「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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仙台の講演会で三百人近くが参加し、ガレキを拡散処分してほしい人は一人もいませんでした。

2011-12-14 15:18:11 | 福島第一原発と放射能

 僕に対して、「あの人がこう言っているから、この人がこう言っているから避難しなくてよいでしょうか?」という類の問い合わせが、非常にまれですが、きています。勝手にしてください。というか、本質的に失礼です。僕はこの問題に懸念を持っている、他の専門家の批判をすることが、仕事ではありません。そういう方たちと見解が異なっても、僕はまったくなんとも思いません。僕は、僕の判断をお伝えしているだけで、本質的にどのように考えていくのかは、みなさん個人個人の人生の問題です。それは、みなさんの人生であって、みなさんの人生の判断は結局は自分がするしかありません。僕は僕の人生は結局僕が決めますし、僕の大切な、本当にごく少数の人間の話であれば、ぎりぎりまでコミットメントしていきますが、世の中の大半の人たちの個別の人生にはコミットメントしていくはずがありません。こんなことは最初からわかっていることで、なんでこんなあたりまえのことも認識せずに、執拗に聞き続けてくる人間がいるのかという事は、僕はものすごく懸念します。どこまで「思考停止」はひどいのか。放射能を安全という「思考停止」がひどいのは、言うまでもないですが、、放射能を危険と考える人たちも「思考停止」したがっている人々がいるということです。今回の事態は平時ではありません。戦時です。そうした異常事態に、思考がきちんと対応しない人々は、ある意味深刻な人たちだと思います。自分の頭で、自分で判断するしかありません。本質的に、僕が問いかけている話と、違う見解をご自身が採用されるのは、まったく自由ですし、僕からとくに言うことはありません。それは、あなたの人生ですから。ぼくの見解を採用しようが、採用しまいが、それは、あなた個人の判断です。

 僕が問い合わせのメールを受けて、電話を聞いているは、深刻な健康相談があったり、個別具体事例の細かい話でお話をしたほうがよいことがあったり、直接の情報提供をいただけることもあるので、オープンにしているだけであって、見知らぬあなたの人生を決める作業を僕がしている訳ではありません。これは、あなたが決めることであって、僕が決めることではありません。こんな当たり前のことも認識せずに、しかも他人の見解と僕の見解の違いの差を、僕に問いただしてくる無神経な感覚は理解できません。というか、迷惑です。僕はまともな人の話はおききしますが、そういう本質的に身勝手で失礼な人間の話を聞くほど暇ではありません。

 放射能被害という事柄は、人間の本質的な部分をクローズアップします。露骨にその人間の本質がクローズアップされます。迷うタイプの人はさらに迷います。醜悪な性格はさらに強まります。放射能という目に見えない存在への懸念は、いろんな人々が、本来はどういう人であるのかを曝け出します。これは、ある意味、恐ろしいことです。怖いことです。僕は自分自身のある種の変容にもそれを感じることはありますし(自分の本質的なことの露呈と言う部分に関しても)、身近な人たちの言説が、実はその人の本質的な性格が強まって出ていることをよく感じます。幸いなことに、最も近い数人の人は、それでも僕が知っていた性格がさらに強まっているだけなので、今までと本質的な関係に変化はありません。そのままの感覚です。まだよかったと思います。しかし、以前すこしは知っていた人たちが、実際はこういう人なんだなとあきれることは多くなりました。人間の中身が露呈されると、知らなくてよかったことを知ることになりました。それは、耐え難い感覚も含んでいます。東京の社会の中で、表面上のビジネス的な関係というのが、本質的な人間関係としては、まったく重要ではないということは、前からわかっていましたが、この事故の後、さらにそう思っています。人間の本質を、放射能が曝け出す事による副作用は、実は大きなものだと僕は思います。

 きのう、仙台市内で講演会を二回行いました。元々六十人規模の会場設定から、百八十人規模の会場に変更し、そこも満員となったため、夕刻に別会場を設定し、結局三百人近くの皆さんに語りかけることになりました。いろんなことで懸念しながら、会場に伺いましたが、首都圏以上に、放射能被害を適正に考えていこうとする皆さんが、宮城県内は言うに及ばず、山形、秋田、岩手、青森、さらに福島県南部などからおいでいただいていて、こんなに東北の皆さんの中で、放射能被害をどう防いでいくのかを真剣に考えている人が多くなっているのかを実感しました。皆さん、震災の被害を多かれ少なかれ受けている方が多いのですが、おそらくそこから、放射能被害に向き合うスタンスができつつあるような感覚かもしれません。夏前に首都圏で講演会を行ったときのような感覚でした。来場されている皆さんの間でも、ここからつながって、いろんな対応をしていきたいという思いが多かったです。

 この仙台市内は平均して500Bq/kg程度の汚染で、感覚的には世田谷区と同程度の汚染と思います。空気感は世田谷よりましだと思います。宮城県の仙台以外は、宮城南部の福島近接エリアの調査を行っていない状態で、900Bq/kg程度の汚染が平均値と思います。こうした汚染を、どう考えていくのかが、ポイントになります。

 また、一番驚いたのは、会場で、僕から宮城や岩手のガレキ処理のことを聞いたときに、「汚染されていないエリアでガレキを処理してほしい」という声は一つもありませんでした。「人を受け入れる。ガレキは受け入れない」という考えの本質を皆さんに理解していただいていて、西日本や北海道の安全をどう担保するのか、人の移住の受け入れ、安全な食糧生産という命題が大切という認識でした。自分たち東北の住民が安全な食料を食べるためにも、安全なエリアを確保してほしいというごく当たり前の感覚です。被災地であるはずの、東北の人々の、こうした当たり前の感覚を、どうして理解しないのかわかりません。いったい、だれが西日本などでガレキ処理をすすめたいのでしょうか?それが政治家や業者の利権構造に深く結びついている疑いがさらに強まるだけなのです。

 放射性物質を付着しているものは、汚染されていないゾーンで、処理をすることは、さまざまなまずい問題を引き起こします。放射性物質は基本的に移動させてはなりません。この根幹的なことを無視する輩はまともな人々ではありません。

 

追記

 仙台若林区のエリアは、どうしても確認したかったので、車で確認しに行きました。僕の生涯見た映像の中で、空撮で、普通の平野部を津波がゆっくりと飲み込んで、ことごとくつぶしていく状態ほど怖かったものはありません。怖いということを超えた恐怖です。あの地の、海岸縁には木製の慰霊塔が立っていましたが、根こそぎ何もない状態でした。同行した仙台に当日いて、直後に避難した女性は「発生後はじめてここにきた。知っている場所がここまで変わったかと思う。ここでよく海水浴を子供としていたのに。」と話していました。

ご冥福をお祈りします。

 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp  


  ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

====================================
埼玉県志木市でも講演会
 
「木下黄太講演会 in 埼玉県志木市 福島第一原発事故後の今」
 
日時 12月18日(日)
時間 18時15分~20時15分(質疑応答含む)
場所 しきふれあいプラザ(丸井ファミリーフォーシーズン志木8F)
    
 東武東上線志木駅東口徒歩1分(マルイファミリー志木 志木駅改札を出て右手)ふれあいプラザ専用の駐車場はありません。丸井地下の駐車場(市営)もしくは近隣のコインパーキングをご利用下さい。なるべく電車でお越しになることをお勧め致します。
 
              
参加費: 一人500円
※保育対応別途あります。お子様連れでのご参加もお待ちしております。

ご予約お問い合わせ
kodomosukoyakashiki@yahoo.co.jp
吉川


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41 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ファニーさん ()
2011-12-19 00:35:19
温かいカキコミありがとうございます。
私のように感じている人が多くいること、私一人ではないんだと改めて感じました。
原発事故によって人間関係が大きく変わった人は
多いんですね。。
離婚された方も多いようですし、本当に恐ろし現象です。
でも、子どもたちの未来のために負けていられませんね!
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先日は失礼しました (大阪在住)
2011-12-16 19:54:40
先日は、くだらない事で電話してしまい、申し訳ありませんでした。放射能に関しては、身近
で話ができる人、危機感を持っている人がほとんどいない事、放射能汚泥や、腐葉土や汚染瓦礫の全国拡散の問題もあり、比較的安全圏と思われるところで今の所 健康ながら少しヒステリックになっていた様にも思います。頭を冷やしました。このブログを読み始めた初夏よりも、逼迫度は格段に増していて、違う次元に入っているのだと反省しました。
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「仙台より」様へ (ファニー)
2011-12-16 00:00:41
同じく仙台より避難した者としてひとことだけエールを。
仙台いいところですよね。人もいい。1年も住まなかった私でさえ出るのが辛かったです。
でもご自分の人生です。不安に怯えながらの人生ではなく、新天地でチャレンジなさる、勇気ある素敵な結論だと思います。新天地で素敵な人生が待っている事をお祈りします!

