「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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安倍総理、原発収束の事実上撤回について。被曝関連、特に甲状腺で、医師にかかる時の注意(少し改定)。

2013-03-14 02:00:59 | 福島第一原発と放射能

事故から2年が経過して現況を語ります。残席30席を切りました(表示の通り)。  

3/20(水・祝)木下黄太講演IN横浜 「健康被害の現状と放射能防御」 

 18:30開場19:00開始(~21:00予定) 関内ホール<小ホール> 

申込詳細→http://kokucheese.com/event/index/78824/



首都圏は、きのうは風塵がおきたそうです(成田空港など)。煙霧に続き。気象用語の勉強が、ある意味、こんなにできる事態が頻繁におきて、ほんとによかったですね。マスクも、眼の防護も首都圏は必須ですね。

甲状腺などの診察関連で、過去にも書いている内容ですが、一部変更しました。再確認の為。

①過剰に「被曝」のことを言い募らない。大半の医師は認識がない。(あなたの言葉が過剰反応を誘うことも。)
 
②甲状腺関連の学会の医師を、最初は避けた方がよい場合がある。(患者とのトラブルは所属医師が多い、学会内の情報に左右され自粛する。)
 
③まず医師の技量などの水準確認を。(被曝対応よりも、医師としての基本能力がない医師はダメ。これは常識。)
 
④検査を受けるクリニツクの診療が別ジャンルを狙う。(エコー検査ができるところ。狙い目は耳鼻科等で探す。)
 
⑤みつかったのが、のう胞なのか結節なのかきちんと確認する(そこからはっきりわかっていないケースが多数。わからないことは聞くし、少しは勉強していきなさい。頼むから。ちょっとは真剣に。)
 
⑥小さいのう胞の有無等も、数なども細かく確認をする。(そうした、のう胞をきちんと認識していない医師も存在するので。まず昔のエコー機械でも確認できた一ミリ以上のものを確認。三ミリ以上はさらに要確認。)
 
異常発見⇒更に専門病院へ。(明確な結節、良性腫瘍は甲状腺専門の病院で確認。もう異常ですから。)
 
エコー検査ができるか事前に対応は確認する。エコーの機械の新しさも来院時に確認。
(まともな個人クリニックは答えますし、ここ数年の新しい機械なら精度が違う。)
  
⑨身体症状の他の異変は医師に細かく伝達。(疲れ易い、のどが腫れる等。医師に判断材料を適切に提示する。)
 
⑩医師に過剰に頼らない。(被ばく診療の経験のある医師はいない。ないものねだりで、妙薬ばかり探し求めるな。)
 
⑪必ずデータは自分で確認すること。(検査データをもらうのは当然。エコー画像も可能なら極力もらうこと。)
 
⑫初期被曝のある方、結果に何か出た方は定期的にチェックする。(最初は三、四か月毎の確認が望ましい。)

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 安倍首相が、冷温停止だが、収束とは言えないと、原発事故の問題に関してコメントしているのは重要です。下記は産経より。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130313/plc13031322240017-n1.htm

安倍首相、原発事故収束宣言を撤回

2013.3.13 22:20
 衆院予算委員会は13日、東日本大震災からの復興に関する集中審議を行った。安倍晋三首相は、野田佳彦前政権が平成23年12月に表明した原発事故の「収束宣言」に関し「地域の話を聞けば政府として収束といえる状況にない。安倍政権として収束という言葉を使わない」と述べ、事実上撤回する考えを示した。
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自民党だから、信じる信じないとか、再稼働の為だろうとか、いろんな見方はできますが、現況の福島第一原発の厳しい状況に対して、政権サイドから、見直しの文言が出てきていることは、サインとしては大切だと僕は思います。こうしたことが、話されること自体、2年の時間を経過して、福島第一原発が、なんら改善の気配がないことは明らかになっているということです。結局、放射性物質の拡散を押しとどめるために、有効な手段はほとんどなく、水冷による汚染水を、海に排出する以外に方法はないと言う時点で、手は積んでいます。建屋内部の主要部分が高線量過ぎて十分な作業がままらないことも含めて、時間経過とともに「無理なものは無理」というあたりまえの話はどんどん露呈します。

 こうしたことを文言として、すこし認め始めたところから、大きく政策転換するまでには、まだ時間経過は必要と思いますが、実は後戻りは逆にないと思います。それだけ、現場は過酷な話しかありません。

 そのうえで、健康被害は、3年目には、よりはっきりと露呈してきます。これは時間経過とともに残酷な結果が待ち受けているしかありませんから。首都圏という大規模人口のエリアがどうなるのかが、さらにシビアに響きます。

