「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

5mm大の腫瘤がある子の母へ「人は癌になるから、そんなに心配したら風評被害」横浜の甲状腺専門医が宣う。

2013-05-09 09:52:20 | 福島第一原発と放射能
 
 5月の最終の土日で、東京で、女子会など、人数限定の会を開催予定です。人数を限定して、皆さんときちんと話をする会を開催します。決まり次第にお伝えいたします。
========================================================================

 女優の天海祐希さんが軽い心筋梗塞で舞台降板されているそうです。まだ、45歳、普段鍛えていられる方ほど、確かに心臓の疾患は在りえるのですが。。。
 
 また、歌舞伎の演奏者として、著名な竹本喜太夫氏が突然亡くなられたようです。1997年に重要無形文化財(総合認定)保持者に認定されているかたです。これについて、市川海老蔵さんのブログ amba.to/11hhn3fより、引用します。
「昨日までご一緒に舞台に立っていた竹本喜太夫さんが昨夜突然お亡くなりになりました。昨日までご一緒でした。御殿でご一緒でした。いつも通り素晴らしいお声で…言葉にならない」
 歌舞伎界は立て続けにおきている印象が致します。

 
 さて、甲状腺の疾患について、特に結節とのう胞は、識別はつくと思いますが、非常に曖昧な言葉として、「しこり」「腫瘤」「腺腫様甲状腺腫」などの単語が使われています。今回の福島の健康調査などでも、こうしたあいまいなゾーンの話がある意味誤魔化されているポイントになっているのではないのかと、僕は、考えています。つまり、エコーで視認できる病変と、「結節」「のう胞」「しこり」「腫瘤」「腺腫様甲状腺腫」といった医学用語の対応が、厳密でないのではないのかという疑いは拭えません。この領域の医学用語と医師の認識のずれも、混乱が生じている一因と思います。

 このあたりのこともあって、別の分野の医師で、甲状腺エコーも手掛けている医師に、このジャンルの基本書、特に学会や大病院などが出している書物を読み比べてもらいました。そうすると、

どうやら、診断の方式が、学会のガイドブックと伊藤病院と隈病院とでほんの少しずつ異なっていて、それぞれ一長一短あるのでしょうが、判断が難しいですね。」という返事でした。
 
 今、まさに進行しつつある事態、特に子供たちにおきつつある事態にすべての甲状腺の医師が対応できているとはとても思えない状態です。

 しかも学会からの圧力で、「言えることと言えないことがあります。」と普通におっしゃる医師がいる中で、きちんと対応する病院はあるのかという悩みを突きつけられる母親たちは多いです。

 そうした事例の中で、五ミリ以上の「腫瘤」と診断された小学生の母親の苦悩です。この苦悩は、まだ改善しているとは言えません。しかし、この母親に、横浜の甲状腺医が投げつけた言葉を確認すると、そうした人間の本性が良くわかります。

日本に、どれだけまともな医師がいるのかという問いかけにもなります。

=========================================================================
はじめまして。
神奈川西部に在住です。
10歳の子供の甲状腺の腫瘤のことで是非、助けて頂きたく、メールいたしました。
 
原発事故が起きた年(20113月)以前からずっと神奈川県西部在住です。
平成20115月頃、子供の右頬が酷く腫れていたので、近所の小児科にかかりましたところ、おたふくではないかと診断されました。ムンプスワクチンは幼児の頃接種していますし、周囲でおたふくは流行していませんでした。

もしや放射能の影響ではないかと心配になり、平成23にある内科にて血液検査をしてもらいましたら、サイログロブリンが22.4でした。私は16.0でした。
その後、平成2011には息子のサイログロブリンが16.7、平成2012にはサイログロブリンは19.7で,TSH2.164 でした。
 
平成2012に、横浜の甲状腺の専門医、エコー検査を初めて受けましたら、5mmののう胞があると言われました。
その先生は、「心配することない。1年後くらいにまた検査すればいい。よく他のお母さん方が、のう胞の大きさが医療機関により違うと文句を言うが、福島県立医科大学の鈴木真一先生がかわいそうだと思うんだよね。そんなに心配していたら福島の食べ物は食べれないし、風評被害になっちゃう。人間はみんな癌になるんだから。」
と、とにかく一方的に心配は要らないという説明をされました。