ちなみに私達は、避難したのがよかったかどうかというレベルではなく、住み続けるという選択肢自体が考えられませんでした。有事にこそ自分の直感を信じる、意外と大切なことだと私は思います。
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宮城県知事は環境テロリストです。 (しばいたろか2011)
2011-12-15 22:49:34




宮城県知事

「放射線調査はやらない方がいい。やっても余計に騒がれるだけ」

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/news/1323934908/

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島田市へ電話しました (Unknown)
2011-12-15 22:43:12
すでにコメントされている方もおられますが、もう少し詳細をお知らせします。

新聞記事になった受け入れ正式発表は知事がある会合で受け入れに前向きと発言した場に記者が居合わせ、それが正式受け入れと記事になった。
現段階ではまだ正式決定ではない。
22日に市町村の首長会議で、県として受け入れを要請し、手を挙げる町村があれば、その地元へ説明会を行い、合意が得られれば、燃やす。
という運びだそうです。

22日になる前に焼却施設のある市町村へ電話やメールで危険を理解して頂くよう、頑張るのが良いと思います。

また、静岡県はすでにお茶で甚大な被害を受けており、これ以上の被害を出さないためにもお茶の組合(島田市と掛川市)へお願いしました。
日本人にとって欠かせない日本茶の最大産地。可能ならば来年は新茶が飲めるように・・・という希望も打ち砕くのが瓦礫受け入れです。
地元の方の健康被害はもちろん、農産物やお茶・・・これ以上汚さないで!!!

電話やメール地道な作業ですが、せめて出来る事を一人一人がやりましょう。

そして電話の向こうの方へ抗議というニュアンスではなく、同じ危険にさらされている国民の一人として話してみてはどうでしょう。
確実に被害を被るのは現地の人ですから。
そして皆健康を守る権利があります。
よくご存じない方には丁寧にわかりやすく危険をわかってもらうように。
そうすれば、一人ひとりの意識が変わるはずです。
島田市の窓口の方はとても感じの良い対応をして下さいました。

そしてこちら、少し嬉しくなりました。低線量被ばくのリスクについてやっと声をあげたようです。
是非読んで下さい。http://kyumei.me/?p=441

木下さん、いつも感謝しております。
ご存じと思いますが、人間の成長ホルモンは11時から3時位(とにかく深夜)に分泌されます。
私も夜型なので人の事は言えませんが、汚染地域に出入りしてそれなりの影響があるかもしれない事を思えば、なるべく成長ホルモン分泌時間には眠った方が良いです。ホルモンを分泌させ免疫力を上げないと、この冬はみんな病気になり易いかもしれません。
基本的な生活をちゃんとしないと、いくら内部被ばくに気をつけてもダメかもしれません。
肥田先生がしっかり指摘されておられます。
私も早く寝るようにしないと・・・

木下さん、倒れないで下さい。

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埼玉県知事 がれき受け入れ表明 (がすぱーる)
2011-12-15 21:24:23
埼玉県知事がガレキ受け入れをプレス発表しました。産廃中間処理施設と最終処分場のある地元に何の打診もせずにです。(もちろん、されても受け入れ反対しますけど・・)
抗議のメールを送ったら「被災地のすべてのガレキが放射能に汚染されているわけではありません」とのお答えでした。

唖然・・・

こちらの土壌調査、航空機モニタリングや一般廃棄物焼却灰でセシウムが検出されているのに。


文科省の航空モニタリングや環境省の一般廃棄物の焼却灰で高濃度が報告されているのに!!

秋田市で環境省の人が「ガレキは104ベクレルで、焼却すると5000ベクレルになるだろう。でも8000以下だから大丈夫」と説明したとの新聞報道もありました。

埼玉も既に汚染されている、これ以上の汚染はさせない!
日本中を広く薄く汚染させてはいけません。
なるべく汚染を封じ込めて次の世代に手渡すことが今の私達のやるべきことだと思います。
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新潟県民さん> (まつたけ)
2011-12-15 10:39:30
携帯から失礼します。

>瓦礫受け入れの検討を表明している長岡市や柏崎市の市長はいずれも、自分達は中越、中越沖地震の時の恩返しをしなければ、てな事を言っておりますからね。

だったら福島の子供たちを受け入れるべきであって、瓦礫は要らないんですよね。

福島の子供たちは被曝しているのに、「未来のある子供」よりも「処分する場所すら見つからない瓦礫」を優先して暗に脅迫するような利権優先の国は滅亡するだけですね。

腹が煮え繰り返ります。
西日本在住ですが、受け入れるのは何かを間違っているそちらの市長あてに、クレームをつけます!
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静岡県、島田市の皆さま (カイル)
2011-12-15 10:33:24
島田市災害瓦礫受入れの件について問い合わせを致しました。詳細は別途コメントします。

22日に調整会議が行われるとのことです。
正式な住民説明会の予定はなく、個別対応だそうです。賛成意見も多くよせられていることからの判断のようです。公の場での反対表明はできないまま進んでしまいますので、なるべく多くの方に電話やメールで意見を伝えていただけたらと思います。

取り急ぎお願いのみで申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

やはり自治体というより知事の受入れ意志が強く、要請も強いようです。
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広島は`がれきの受け入れ難しい” (nikita)
2011-12-15 10:29:16
NHKニュースより

“がれきの受け入れ難しい”
広島県の湯崎知事は、14日に開かれた県議会の一般質問で、東日本大震災の被災地で出たがれきの受け入れについて、「放射性物質への県民の不安を払拭し、理解を得ることが必要だ」と述べた上で、現時点では、広島県内への受け入れは、難しいという認識を示しました。
東日本大震災によるがれきは、被災地だけでは処理しきれないため、被災地以外の自治体での受け入れが求められていますが、放射性物質への不安から受け入れ先の確保が進んでいません。
この問題について、湯崎知事は、14日の県議会の一般質問で「被災地での処理能力が不足しているという現状をみれば、基本的には最大限、協力すべきだ。ただ、放射性物質への県民の不安を払拭し、理解を得ることが必要で、現段階では慎重に対応しなければいけない」と述べ、現時点では、広島県内への受け入れは難しいという認識を示しました。
その上で、湯崎知事は「放射性物質の安全や処理については、国民の理解が得られる全国一律の基準が定められなければ、広域処理が進まず、そうした基準を定めることが国の責務だ」と述べ、放射性物質を含む廃棄物の処理方法について、国が率先して処理基準を示す必要があるという認識を示しました。

12月14日 18時48分

http://www.nhk.or.jp/hiroshima/lnews/4004202761.html

とりあえずは安心ですが、まだまだ監視し続けねばならないと思います。
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祈さん、私も同じ思いです (ファニー)
2011-12-15 09:58:33
祈さん、お父様のことを読んで涙がでました。あなたは孤独ではありません。私の周囲でも実際に避難している人はゼロです。2人の幼児を抱えてホットスポットに住む友人には震災直後から危険を呼びかけていますが反応なし。幼児がいるだけに怒りすら覚えます。
私も「本来見なくてすんだ部分、見たくなかった部分、を見させられた」思いです。

