から重度に被爆しつづけてきている子供たちでさえも、夏休みの間だけ、被爆のない生活をすると、休み後のホールボディカウンターの値は、目覚ましく下がるそうなのです!
理想は、避難・移住です。
でも、それがどうしてもかなわぬなら、定期的に、できる限りの、被爆を休む休暇をとることです!
まだ、幸い症状の出ていない方も、もうちょっと、心配な症状が少し自覚できる方も、今から、真剣にそれを検討してみるのは、とても意義のあることだと思います。
注1)「チェルノブイリのかけはし」代表野呂さんの講演会ビデオでの、彼女の報告にこのくだりがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=M90OCg4pp3s&feature=related
注2)キエフ病院の子供たち 2011 - 原発事故のもたらしたもの
http://www.youtube.com/watch?v=kFP-xx68q6Q&feature=youtu.be、
Akiko Ikedaさん作成
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名古屋で講演会です。
「脱原発@愛知名古屋 木下黄太講演会 ~放射能汚染被害の実態と対策~」
日時:6月25日(土)午後3時から
場所:愛知県あま市甚目寺町甚目寺観音法花院
会費:カンパ500円
申し込み先 oddiyana@gmail.com
問い合わせ:http://datsugen-aichi-nagoya.net/?page_id=6
企画担当:林久義
企画者よりのメッセージ
「いろんなところで木下氏の講演会が行われますが、各会の方どなたかが核となって下さい。
互いに連絡を取り合いたいです。この各地域地域の核になる会が、結ばれ融合してゆく事を期待します。1)FBの広がりから2)各地域での会の結成3)各地域の融合体への展開4)そして、大きな声をあげられる行動へ、みなさんの更なるご提案等を期待しています。」
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ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に退避すべきだと僕は思います。優先順位は「避難する」ことです。僕はそれしか言う事ありません。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く退避することをすすめます。
こちら九州の状況ですが、海江田 経産大臣が原発再稼働に理解を求めてからこの数日、九州原発保有2県(佐賀と鹿児島)の両知事が再稼働に前向きな発言と姿勢を見せているとの報道が相次いでいます。
昨日の報道では脱原発を表明し始めた他の県知事らが取り上げられていましたが、九州の佐賀・鹿児島知事は非常に対照的な反応を示しています。
これにはものすごく違和感があります。
何故、九州だけこうなのか?何かおかしい。
住民の皆さんも今回の震災や原発にまつわる非常事態を体感していないためなのか、脱原発・再稼働反対の気運も全体的にはやはり東北関東とは緊迫感が大分違うように感じます。
木下さんはどのようにお感じになられていますか?
この九州がこのままなし崩し的に原発再稼働スタート地になってしまうのではないかと危惧しています。
両原発とも事故が起こってしまうと偏西風に乗って日本の放射能汚染が挟み撃ちあう形になり、非常にまずいと思います。
・毎日が清々しい、さらに楽しい
・食べ物がうまく感じる
・食材の産地に困らない
・精神的に落ち着いている
・日々の普通の生活が有難く感じる
・知らない街を探索するのは楽しい
・移住先も市街地なので東京と変わらない
・テレビやネットのニュースがあまり気にならなくなる
・息子の幼稚園の地面が土(都会はコンクリ)
悪かった点
・収支のバランスが崩れた
・たまに大人だけ東京に帰るが交通費が高い
・嫁の矯正治療が東京なので通院費が相当高くなった
・故郷はさらに遠くになって容易に帰れない
・避難したら人に非難されてる(気がする)
・部屋が狭くなった
・やはり金が心配
・最初は土地勘がないからいちいち大変
・反原発への関心が多少薄れた
・九州は東京よりガス代が高い
2011-06-22 02:21:45
玄海原発の記事がありました。
http://d.hatena.ne.jp/eirene/
参考までに!
玄海町は白血病率全国の10倍
佐賀県は6倍
この意味わかるよね?
ちゃんと調べてから移住しないと。
てか汚染物質撒き散らしに九州くんな迷惑。
私たちも少しでも避難者の負担を減らそうと出来る限りの調査、準備をしています。
マンスリーでホテルを借りると一泊5000円程度まで安くなるのですが、それをさらに分割して最大3家族で10日ずつ使用できるようにすることができるようになりました。
キッチン付きのホテルならば、食べ物で体調をくずすようなこともなく安心だと思います。
ANAが2週間以内の香港行きのチケットもセールをしているそうですから、少し資金に余裕のある方は考慮に入れられるのではないでしょうか?
興味のある方はホームページにアクセスしてください。
できるだけ、わたしもみなさんの避難を応援したいと思っています。
独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター
院長(放射線治療科) 西尾正道
『福島原発事故における被ばく対策の問題-現況を憂う』(その1/2)
http://medg.jp/mt/2011/06/vol19512.html#more
(その2/2)2011年6月20日
http://medg.jp/mt/2011/06/vol19622.html#more
数日前、九州に移住してきました。
マスクを外し、小学生の子どもも早速友達を作り外で元気いっぱい遊んでいます。
【この春突然出た、子ども目の周りのアトピーのようなガサガサが、こちらに来て3日で治りました(驚)】
今日は子どもの大好きなプール授業があります。関東にいたら不本意ながら休ませていたところです。
嬉しい反面、もんじゅ(明日引き抜き)や玄海がありますから、微妙に後悔もしつつ。笑い。
まあきっとまた何かあった場合、次はシンガポールです。今回の移住で、私たちは自由だと実感できました。こうなったら借金でも何でもするつもり。
(しかし出来れば佐賀県知事さん、脱原発の方向でお願いします。更なる九州地方発展と成長のために)
とにかくも、大切な子どものために、今を生きてゆきます。
引き続きこちらのブログ(コメント欄含む)で情報収集させて下さい。
今回の記事にあるように、これからいらっしゃる避難者の方々のお手伝いができるのでしたら、本当に幸いです。
放射線という「弾丸」がDNAをズバッと切断するというイメージですね.
そういう場合もあるでしょうが,「弾丸」の軌跡に沿ってイオンの「飛行機雲」ができて,その雲がDNAに小さな傷をつける,というイメージのほうが,より適切な気がします.
あと,細かいことですが,DNAの「転写」ではなく「複製」の話ではないでしょうか.
あげ足とりごめんなさい.
夏休みは北海道に滞在する予定です。
木下さんは、九州を推していらっしゃいますが、北海道も危険と考えての話ですか?
また、九州沖縄北海道くらい距離的に遠く離れないとDNA修復に意味がないと思われますか?
2ヶ月の乳児を母乳で育てているのでなにか情報があったら教えてください。