私は1年後の検査では不安なので、半年後の平成2013年春に予約を入れました。
 
1か所だけでは心配なので、2013年はじめに東京の甲状腺の専門病院で検査をしました。
そこでは、のう胞ではなく、腫瘤と診断され、「細かいものが集まって一つの腫瘤を形成している。」とおっしゃられました。
腫瘤でも2cm以上にならないと二次検査はしないというお話でした。この専門病院では、3か月後にエコーの再検査をしましょうと言われました。
※右甲状腺腫瘤:サイズ:8.3×8.3×4.2mm(2013年はじめの東京の専門病院診断結果)
 
平成25に予約していた横浜の甲状腺専門医にてエコー検査をしたところ、
「放射線は甲状線に影響ないんだから心配しなくていい。角度によって大きさが変わるんだよね。
これは細かいものが集まって1つのものになっている。」とおっしゃったので、「腫瘤なのでしょうか?」とお聞きしましたら、「そうだね。」と言われました。
私は「腫瘤とのう胞は違うのでしょうか?」と再度お聞きしました。すると、「同じですよ。」とはっきり言いました。
それに対し、私は、「そうですか。」と言いましたが、このことで、この横浜の医師に対する不信感を抱かざるを得なくなりました。
(腫瘤とのう胞は違うと、東京の専門医にてすでに知らされていたからです。)

私は素人ですが、腫瘤の影が以前のデータよりくっきりしてきたように思えるのです。
今回は、「多分、良性だと思うので、あまり心配はしないように。」という曖昧な説明に変化してきたので、私は増々不安で仕方がありません。
次回は半年後に来て下さいとのことでした。
 
私は、これまで、子供の甲状腺をきちんと診て、説明をして下さり、必要なら二次検査や、場合によっては手術という適切かつ良心的なご判断をして下さる病院を探し続けて参りました。
いろいろと問い合わせをし続けて参りましたが、ここならと思える病院にたどり着けませんでした。
 
今のところ、東京の甲状腺専門病院 では2cm以上の腫瘤にならないと二次検査はして頂けないようです。
(しかし、私の認識では、のう胞の場合には2cm以上で二次検査が必要と思っておりました。)
何かもやもやと納得いかないのですが、この病院で経過観察して頂くしかないのかしらと、親として、限界を感じていました。
辛い思いの中、327日のブログで5mmの結節をもったお子さんが二次検査をしてもらえたというお話を拝見しました。
(東京の甲状腺専門病院では、診断結果の欄に結節という項目はなく、のう胞、腫瘤、石灰化病変、甲状腺外腫瘤、リンパ節腫脹となっています。)

腫瘤と結節は違うのでしょうか?
 
すがりつく思いでお願い申し上げます。どうか、その病院をご紹介して頂けなでしょうか?
なぜ、人の命を守るはずの医師なのに、患者は病気のことなど何も分からない将来のある子供なのに、
甲状腺専門医の中に、子供を見捨てるように思える酷い対応をする先生がいらっしゃるのか、信じられません。                                                                            
 
お忙しい中、誠に申し訳ありませんが、どうかご紹介して頂きたく宜しくお願い申し上げます。
これまでの甲状腺エコー等のすべてのデータはきちんとノートに整理してあります。
どうか、宜しくお願い申し上げます。
 
==================================================

関西の甲状腺専門病院に直接行く様に言われたので、予約をとり、泊りがけで子供の甲状腺を診てもらってまいりました。
 
先生のおっしゃるのには、仮に二次検査をしたとしても、良性細胞をとってしまうことも多々あり(もし悪性部分があったとしても)、 
年齢もまだ11歳なので、経過観察にしておいた方が良いとのお話でした。
 
また、「悪い腫瘤ではないと思います。」ともおっしゃられました。
 
エコーをして頂き、診察は終わりました。今後も、3か月に1度程、経過観察をさせていこうと思います。
 
いろいろとお世話になりまして、感謝申し上げます。親としては、まだまだ心配な気持ちをぬぐいきれないのが本当のところですが、
 
頑張っていこうと思います。

===========================================================================


【石川・輪島市ガレキ受入れ阻止確定】

環境省は5月7日に「災害廃棄物処理の進捗状況」を発表し、広域処理の目途が立ち、輪島市の受け入れが不要になったと。既に無くなったとみられていた輪島市のガレキ受入れは、これで完全になくなったことが確定。北陸は富山県が突出した事態になっています。

【神奈川・漁網受け入れ要請量が大幅ダウン】

また、神奈川県の漁網の受け入れ要請されている量が300トンに下方修正されています。これも環境省の処理工程表見直しによるものです。1100t要請⇒300tに。いよいよ必要がありません。箱根でも、横須賀でも。引き続き、強く反対して下さい。

================================================================================
 
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

================================================

 

ブログ記事にコメントしたい方は、メールタイトルは統一して⇒「ブログのコメント」

 