どちらに避難されているのか分かりませんが、同様に避難されている方のブログとか見つかりませんか?私は偶然、同地域に避難してきた方のブログを発見し、地域情報の交換なども含めて楽しく読ませて頂いています。その他、地域で活動していらっしゃる方は必ずいますから、そんな方達とたまに情報交換するだけでも嬉しいものですよ(私は木下さんの講演会で知り合った方と今もメール交換しています)。

北海道の泊原発の話ですが、「札幌市議会でのプルサーマル白紙撤回も全会一致で可決」というニュースを見ました。喜ばしいことです。「脱原発北海道ネットワーク」さん達が頑張って下さっているようです。
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ありがとう・・・ ()
2011-12-15 09:10:38
るるさん、決断力さん、ありがとうございます。
温かい言葉を拝見して、心も温かくなりました。そうですよね、少なくともここを訪れている方たちとは心が通じていると思っています。
ここのカキコミを読んで「皆、頑張っているんだ!」って毎回元気が出ますもの^^

避難して健康を優先し、孤独でも頑張るのか…
被ばくしつつ病気を発症しても、慣れ親しんだ土地と人間に囲まれて生活するのか…
一瞬でも天秤にかけてしまった自分に驚きました。
孤独ってそれくらい辛いものです。
物理的には一人ですが、心は通じている。
それは孤独ではないですよね。
今は戦場だけど、これからもっと日本は良くなると信じて頑張ります。
温かいお言葉、本当に救われました。
ありがとうございます<(_ _)>
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訂正 (upset)
2011-12-15 07:38:31
変換ミスでした。「正:返送、誤:変装」。
「②流山の焼却灰は日本各地で埋め立てに使用されていたが、基準値を超えたため各地からJRコンテナに積められ(変装でなく)返送されてきていること、」
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キコリーナ (全てにおいて共感いたします)
2011-12-15 07:37:05
多くの友人、親友と思っていた人にまで深く深く失望しています。
実際縁が切れてしまった人も多いです。
そして自分の「本質的な性格」が強まっていることも自覚します。
しかし、こんな自分で良かったと心から思っています。
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>静岡県西部在住さま (新潟県民)
2011-12-15 05:12:12
こちら新潟県も、似たような事情ではないか?と思っております。
瓦礫受け入れの検討を表明している長岡市や柏崎市の市長はいずれも、自分達は中越、中越沖地震の時の恩返しをしなければ、てな事を言っておりますからね。この二つの市は、かつて地震で発生した大量の瓦礫を、東北各県で処分してもらったらしいですから。
逆に穿った見方をすれば、その時の借りを返せ、と陰で国から脅されているのかも?
また新潟県は、数年前、そして今年と、大水害に見舞われましたからねぇ。それらの復興絡みで、国に借りを作ってしまっているでしょうし…。
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被災地に最新の焼却炉を (匿名希望)
2011-12-15 03:08:10
今日、ヤフーのトップニュースで現地の雇用がなくて困っているという話が載っていました。
現地に最新の焼却炉を新しく作るのが一番だと思います。

日本の技術を結集させて最新の大きな大きな炉をいくつか作れば、がれきも簡単に処理できるでしょうし、現地の雇用もうまれます。
わざわざ手間と輸送費までかけて遠くまで運ぶお金があるなら、除染なんてものをやるお金があるのなら、できるはずだと思います。
第一、まだ福島の原発が収束していない現時点で除染をやっても全く意味がないのはちょっと考えれば小学生でもわかると思うのですが。
収束していればまた話は違うのかもしれませんが。
だから除染のお金を炉の開発と建設、そして運用にまわせば一番色々がうまくまわると思います。
なぜ、そうしないのでしょうか。
理解に苦しみます。
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ありがとうございました (仙台より)
2011-12-15 02:19:06
仙台の講演会に参加させていただきました。ありがとうございました。
お話を聞き、また揺らいでいた気持ちを振り切り、3月で仕事を辞める決心がつきました。
人間らしく生きる選択肢をあきらめないでほしい、というようなお言葉に、心が晴れやかになりました。
瓦礫に関しては、絶対に汚染されていない土地に運んでほしくないです。
問い合わせしたところ、山形の南部では、宮城の瓦礫を受け入れているとのことで、川の上流に当たるし、比較的近い、汚染の低い日本海側を守るために、何かしたいと思います。
避難することにどうしても後ろめたさがあったのですが、自分が後から来る人のための足がかりになれればいいのか、と言い聞かせています。
震災の影響もあり、放射能の話題を出すのは、すごく気を使いますが、できるだけたくさんの人の考えるきっかけになれるよう、話していきたいと思います。
シンプルに考えること、自分の責任で考え行動することを、この震災で教わったなと思います。
そして、人を思いやる優しさにもたくさん触れました。応援メッセージを添えた物資に、元気をいただきました。本当にありがとうございました。
市民一人ひとりが声をあげることで、行政も変わっていくようなので、こちらのみなさんを見習って、またがんばっていきたいと思います。
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決断力さん (るる)
2011-12-15 02:09:53
返信ありがとうございます。
息子さんとの海外での避難生活、さぞ心細い事だろうとお察し致します。
私の周りでもそういった方々が何人かいらっしゃいますので、辛さ、不便さを少しでも分かち合える事が出来たらと私も微力ですが現地で活動しています。

私は海外在住して長いのですが、悲しい事に「自分さえ良ければいい、遠い日本で起きている事なので自分達には関係ない」といった対岸の火を見るような在住者もいない訳ではありません。
私の先ほどの問いは、そういった人達に向けての自問自答だったんです。
自分しか大切にする事が出来ない人間が如何に多いか...つくづく思い知らされています。

何が間違い、正しいかはさて置き、世界中が手を取り合って、協力して生き抜かなくてはいけませんね。頑張りましょう。
返信する
みな同じ思いですよ (決断力)
2011-12-15 00:56:28
祈さんとるるさん、同じように考えている人間は沢山いますよ。現にここに集っている人たちもそうです。私もそうです。私は9月に海外に母子避難しました。今は放射能汚染のない幸せを感謝する日々です。孤独感を感じるときがありますが、子供が健康で笑っていてくれる上でこそ成り立つ幸せ、寂しくはありません。しかし、夫は仕事の為に関東に残ってくれているのでとても心配です。
るるさんの、「自分さえよければいいのか」という問いはは間違っていると思います。「自分を大切にできない人間は、他人をも大切にできない」が正しいです。みなさん頑張りましょう。
返信する
受け入れたくない未来 (ばん)
2011-12-15 00:43:15
いつもブログ拝見してます。毎日、更新ありがとうございます。

昔からの親友が、
「放射能からは逃げれない。近い将来、知的障害や病気を持った子供ばかりが生まれるかもしれない。だけどその子供たちにとってはそれが《あたりまえ》になる、だから《不幸》とは子供たちは感じない。今までの幸せを知らないのだから。もう汚染を受け入れるしかない、何もできない」

と言っていました。ご近所のママさんと語り合った結果、だそうです。

私は 嫌だ、そんな事言って諦める前にガレキ受け入れ反対の電話をかけて欲しい、と言いましたが 無視です。

それ以来、放射能の話はその子にできません。これで、友達といえるのかな。

福島や、首都圏などにお住まいの方々の苦悩に比べたら私の悩みなんて 小さなことですが…

すみません、コメント欄 お借りしました。
自分は高知出身です。もう高知の魚は食べられません。
返信する
絶望の中で (Unknown)
2011-12-15 00:36:50
大阪府、独自のがれき処理基準 来春受け入れ目指す(朝日新聞)

大阪府は14日、東日本大震災で発生した岩手県の災害廃棄物(がれき)の受け入れに向け、専門家による検討会議で国基準より厳しい放射性物質の処理基準をまとめた。府は来年4月からの受け入れをめざし、今後、大阪湾への埋め立てを軸に具体的な処理策を検討する。

 松井一郎知事は同日朝、「府民の健康に被害がないという範囲であれば、被災地のみなさんを日本中で支えていかなければ」と語り、放射能汚染の影響がないと確認されれば、がれきの受け入れを容認する考えを示した。