 そうした中できのう、「低線量セシウムが無害」「福島県全域の避難を解除し、全ての県民を家に帰すべきだ」などと国会質問で仰った「維新の会」西田譲議員は元自民党県議で、千葉の八千代市が地盤です。

彼の地元の八千代市は、首都圏でも汚染されているほうのエリアです。
放射能防御プロジェクトのデータです。

 2011.06.05 公園八千代市緑が丘 セシウム合算1299Bq/kg    
 2011.06.04 植え込み八千代市村上南    1244Bq/kg

自分の足元が汚染地ですから、セシウムの害がないことにしたいのでしょうし、それをさらに、橋下市長のようなやり方が通る政党にいると、増幅する結果になっていると思います。これについて、こうした狂気が簡単に発言される状態が、如何に違和感が大きいかを、みなさんで確認しておけばよいと思います。
 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」 

健康被害と思われる症状が、深刻化しています。報告相談はまずメールを。  

僕のメールアドレスnagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、 血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの 数値も確認した方が良いと思います。

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岐阜県内の土岐市にある核融合科学研究所の「重水素実験」について、下記のメールが届きました。多治見市が同意しないと、実験が行われないため、この多治見市への働きかけが焦点です。知らない方も多いと思いますから、内容を確認して下さい。

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住宅地間近で放射性物質のトリチウムを大量発生させる実験が行われようとしています。

市長、知事が決断を下すまで、時間がありません!

どうか多治見市、岐阜県知事、多治見市の議員へ電話、メール等で反対の声を届けて下さい!!

多治見市役所http://www.city.tajimi.gifu.jp/index.html

岐阜県知事http://www.pref.gifu.lg.jp/kensei-unei/chiji/mail/mailForm.html

多治見市議員(市外局番は0572です)http://www.city.tajimi.gifu.jp/gikai/news/profile/index.html

 岐阜県内で今月、核融合反応が起きる実験への同意書の調印が行われます。私はこの件に関して、どこかの団体に所属せずに、個人的に、多治見市、多治見市議員、岐阜県へと電話やメールなどで実験反対の声を挙げておりまして、

現地の団体さん等ともお話させて頂きました。ですが、悲しい事に流れが余り良い方向へ向かっておりません。

多治見市、岐阜県知事に声を上げる人数が少ないようなのです。

必死であちこちへ電話やメール、お手紙、FAXと拡散のお願いをしておりますが、

残念ながら私の出来る範囲では、声を挙げてくれる人数が余りにも少ない様に感じます。

また、実験は口実で本当の目的は「高レベル核廃棄物埋設施設」と言われております。

※この地区はかつてウラン鉱山がありました。

地下に“研究施設”のある地区なら、搬入した放射性物質を線量計が感知しても、「実験」を隠れ蓑にできます。

また、水爆の問題がつきまとう 本当に恐ろしい実験です。

ノーベル賞受賞者の小柴昌俊さんも、実験反対のお手紙を市長へ出されている程なのです。

手紙には現在使われている核分裂の発電施設から発生する中性子の10倍も高いエネルギーの中性子が出ることを防ぐ方法が全くないなどと記され、小柴さんは新聞の取材に「現状での実験は時期尚早」と話したそうです。

 補足ですが、核融合科学研究所は1年間に4億円もの電気を使います。

更に、補足ですが、核融合の研究は何故か復興予算を42億円使っています(土岐市の研究所ではありませんが)

 

 

 

 




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17 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 私の甲状腺癌手術までのいきさつ (koba)
2013-03-14 05:35:19
 私の甲状腺癌手術までのいきさつ。簡単ですが参考まで。 
3年半前、健康診断専門の医療機関で見つかる(自費)。
精密検査を総合病院で受ける。最初診断したのは ベテランの内科医(彼がエコー 細胞診)エコーだけで癌と確信していた様子。癌だった。同じ病院でMRI。
専門病院受診へ(広島市民病院) やっぱり癌。 医師は持って行った資料見ただけで 3か月後手術しようと すぐ手術室を予約。
で結論。 特に、甲状腺専門の病院へ最初から行く必要もありません。木下さんも言われているようにこちらもちょっとした作戦も必要と思います。異常あればこれらずっと保険で受診できますから。
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安倍さんと自民党公約 (Unknown)
2013-03-14 07:08:25
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/03/13/6745444