1.ハンドルネーム

 

2.コメントしたい内容(400字以内、厳守)

 

3.本名とあなたの属性(例として主婦とか会社員)←3は公開しません。

 

僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。

================================================

1、幼児持ち主婦
2、
初めてまして。いつもありがとうございます。厳しい現状に苦しい思いです。不安を煽るつもりはありませんが、どうしても皆様に知って戴きたい事がありメールさせて戴きました。
私は首都圏在住(外の道路 線量がシンチで0.1位の所に事故当時から一年半、後0.06位の所に引っ越し)の主婦ですが、昨年甲状腺の検査でひっかかりました。エコーでは5ミリ腫瘤が一つと嚢胞が一つと診断。良性でしょうとの事。
後日、専門医がいる病院(二ヶ所)で細胞診を希望し再検査をしてもらいました。
一つ目の病院は表参道の専門病院です。そこでは、石灰化病変の結節で良性、細胞診は必要なしとの診断。二つ目の所では小さいですが腫瘤の形が少し歪、必ずしも良性とは言えない、判断が難しいとの診断。
細胞診を希望し検査してもらいました。(細胞診では一回に何度か針を刺し細胞を集めていました)。結果、悪性。甲状腺癌が判明しました。小さくとも細胞診は必要ではないかと思いました。

1.佐藤

2.くだんの医者は、悪名高い福島県立医大と利害関係があるのかと疑問になる事例です。「のう胞の大きさが医療機関により違うと文句を言うが、福島県立医科大学の鈴木真一先生がかわいそうだ」と大学名をあげての発言は。
同医大は、笑う門には放射能来ず、みたいな暴言の倫理問題を取りざたされた山下某教授のおかげで一躍、全国区のネームバリューを得ましたが、フツウの福島や東北人であれば同医大のレベル(「偏差値」)も常識的に知っており、昔からたいして信頼を置かれてない医大だったことは良く分かっているはずですね?もともと福島の医療過疎対策のため県立で始めた医大、と記憶しておりますが。
これら暴言、軽口のたぐいが浮上するたび、その人命軽視の思想に医の倫理の崩壊が分かるし、日本の学会・病院だけでなく医師免許を管轄する厚労省からの陰陽の圧力も思いやられます。

 

1.ハンドルネーム 3児の母

2.記事とは関係ない話なのですが、先日twitter検索というものを見ていたら(私自身はtwitterをしません)

 

  ↓のtwitterがありました。 

 

  津田高のやばい状況をまとめると、E組担任のお父さんが亡くなるD組は網膜剥離で入院ライティングの先生入院 その代理の先生も襲われて怪我

 

  政経の先生の奥さんが入院 地学の先生は倒れて入院(深刻な状況)ということか…やばいよね…

 

  From: akarina15 at: 2013/05/08 11:08:51 JST Re 公式RT

 

 

   この方とは全然面識もないのですが、津田沼高校は千葉の習志野市にあります。

 

  放射能の影響とはいいきれませんが、一応と思い、メールさせて頂きました。

 

   他の方と重複していたらすみません。

1.おばちゃん

2. ゴールデンウィークに二人の知人が追突事故を起こしました。二人とも30台初めの女性。マニュアル車に乗る運転は人並み以上に上手い、過去に事故を起こしたことがない人たち。

住まいは、ひとりは茨城、ひとりは長野。

ぼんやりしていたみたい、と、同じようなことを言う。渋滞中のことなので、スピードは出ていないにもかかわらず、破損がひどい。ノーブレーキで突っ込んだと推測できる。

こういったことも、被曝と関連があるんですかねえ。

これからは、自動ブレーカーシステムが必須になるのかなぁ、と思う出来事でした。

 

1. マツダマツコ

 

 

 

2. 神奈川西部のお母さまへ

 

木下さんへ連絡を取られておられるということは多分、今さらわたしなどが申し上げるべきことではないのでしょうが、移住は不可能なのでしょうか。がんばって、と仰っておられるけれど、日々、お子さんの状況に気を張り続けておられ、また、疾患や検査などについての情報収集(ことがお子さんの健康に関わることですからなおさら平静な気持ちではいられない作業です)に追われ、お母さま自身のお疲れがたいへん心配されます。いろいろな選択肢の中、今のような暮らしをされているとは思いますがなにか突破口はないものかとコメントさせていただきました。独り者の方にだったら一度きりの人生、冒険しようよっていうところですが、お子さんの具合のことを考えるとそんな軽いことは申せません 。でも、おかあさん、あなたも助からないと!って50過ぎのおばちゃんは思っています。




 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。