府の専門家会議では、岩手県から府に運び出す廃棄物について、放射性セシウムの基準値を1キロあたり100ベクレル以下のものに限るとした。また、府で埋め立て処分が可能な焼却灰の放射性セシウムの基準値を国の「1キロあたり8千ベクレル以下」より厳しい「1キロあたり2千ベクレル以下」とする。


人生で初めて役所や政治団体へ反対の働きかけを続けましたが,結局市民の反対意見を考慮することなく,このままでは受け入れとなります。
放射能瓦礫が焼却により33倍も濃縮することをご存じなかった,7人の子持ちの橋下氏。
その7人の子供を転校させたくないとして,大阪市長でありながら市外にお住まいになり政務をとるそうですね。緊急時,市内に駆けつけて指揮なんてとれるんですかね?お住まいの地域と市内は寸断されそうなポイントがありますけど。
それだけ子供想いの父親なら,あれから放射性物質への子供への健康被害について勉強されたのでしょうか?
連日テレビ出演でお忙しく,そんな時間ないですか?そのテレビ出演では,ご自身の都合のいいことばかり仰って,瓦礫のことを一言でも話しましたっけ?
被災地の方は瓦礫の拡散を望んでおられない。
よほどの瓦礫受け入れ利権がおありですか?
現地に瓦礫を引き取りに行く産廃業者,瓦礫を全量くまなく調べて100ベクレル以下だけ選別するとでも?というか,出来ませんよ,そんなこと。

橋下氏,あなたが言い出した瓦礫受け入れ表明,あなたが責任を取って撤回して下さい。
さもなければ,私は来春以降,大阪を捨てます。
あなたの無知な決断で健康を害されるなんて,絶対に嫌ですので。
心の中に転居という退路を持っておかないと,はっきり言って気が狂いそうです。
放射能によって汚染される,それが予め分かっているのです。耐えられません。
日本全国,おかしいです。
無知な大衆が多数を占める民主主義は機能しないどころか,害をなします。
資本主義は命より金を優先します。
それが今の日本です。
返信する
Unknown (あぶろうど)
2011-12-15 00:22:09
府議会議員さんのブログに助けを求めている方のコメントがよくまとまっているので送ります。

こどもたちを守ってください!
投稿者:大阪市在住NR 2011年12月 1日(木) 15:25 JST

突然申し訳ありません。
どうしても子供たちや大阪市民の命を守っていただきたく、
お願いするためにコメントいたしました。

大阪で東北の放射能汚染瓦礫を受け入れる話が進んでいるようです。
 
大阪府第三回、第四回「瓦礫受け入れ検討会」をネット中継で見たところ、

「船で大阪港か堺港に運び、トラックで清掃工場や焼却場へ運び
汚染灰は大阪湾かどこかの陸地に埋め立てる。一日700トン、数年間で数十万トン」

という内容ですが、その中で

「運転手、船舶乗組員、作業員、住民の被ばくはさけられず、
どのくらい被ばくするか」、という計算をされていました。
(吸い込むことによる内部被ばくが最もこわいのですが、「内部被ばくはたいしたことがない」
「粉っぽいところの作業員のみ計算に入れる」という驚くべき発言もありました。)

「放射性廃棄物は当該地(現地)処理が鉄則」(児玉教授)

※「(放射性廃棄物については)過去の経験では、どこも引き取り手がなかった。住民や国民の感情を考えると、当該地(現地)処理を原則としないと、実際の処理が進まないということです」(東大アイソトープ総合センター児玉氏・NHKニュース深読みコメントより抜粋)

それが世界の常識で、チェルノブイリでも瓦礫は動かさなかったそうです。
そして今でも周辺では山火事に神経をとがらせてるとか。

なぜなら、セシウムは671℃でガス化し、微細な粒子となり大気中を舞うからです。

※日本鉱物科学会の報告(赤井純治氏)によると有機物・微生物に取りこまれたセシウムは焼却により確実に排ガス中に放出され(有機物・微生物に取りこまれたセシウムは有機物・微生物の燃焼と共に沸点671度でガス化する。通常ゴミ焼却炉ではダイオキシン対策のため焼却温度を800度以上としている)、更に微細な粘土鉱物自体に付着したセシウムも飛散する可能性があるとしている(セシウム挙動の4つのステップ)。その場合セシウム汚染が表層環境で長期にわたりリサイクルして継続する恐れもあると警告している。

原発事故時の放出された粒子は塵とくっついてマスクでまだ防げたのですが
高温で焼却された場合は粒子が細かくN95マスクでも防げないそうです。
粒子が細かいほど肺から体に取り込みやすいとか。

大阪府の「瓦礫受け入れ検討会」の中でも学者の方のひとりが、
「セシウムは気化しやすいからなあ・・・」とつぶやいておられました。

そして大阪府が安全性が妥当であると主張する清掃工場のバグフィルターですが、
放射能専用のものではないため、ガス化した放射性物質は除去できず、また、非常にこわれやすいため、こわれるたびに外へ放射能がもれる危険性が高いそうです。
※ (環境ジャーナリスト 青木泰氏のブログ記事)
「放射性物質はバグフィルターで防げるか」

また瓦礫焼却後の東京では
焼却場のある品川区で3~19マイクロシーベルトを記録。
(一般区民のガイガーカウンター)

最近では「品川から、横浜までの放射線量が上がり、屋内退避を」
というツイート、

清掃工場が爆発炎上のニュース。

清掃工場ではトラブルが多いそうです。
もしなにかトラブルや水害・地震などがあれば
それこそ近畿一円、二次汚染地域になってしまうと思われます。

(東京からのツイート一例)
【既に被災地瓦礫の受け入れ・処理を開始してしまった東京都品川区では、放射性物質飛散による住民の不安が増大しており、都外への転出も始まっています。外出の際は粉じんマスクを常時着用するなど、近隣住民に多大な損害、ストレスが発生しています。】

原発事故で汚染濃度の高い東京ですが、瓦礫の焼却により、現在は風向きによっては被災地以上の濃度になることがたまにあり、健康被害が出たり、危険を感じた人々が移住をはじめ、東京から人口が流出し始めています。

関東の健康被害報告(深刻です)→木下黄太ブログ

仙台では被災地の広大な瓦礫仮置き場に毎日数トン処理できる
巨大な専用焼却炉が3か月で完成したというのをテレビで見ましたし、
「がれき処理 新設備試験導入へ」 (NHKニュース)

という新技術も完成しつつあります。

今、あわてて汚染瓦礫を人口密集地である大阪市内で焼却し、みんなを被ばくさせることが
本当の復興支援だとはどうしても思えません。

大阪には子供たちも、赤ちゃんも、妊婦さんもたくさんいます。

汚染瓦礫を焼却すると放射能は33倍に濃縮され、汚染灰溶融でさらに2倍濃度になることは大阪府「瓦礫受け入れ」検討会でも指摘されていました。

トラブルがあった場合など、飛散する灰は濃縮された上、風により50~60キロ先へも拡散すると言う話もあり、そうなると周辺市町村はもちろん、住民の呼吸器からの内部被ばくは避けられず、京都や兵庫も被害を免れません。

大阪府の検討会で「セシウムの内部被ばくなんてたいしたことない」というような発言もあり、
みな恐怖を感じています。

セシウムは心筋にたまり心筋梗塞を、ストロンチウムは骨髄にたまり白血病を、プルトニウムは100万分の1g吸い込めば肺がんを引き起こすといわれる猛毒。

「最近出たロシアの論文によればセシウム137は遅効性でなく、その場で即心臓の筋肉に支障をきたすとある。」(肥田医師)
また肥田医師は、広島で多くの原爆症患者を診てこられて、

「がんだけが問題ではなく、放射能は、免疫力低下による集団感染症の発生や、脳にダメージを与えることで、知能低下、無気力を引き起こす」
とも指摘されています。

「おそらくは横浜ばかりではなく、神奈川、東京から岩手までかなりの濃度でストロンチウムがあると考えた方が良いでしょう。チェルノブイリでもそうでしたし、もともとの性質を考えても「セシウムあるところにストロンチウムあり」と考えるべきだからです。」
(武田邦彦教授ブログより抜粋)