TPP全体反対と言っていたのが、コロっと政権取ったら参加と騒いでいます。
反対しないと脱原発も出来なくなります。

>3月15日(金)19:00~21:00 「経産省前抗議&周知」
<STOP TPP!! 経産省前アクション>
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Unknown (Unknown)
2013-03-14 07:18:01
子供を甲状腺専門病院に連れて行こうと調べましたが、年齢制限があり(確か18歳?)受診できないところがありました。そういうこともあります。
また、甲状腺関係の血液検査は高額なので、一般の健康診断に組み込むことができないと聞いたことがあります。
甲状腺関係の血液検査は、甲状腺の専門病院以外でできるのでしょうか?子供は定期的に詳しい血液検査をしておりましたが、甲状腺関係は一度も調べたことがないです。
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広域瓦礫処理予算削減 (Unknown)
2013-03-14 07:44:03
以前、会計検査院の意見箱がコメント欄に掲示されていましたが、財務省にも同様のものがあります。広域瓦礫処理を3月末で中止させるべく意見を出しましょう。

ttps://www2.mof.go.jp/enquete/yokusei.php

ttps://www2.mof.go.jp/enquete/yosan_opinion.html

維新の党を選挙で負けさせるようがんばります。彼らの危険性、大阪市の瓦礫処理の実態をいろいろな場所で話していきたいです。大阪瓦礫処理の被害が数年後明らかになったとしても、橋下は「俺を選んだのはお前らだろう」と開き直るだけでしょうから。
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Unknown (Unknown)
2013-03-14 09:43:19
九州博多で立て続けに2人亡くなりました
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西田議員のアホぶりにあきれる (千葉から避難組)
2013-03-14 10:21:58
西田譲議員も野田も千葉ですね・がっかり・・
八千代から西日本に避難した方が、汚染が少ないと思われた所で1500ベクレル/Kg以上あり、八千代に残った3人の家族はみな難病になってしまったとのこと。
ご自分も持病が悪化し命の危険を感じたので予定を早めて避難したとのこと。

そんな所で本気で西田議員は自分の子供に被害が無いと思っているのかな?
それとも権力、金に目がくらみ、家族は捨てたのか?。

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最悪 (まつ)
2013-03-14 10:29:38
昨日の西田議員の質問は、聞いていて、怒り心頭でした。
県外避難者差別も甚だしい。
「微量のセシウム」などという言葉も、無知としか言い様が無い。
しかし、それだけ追い詰められているとも取れますね。
県民の被害が目立ち始めているのでしょうか。
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【今年の現時点で東京の風疹患者 去年1年間を上回る~深刻な免疫不全】 (TM)
2013-03-14 10:39:20
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130313/t10013182931000.html

妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある「風疹」
の東京都内の患者数が、すでに去年1年間の数を上回り、
専門家は、春休みなどで人の移動が多くなるのに伴って、
流行が東京から全国に広がるおそれがあるとして、
注意を呼びかけています。

東京都感染症情報センターによりますと、
都内で今月10日までの1週間に風疹と診断された人は137人で、
ことしに入ってからの患者数は合わせて762人となりました。
これは、去年の同じ時期の50倍で、
過去5年間で最も多かった去年1年間の患者数672人を
すでに上回っています。

風疹は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、心臓などに
障害が出るおそれがあり、去年10月以降、
6人の赤ちゃんに障害が出ています。

妊娠中の女性が風疹に感染したケースも相次いで報告されており、
東京都は、夫など妊婦の周りの人が予防接種を受けるよう呼びかけています。

********************

感染症に関しては、
「RSウイルス感染症」のみならず
「細菌性髄膜炎」
「マイコプラズマ肺炎」
「無菌性髄膜炎 」
「伝染性紅斑」
「急性出血性結膜炎 」
「手足口病」

と各種「感染症」の異常増加率。

多くの都民が
Cs-137で胸腺破壊
⇒リンパ球T細胞がない状態(免疫不全)
に陥っているのではないでしょうか?

更には
【マダニ感染症、合計8人感染(死者5人、3人は回復)~新たに3人発覚】
【人食いバクテリア国内激増中、30代で突然死も
~2010年度の約3.6倍】

終局的には日本民族の存亡に関わる
深刻な段階に突入している気配。

従来以上に既存の活動を活発化させて
ください。私からのお願いです。
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メールしました (一市民)
2013-03-14 11:32:13
多治見市と岐阜県知事にメールしました。
ごく短文ですが、何もしないよりはいいかと思って
送信しました。重水素実験が中止される事を祈ってます。
返信する
西田譲 (西田譲)
2013-03-14 12:45:55
義父は暴力団の大物

原発も裏社会とのつながりがある

そいう背景がある
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