最近になり、東京や横浜でストロンチウムが検出されるようになりました。原発から250キロ飛んだようで、東北の瓦礫に付着してないはずがありません。

「大量瓦礫ではストロンチウムは検査困難」と、前回の大阪府「瓦礫受け入れ検討会」で学者の方が発言されていましたので、大阪に来る瓦礫に関しては検査なしで受け入れになる恐ろしい展開になると思われます。

放射性物質は消えることがありません。何十年も、何百年も、その地にあり、風が関東各地にホットスポットを作り、人間の細胞を傷つけ続けます。(一秒に1000回遺伝子を傷つけるそうです)

「少量の汚染だから大丈夫と言われても、それが大量となると確実に住んでいるところはとりかえしのつかない汚染地域になります。」(武田邦彦教授ブログより)

現在、大阪府の考えられている安全基準づくりには、「内部被ばくの計算」も「食品汚染からの計算」も子供たちは大人の数倍影響受けるということも、東北から避難してきた方々の被ばく量の総量も、清掃工場のトラブルや水害・災害のリスクについて何も考えられていません。それで「独自の安全基準」といわれれば、もう大阪に住んでいることはできません。

また、ドイツ放射線防護協会では、
日本政府に対し、
「ドイツ放射線防護協会は、汚染食品の希釈流通や、被災地から出た汚染瓦礫のばらまきは、「希釈禁止」の国際的合意に抵触しており、焼却による煙突からの汚染、埋め立てによる海洋汚染で「第二のフクシマ」があらたに作られる。国民の健康を害し、子供に危険が迫る。即刻、この政策を中止せよ、と日本へ勧告。」
汚染瓦礫拡散は「放射線防護の観点からすれば、これは惨禍である」
とはっきりおっしゃっています。
(ドイツ放射線防護協会11月27日報道資料より・要約・抜粋)

私は瓦礫が運ばれてくれば、生まれ育った大阪から出るしかないと思い悩んでおりますが、

小さなお子さんを持つお母さん方や妊婦さんは、
どこへ引越せば安全か、非常に悩まれており、

また、東北や関東からすべてを捨てて大阪へようやく避難されてきた方々は、
「これ以上の被ばくはできない」と再度の他県への避難を迫られ、泣いていらっしゃいました。

被災地に安全な処理施設を迅速に建設し、その技術と費用を全国で支援するのが
正しい復興支援だと思います。

被災地の方の中には、
そうなれば雇用も生まれるのに.とおっしゃっている方もいるようです。

どうか、汚染瓦礫受け入れを反対してください。
もし市長が瓦礫受け入れ推進されている方でも、放射能の危険性や事実を伝えていただき、

みなさんが反対していただければ、

瓦礫は来ず、
私たちはいままで通り、この町でほそぼそと暮らせ、
大阪の子供たちは来年も放射能のない運動場で元気に走りまわれると思うのです。

私たちは、お金も何の力もない一般市民ですが、
「憲法:第3章 国民の権利及び義務 :第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
にあるように

「健康で文化的な最低限の生活を営む権利」くらいはあると思っています。

どうか私たちを、子供たちを、体の弱い人たちを助けてください!おねがいいたします。大阪市在住NR


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共感します (マリア)
2011-12-15 00:18:19
今戦時であること
一人一人が真剣にこの問題に取り組むこと

木下さんは当たり前のことを厳しさを持ってブログで伝えてくださっています。

自らの不安や弱さ、今までの日和見的な生き様があぶりだされてもそれに気づき今日から変えてゆけばいいのですね。

自分で判断し強く生きてゆこうと思います。ありがとうございます。
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中川翔子や辻希美に紫斑・鼻血 放射線障害か (大阪市民)
2011-12-15 00:18:03
昨夜の東京の杉並区の小学校の9万ベクレルの放射能検出もですが(福島の郡山の焼却灰でさえ2万ベクレル)
東京の芸能人達にも紫斑が出来たり鼻血が出ていると、ブログで写真付きで公表していますね。

木下さんがずっと言い続けている通り、東京は福島よりも汚染されている所がたくさんあるのがハッキリしました!!

群馬大の早川教授が、最新版の放射能汚染マップをブログで公表しましたが、
東京は21日に放射能プルームが直撃しています。

東京の環境省の職員や細野も、相当な被曝していますから、
意地でも放射能瓦礫を全国にばら撒いて全国民を道連れにしよとしていて、恐ろしいやつらです!!

絶対に大阪で瓦礫を阻止して、西日本への瓦礫の流入を水際で食い止めたい!!

そのために今日も活動していました。

木下さんも講演会で全国を飛び回って、ネットでも情報発信を続けていて、
休む暇もないでしょうが、3月に活動が終わるまでは一緒に私も闘わしていただくつもりです。
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Unknown (あぶろうど)
2011-12-15 00:17:42
下記 ニコニコニュースからです。

大阪府民や 大阪府の焼却場の境界近くに住む他府県の方々などに、全く情報が知らされないまま 瓦礫処分が行われようとしています。
デモの様子やこういう情報が 全くTVニュース報道されない というのは本当に民主主義国家なのでしょうか?

大阪府で瓦礫処理が始まるのも時間の問題です。全国の皆さん 大阪各市に抗議のメールや電話、
議員さん・JA大阪・大阪漁連などに情報をお願いいたします。
お子さんのいる方々にtwitterなどで情報を拡散することはできないものでしょうか?
大阪人はこんな事が起きているなんて多くの人が知らないと思います。 

*****

東日本大震災で岩手県で発生した災害廃棄物(がれき)の受け入れに向け、処理指針を作る大阪府の検討会議(座長・山本孝夫・大阪大大学院教授)が14日、府咲洲(さきしま)庁舎(大阪市住之江区、旧WTC)であった。府は会議での意見を踏まえ、早ければ年内にも処理指針を決定する方針。

 今月7日の検討会議が傍聴者の不規則発言などで打ち切られたことからこの日は、検討会議と同じフロアの別室にモニター視聴のための部屋が設けられ、市民ら約35人が傍聴した。「燃やしていいの?そのガレキ」などと書かれたプラカードや横断幕などを持ち込む傍聴者もいたが、職員の指導で掲示は認めなかったという。大きな混乱はなく、傍聴者は熱心にメモを取るなどしていた。大阪市平野区の主婦(36)は「子どもを持つ身としては、がれきが放射性物質を含んでいる可能性があり、受け入れるのは心配だ」と話し、「別室でのモニター視聴は論外。会議でも質問の場を設けてほしい」と話した。

 府が作成した骨子案などによると、岩手県から出た木くずや廃プラスチックなど可燃廃棄物を中心に船で運搬。陸揚げした後、受け入れに応じた府内市町村の焼却施設などで焼却処理し、府内の最終処分場で埋め立てる。

 放射線の影響を考慮し、密閉式コンテナで輸送する。一般人の年間積算線量を基準として「作業従事者らの線量限度を年間1ミリシーベルト以下」とする方向。府は指針策定後、市町村との協議に入り、受け入れ量や開始時期などを決める。

 府は最終処分場の一つとして、近畿2府4県などが出資する「大阪湾広域臨海環境整備センター」(大阪湾フェニックス)の大阪沖埋立処分場(大阪市此花区)を検討している。橋下徹・新大阪市長は8日、記者団に「焼却灰が海に流れ出す危険性がある。焼却灰の基準や海に持って行く時の課題を検証する」と話している。

*****

杉並区では希釈OK~だそうです。

日本は狂っています!
人々が健康でいられる事より、みんなで瓦礫を分かち合い・見えない所で放射能を拡散する事の方が大事なのでしょうか???

東京都杉並区は13日、区立堀之内小学校で、校庭に敷いていた芝生の養生シートから、1キロ当たり9万600ベクレルの放射性セシウムを検出したことを明らかにした。

国が焼却灰の埋め立て基準として定めている「1キロ当たり8000ベクレル以下」を10倍以上上回っている。
区が環境省に問い合わせたところ、同省は「シート1キロに対し他の廃棄物1トンを混ぜれば希釈され、埋め立て基準を下回ることは可能」と回答。区は焼却処分する方向で検討する。
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祈さん (るる)
2011-12-14 23:53:29
すみません、先ほどコメントを送信した後に祈さんのコメントを見て思わず又メールしてしまいました。

今....何と言うか、胸が苦しくて、どうにもならない思いです。
祈さんは一人なんかじゃありません!どうか孤独だなんて思わないでください。

私も昨夜母と長電話をしました。伝えたい事がちゃんと伝わる様に、言葉を選び何度も説明したのですが、最後に「もう私もここまで生きたんだからもう充分だわ」と言われ悲しくなりました。
自分が生きた時代は電気の恩恵を受け、便利に生活できたかもしれないけど、負の遺産を任された子供や孫達の為に声を上げようとはしないの? もう、負の遺産なんて生温いものじゃ無いんだよ、自分の生きた証を抹消されようとしてるんだよ!
思わず口に出かけましたが、たぶん、自分の体調管理も出来ていない今の母にこの様な事を言っても無駄だろう...と口を閉じました。

自分の生きている時代が無事なら良い、自分の住んでるエリアに問題が降り掛からなければそれで良い。
結局、人は自分さえ良ければそれで良いのか...。
そんな生き様をして、人生の最後に本当に幸せで意味のある人生だったと目を閉じる事ができるのか.....。
自問自答しています。

私の方から勝手で厚かましいかもしれませんが、祈さんの思いと繋がらせていただきました。
一人じゃないですから、ね。


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まつたけさんの意見に賛成します (賛成です)
2011-12-14 23:33:53
本当に、そうです。できることはある!日本人の知恵を集結できないのはどうしてだろう。政治と自治体が悪いのか、それとも自分がだめなのか。
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「希釈政策」 (upset)
2011-12-14 23:26:42
12月12日のNHKクローズアップ現代にて「知られざる都市濃縮」というタイトルで守谷と柏が紹介されました。
印象的だったのは①柏では既に焼却灰の置き場がなくなりつつあり、結果ゴミ収集ができなくなる可能性があること、
②流山の焼却灰は日本各地で埋め立てに使用されていたが、基準値を超えたため各地からJRコンテナに積められ変装されてきていること、
③柏市からの置き場に関しての再三の問い合わせに国も東電も返事をしないこと、
④焼却灰の原因を高性能焼却能力のせいにしていること。
放射性物質のフォールアウトした総量は変わらないのだから、濃縮などの小賢しい能書きを垂れずに認めればよいと思うのですが・・・。
なのに杉並の芝生シートの件で、区の問い合わせに対し、
環境省は「シート一キログラムに対し、廃棄物一トンを混ぜて焼却すれば希釈されるので、焼却処分は可能」などと説明したという。
原発処理の専門部署が率先して希釈を推奨すること自体、真に愚かしいし、
現在の対応の根底にある軸足がこの考え方に示されていると思います。
地方に拡散させるくらいならば、「都市濃縮」はある意味効率的な放射性回収方法だと思える時があります。
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木下様 (るる)
2011-12-14 22:59:37
仙台での公演、本当にご苦労様でした。
無事に終わられたとのご報告を聞き、胸を撫で下ろしております。

>放射能被害という事柄は、人間の本質的な部分をクローズアップします。のくだりを何度も読み返しました。
まさしく私が感じていた心の内を的確に表現していただき深く共感しております。
人間の本質を問う深いメッセージ、ありがたく心に刻みたいと思います。

仙台若林区のエリアの風景も木下様のご報告を通じて、寒々とした惨景が目に浮かびました。
私も心の中で手を合せさせて頂きます、.....合唱。
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仙台の講演会ありがとうございました (manekineko)
2011-12-14 22:54:49
昼夜2回にわたる講演会、ほんとにお疲れ様でした。いろいろと参考になるお話をありがとうございます。被災地へのお気づかいもありがとうございました。

「放射能被害という事柄は、人間の本質的な部分をクローズアップします。露骨にその人間の本質がクローズアップされます」とのお言葉、今、まさにそれを実感しています。自分についても他人についてもそれをつきつけられ、人間関係も必然的に変わってきます。

がれきの件ですが、拡散はまったく望みません、閉じ込めるべきものを拡散するなんて、なんて愚かなことか。東北は人口密度も少なく、スペースがあります。汚染の恐れのあるがれきを、わざわざ移動するなんて、しかも燃やして大気中に放出するなんて信じられません。

それから、私は仙台北西部住みですが、自宅庭の土を11月に土壌検査に出しました。最初は線量で見ていたのですが、実態を知るには土壌を調べなくてはと思い至りました。以下結果です。地元の方々のご参考になればと思い、この場をお借りいたします。

仙台市泉区
セシウム137 72ベクレル/kg
セシウム134 56ベクレル/kg
合算     128ベクレル/kg
(地表5センチ。庭のほぼ真ん中で、震災以来触れていなかったところの土です。山形県鶴岡市の理研分析センターで調べました。)

仙台でもいくぶん濃淡があります。学校の計測などから見ると、大雑把な傾向として西側は低めのようです。かといって全然安心できる数字ではありませんが…。
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西日本が受け入れるのは (まつたけ)
2011-12-14 22:05:39
文章を見て、まったくその通りだと思いました。
他人に判断を委ねるんじゃなくて自分で考えろと言いたいですね。

また、私は西日本在住ですが、中心部でもマンションの空き部屋が多いです。
入居者募集の看板がずっとぶら下がったままのマンションやアパートもあります。

私がかつて通った小学校は人数不足の為廃校となりました。
政府は福島の子ども達を西日本の廃校となった学校にまるごと移転させて、授業を安全に受けさせるべきです。
新しい土地を探して新しく校舎を作る必要はないし、せいぜいが耐震強化の予算を組む程度。
西日本各地にまで瓦礫を運ぶお金があるなら、福島の子ども達を移転させたほうが将来を考えても大きな「投資」となるはずです。

農業にしても、廃村になっている場所もあるし、西日本の住宅事情の対策を考えても福島の人たちが来ても充分です。

私はいつも思います。

政府は瓦礫を運ぶお金があるなら、福島の子ども達を安全な場所に移せ。

西日本は瓦礫を受け入れません。瓦礫は汚染地域に置いていってください。
子どもを連れてきてください。
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松井一郎大阪府知事様、橋下徹大阪市長様・・・謝罪要求書を送付しました。よろしく。 (京都生協の働く仲間の会)
2011-12-14 21:39:29
2011年12月14日謝罪要求書
松井一郎大阪府知事様、橋下徹大阪市長様

2011年12月14日京都生協の働く仲間の会
(電話=09011446818keizirou.hushimi@hotmail.co.jp
連絡先=京都伏見東郵便局私書箱26号)

私達は、貴職と貴職らの放射能がれきの大阪への搬入について検討会議等について、誠実な謝罪を要求します。回答は、文書で、メールでも構いませんが、12月20日までに着くように行う事を要求します。
1、
読売新聞 大阪 12月9日 朝刊は、【がれき受け入れ 橋下新市長、一転慎重に】という記事で、橋元徹前大阪府知事(新大阪市長)について次のように報じている。
「橋下氏は、7日の環境局との協議で「焼却灰が33倍に濃縮される」「灰を海洋に埋め立てた場合、海に流れ出す危険性がある」などの指摘を受けたといい、「知事時代は受け入れまでしか頭になく、そういう事実を知らなかった。」と述べた。ただ、「受け入れをやめるわけではない」として、がれきの焼却や埋め立ての処理基準の策定を専門家会議に委ねる意向を示した。」と。
2、
とんでもない事だ。橋元徹氏は、放射能という毒の搬入について、「知らない」を連発し、全く無責任に、大阪の人々の生活の中に、空気に、空と海に、ばらまくことを決めたのである。橋下は、放射能を大阪、関西、西日本にばらまこうとしたのである。
3、
橋下は、市民の声に全く耳を傾けず、問答無用、まさに、独裁で、大阪への放射能のばらまきを宣言した。そして今になって、「自分は全く知りませんでした。」と毒=放射能ばらまきについて、そのひどい影響について、全く知らなかったというのだ。こんな無責任は、絶対に認められない。トコトン謝罪を要求する。橋下を絶対に許せない。
4、
今日、一川防衛大臣は、沖縄県民による米軍基地支配への怒りの重大なひとつである米兵の犯罪、取り分けても、女子高校生に対しての性的暴行について、国会で「詳細は知らない」と答弁して、全人民の非難の的となっている。既に、参議院では、問責決議が上がっており、更に辞任要求は続けられ、同時に、野田首相の退陣要求ともなっている。
今回の橋下徹の「『橋下氏は、7日の環境局との協議で「焼却灰が33倍に濃縮される」「灰を海洋に埋め立てた場合、海に流れ出す危険性がある」 などの指摘を受けたといい、「知事時代は受け入れまでしか頭になく、そういう事実を知らなかった。」と述べた。」という事は、橋下徹は大阪府知事として、大阪市長として、あってはならない事を満天下に明らかにしたのだ。
5、
特に松井知事は、12月7日大阪がれき検討会議で、必死で正論を述べて、放射能ばらまきをやめるように要求する市民・府民などに対して、あろうことか、
(1)必死で正論を説く傍聴人に退去を命じたりして脅迫し、排除するなどの暴挙を行った。
(2)更に、そのことを理由に、一般傍聴を中止してテレビ傍聴に切り替えることを検討する、と松井一郎知事した。
これこそ独裁だ。放射能=毒をばらまくと宣言し、その事に対して必死で正しく抗議する者は、問答無用というのだ。東京都知事石原の「黙れ」独裁と同じだ。
6、
本来は、橋下徹と松井一郎は、7日の大阪市環境局との協議で「焼却灰が33倍に濃縮される」「灰を海洋に埋め立てた場合、海に流れ出す危険性がある」などの指摘を受けて、その事を知らなかったことを大いに反省するべきである。
とともに、そのような重要な人命にかかわる、放射能=毒問題にかかわる事について、全く知らないで大阪への放射能瓦礫受け入れを進める宣言した事を、誠実に謝罪するべきである。
もちろん、謝罪は、大阪市民、大阪府民をはじめ、関西、全国の人々に対して、である。私達は、橋下=松井独裁を絶対に許さない。放射能=毒で、殺されてたまるか!これが、私たちの必死の気持ちである。
7、加えて、御用学者を許せない。
大阪がれき検討会議座長の山本孝夫・大阪大大学院教授ら会議メンバー4人は、傍聴者による発言が相次ぎ、会議を途中で打ち切った。 そして、座長の山本孝夫・大阪大大学院教授ら会議メンバー4人は連名で「このような事態になったことは極めて遺憾」とする声明文を発表した。こんな事は絶対に認められない。
本来反省し、謝罪するべきは、既述のように、橋下徹であり、松井一郎である。橋下の毒=放射能をばらまくぞという脅迫に、傍聴者が抗議意見を言うのは、当然だ。
ところが、山本ら御用学者は逆に、大阪府民、大阪市民、関西・全国の住民の必死の気持ちを受けて傍聴を行い、必死で意見を言い、抗議している人々に、①会議を途中で打ち切る、②責任を傍聴者の責任にする、③そして傍聴者を排除するなどの暴挙を行い、加えて、歴史的暴挙の声明文を発表するまでに至ったのである。このような御用学者は、全員やめさせるべきである。
8、
橋下徹などは、「脱原発依存」などという事を言っている。①もちろんそれは原発をなくそう!というものではない。②更には、放射能の被害をなくそうというものでは全くない。その事が、この勝手気ままな、独裁による「放射能瓦礫の搬入、放射能のばらまき」宣言に明らかである。橋下独裁を許さない!放射能=毒で、殺されてたまるか!の気持ちである。
9、
12月11日放射能避難者の支援! 原発を今すぐ全部止めろ!放射能がれき・放射能食品のばらまき反対!東京知事石原と橋下独裁反対!のデモと集会が、難波・御堂筋で大きく盛り上がった!
私達は、放射能被害者の支援は、①避難者を全力で応援する事であり、②東京電力とその株主などにトコトン加害責任をその自己責任を果たさせる事であり、③原発推進に金と暴力とデマの限りを尽くした連中の処罰等であると考える。
8、橋下らは、「民間企業は素晴らしい」と称賛する。そこには、原発爆発の東京電力をほめたたえ、セシウム粉ミルクの明治乳業をほめたたえることが、含まれる。とんでもない事だ。
10.
橋下らは、更に、学力テスト、学校の成績優良者をほめたたえる。それは、嘘ばかりを言う東京電力や明治乳業の幹部職員、更には、「直ちに影響はない」等の暴言を繰り返している枝野大臣や嘘とでたらめの原子力保安院の官僚たち、御用学者らをほめたたえるのだ。というのも、彼らは、まさに学力テスト、学校の成績優良者たちであり、東京大学などの優秀者だからだ。
結局、橋下らは、原発爆発の東京電力をほめたたえ、セシウム粉ミルクの明治乳業をほめたたえ、嘘とでたらめの民間企業、高級官僚、御用学者をほめたたえているのだ。
11、
私達は、上記のように、貴職と貴職らの放射能がれきの大阪への搬入について検討会議等について、誠実な謝罪を要求します。回答は、文書で、メールでも構いませんが、12月20日までに着くように行う事を要求します。以上。
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Unknown (避難人)
2011-12-14 21:30:38
よく、放射性物質による健康被害の影響について、つらつらと計算して答えをだし、その結果が極微量だから害はないと言う方達っていますが、放射能問題、人の命に関わる事を計算式で表す事の方が奇妙に感じます。 

私は3月末に子供を連れ関東から関西へ避難しました。
理由は「子供の命を守りたい」ただそれだけです。その一心でフクイチから自分が出来る限り遠い場所へとの思いで縁もゆかりもない土地へと避難しました。
当初、友人達へも避難を進めたい気持ちはありましたが、友人の人生を私がどうこう言える権利もなく…。 
本当にこの問題は個人の判断でしかないと思います。                   
正直この期に及んでまだ木下さんにこのような質問を投げかけている方がいるのが不思議でなりません。


木下さん、いつも貴重な情報ありがとうございます。 肉体的に加え精神的なご疲労も沢山なのだとお察し致します。 

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Unknown (メルモ)
2011-12-14 21:09:12
仙台での講演会、お疲れ様でした。
被災地へ足を運ばれたんですね。
東北の方は、あれだけの被災にあったのですから、色々と考えてると思います。木下さんの熱い思いが伝わっていると信じてます。
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生きている次元が違う ()
2011-12-14 20:38:30
こんばんは、木下さん。いつもありがとうございます。
今日のブログは・・・なんだか涙が出そうになりました。
私も木下さんと同じことをこの数ヶ月ずっと感じて生きていました。

>放射能被害という事柄は、人間の本質的な部分をクローズアップします。
>露骨にその人間の本質がクローズアップされます。
>放射能という目に見えない存在への懸念は、いろんな人々が、本来はどういう人であるのかを曝け出します。

残念ながら、私の周りの数少ない大切な人の中で、共感出来る人はいませんでした。
それでも、価値観が違っていても、繋がっている人は一人か二人。
後は・・身内含めて、残念ですが、私とは全く生き方の違う人たちでした。

一番悲しかったのは父です。
原発事故後、ネットが見れない父に対して、ずっと情報を伝え、フクイチで何かあるごとに連絡しました。
資料を印刷して送ったり、水を送ったり、私に出来ることは続けていました。
先日は、避難先から九州のお米を送り、瓦礫受け入れについては気をつけるように、と伝えました。
すると・・父はこう言いました。
「もう無理です。日本全国で瓦礫受け入れが始まっています。もうどこにも逃げられません」
私は、この文面を読んで泣きました。
一体この人は何を考えて生きているんだろう、と・・・。
デモに参加するでもない、放射能について勉強するでもない、避難するでもない、防御するでもない、
子どもたちのために戦うでもない、署名に協力するでもない、瓦礫受け入れに反対するでもない、
あなたにとって生きるって何?日本が沈没しようとしている今、何もせずに諦めるの?
・・・多分、ベクレルやシーベルトの意味さえ良く分かっていないでしょう。


父の生きざまを今回ハッキリと見せてもらいました。
父だけではありません。私の周りにいる人たち、それぞれの生き方がはっきりと見えてしまいました。
原発事故がなければ、ここまでハッキリ見えてこなかったと思います。
私の周りの殆どの人たちは、何もしません。逃げないし、戦わないし、もう・・・諦めているのです。
そして、思考は「自分の内」にあるのではなく「他人」にあるのです。
他人の行動をみて、自分の行動を決めるのです。
周りが逃げるなら逃げる。逃げないのなら逃げない。そういう考えが殆どです。


周りで実際に避難している人は私の周りでは、ゼロです。
私一人で避難しました。正直、とても孤独です。
物理的に一人だということと、それ以上に、心理的に共感出来る人がいないからです。
神経質すぎるんじゃないの?という親戚の言葉。
本当に大変な時代を生きています。私にとっては戦場を生きていても、身内や周りは日常を生きています。
全然次元が違うところで生きているので、全く心が通じません。
木下さんとは、今日は共感できて・・嬉しかったです。
涙が出ました。ありがとう・・・。木下さん、がんばりましょうね。
返信する
Unknown (胸が痛い。)
2011-12-14 20:31:36
大阪府・大阪市のガレキ処分の反対にご協力願います。
大阪もその近隣県も汚染されるなんて絶対に許せません!
私は毎日泣きそうになりながら電話しまくっています。
だって健康被害を受けるのは絶対に嫌ですから。

海を伝って余裕で九州まで流れてきますよね、汚染は。
これは西日本だけの問題ではありません。
全国の皆さん、反対の電話にご協力宜しくお願い致します。
返信する
ご協力お願いします。 (静岡県西部在住)
2011-12-14 19:51:16
本日の読売新聞夕刊によると、静岡県中部の最西端に位置する島田市では、岩手県の大槌・山田のガレキ受け入れを、正式に決定したそうです。
浜岡原発の再稼働には消極的な川勝知事ですが、ことガレキ受け入れに関しては前向きで、各市町村長も、こぞってガレキ受け入れに賛成しています。静岡県は、汚染に関してぎりぎりの地域ではありますが、このままでは放射能汚染ガレキの焼却灰まみれの、高濃度汚染地帯になってしまうでしょう。ただでさえ、静岡茶のブランドが傷ついているというのに、今後どうする気なのか。考えれば考えるほど腹が立ちます。もっとも、私の腹立ちは、埋め立てて厳重に管理するのが妥当なガレキの焼却を、直接間接に地方に強要する中央の政府に対するもので、知事や地元の市町村長に対してのものではありません。
もちろんご指摘の通り、地方でのガレキ受け入れの背景には、地方自治体と産廃業者との癒着があるのかも知れませんが、それ以上に、近い将来に東海地震が予想され、浜岡原発も抱える静岡県としては、「ここでガレキを受け入れて、国に恩を売っておかないと、東海地震に伴う津波によって壊滅する沿岸地域で、確実に発生する大量のガレキの処理に、行き詰ることになるだろう」という懸念を持っていることを、地元民としては理解できるからです。
今回の津波で壊滅した仙台市若林区、名取市等の平野部は、御前崎から浜松にかけての遠州灘沿岸部と、また三陸地方のリアス式海岸地域は、沼津から焼津までの駿河湾沿岸、伊豆半島と、地形的に酷似しています。知事をはじめ、各市町村長さんたちは、あの津波の映像を見て、震えあがったと思います。県では、津波で発生するであろうガレキ処理のための処理施設建設予算を計上するようですが、東海地震はいつ起きるかわかりません。要するに、静岡県は、政府に弱みを握られているわけです。
東北地方のガレキが、復興の妨げになっている事情は承知していますが、岩手・宮城・福島の方々が、各地でのガレキ受け入れを積極的に求めているわけではないのであれば、もっと大きく、そして直接、反対の声を上げていただきたい。受け入れる側の我々が、いくら地元行政に放射能汚染の懸念を伝えても、「住民レベルの懸念」だけでは、なかなか説得力がありません。「東北の復興が滞ってもいいのか」「東海地震で発生するガレキをどうするのか」という話になって平行線です。
よろしくお願いします。
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ありがとうございました。 (mami)
2011-12-14 19:39:19
木下さん、仙台講演ありがとうございました。午前の部に参加させていただきましたが、終了後も、会場の外で2時間近く一人一人の質問に、真摯に答えて下さり、頭が下がります。私も、仙台でこれだけの人が真剣に取り組もうとしている事にほっとし、また、積極的に行動していこうと想いを新たにしました。深謝。
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生き方が問われる時 (ML)
2011-12-14 19:29:36
木下さん

被災地での活動、現地情報、本当にありがとうございます。

被害にあわれた方々が「せめて他の人に同じ思いをさせたくない」と願うのは人間として当たり前の感覚だと思います。

その当たり前の感覚を失った一部の人達に、どうか日本が滅ぼされませんように。

私たちにはまだ時間はあるのでしょうか。。。

この非常事態下、本当にそれぞれの生き方が見えてきます。ネット以外で情報が公開されず、自主避難だからこそなおさら、その人の価値観が厳しく問われる時だと思います。

情報は命、それを伝える人々の責任は重いです。

このブログのURLの"nagaikenji20070927"の文字が木下さんの「覚悟」を物語っているように感じています。

どうぞお身体に気を付けて、貴重な活動を続けてください。
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がれきは受け入れない、人は・・ (Unknown)
2011-12-14 19:01:18
本当のところ、この時期になってくると 「人も受け入れたくない」気持ちが何割かあります。
ここまで迷った人たちというのは、あんまり危機管理ができる精神構造を持っていなくて、実は自分が汚染源になってしまっている事も多い。
(しょっちゅう行ったり来たりするとか、車も持ち込んでくるとか)

何となく危険、という若干の世論に流されているだけで、本当に危ないと思っていなかったりする。
西日本に来たからって平気で外食店に入るのはいい例です。材料は結構一緒ですよ、日本全国。
私が外食出来ると判断しているお店は九州でも2軒しかありません。本当は、そのくらいヒドイ事態なんだと思うんです。
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同感です (北海道の主婦)
2011-12-14 18:30:48
こんにちは

木下さんのおっしゃるとおり、同感です。
つらい時もありますが、くじけずに頑張ります。

東北の方が当たり前の感覚を持ってくださっていることを知り、本当にうれしいです!

札幌市のことですが
今月から給食の放射能検査が始まります。(牛乳以外)

4ベクレル/kg以上の食品は使わないそうです。
これもお母さんたちの行動の成果だと思います。
市長にも感謝です。

これからも自分にできることを精一杯やっていきます。

いつも貴重な情報をありがとうございます。


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Unknown (つくば市在住)
2011-12-14 17:58:43
みなさん
認識が足りません!
一体この東日本がどういう状態にあるか!
簡単に言ってしまえば、核実験場の場内。
爆風熱風こそ襲って来ませんがその中にいる
事と全く同じだと認識して下さい。
健康被害は、アメリカの核実験場周辺の住民
がどういう健康被害を被ったか調べれば解るはずです。命を捨てて覚悟して汚染地域に留まるか、愛する人や自分を守るため移住を考えるか
、残された時間はもうわずか。
もう時間なんか無いかもしれない・・・
いずれにせよ、自分の責任です。わたしは、
女房と長男、長女は11月上旬に避難させた。
自分は、もう少し働いて小銭を貯めて家族のもとに行きます。生きていれば・・・
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