「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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貴女がデモによって国を変えるということは、貴女は死ぬ覚悟をしているのかということ。

2015-08-03 13:50:00 | その他


僕は安保法制にも反対ですし、現行の安倍政権政策の大半に反対です。

この政権にNOを言うことを、デモという形で本当にやりたいならば、止めるつもりは全くありません。

やりたい人が、その渦を大きくしていくことは、マイナスとは思いませんから。


でも、こうしたデモの動きが、単純に、一定層の若者に広がっていることは、まわりの全体が「安倍反対、戦争反対」していたら、その流れが、かっこいいから、やっている。本質は、それだけと思います。昔の学生運動もそういう要素がありましたし。

おかしなことは何もありません。そういうことは世の常です。

放射能に関しては、周りがそうしたことを懸念しようともしないし、特に言わないから、進んでやる考えもおきないだけです。

これは、とてもよくわかる話です。

周りを気にする社会、周りを気にする人々、周りを気にする若者。

今の時代です。

そうであっても、単純に、安倍政権に反対するというスタンスを明確にしてデモで対峙することをしたら、就職にマイナスになることくらいはあるのは当たり前ということです。そのことについて、覚悟している人が本当に多数なら、あんな変な記事はないです。そういう記事を大新聞、しかも朝日が書いているおかしさをまず指摘しています。

ああしたデモを盛り上げたいから、朝日新聞はおかしな誤魔化し記事を書いたと思います。

昔、学生運動のころと似たようなスタンスの記事。しかし、そのことに本気で加担する覚悟すらない記事。こうした記事を、大新聞が出してきているということが、今回のデモが、根幹で実は脆弱ではないのかということを露呈させているだろうと僕は思うのです。

お分かりいただけていないようですが、デモは本気なら、最後は死にますから。それは根幹的な話です。

そこを誤魔化して考えている人は、参加者であれ、賞賛している側であれ、認識が間違っているということです。私は、命を賭けて、安倍政権と闘う覚悟をデモ参加者が本当にされているなら、特に申すことはありません。むしろ素晴らしいと賞賛するかもしれません。

そのぎりぎりの覚悟がないと、時の政権と本当に対峙することなどありえないということです。

その覚悟なき、或る意味では誤魔化しの反対がどういうことなのかを、過去にあった歴史的事象も紐解いて、僕は伝えようとしましたが、そういうこと書いても分からない人が多いのが、この時代ということでしょうか。

本当に見かけで期待する馬鹿が多数いるのに、ウンザリします。

そんな話に解決策はありません。

いいですか、放射能汚染ガレキ拡散の反対ですら、当局側が逮捕をちらつかせたり、実際に一般人が逮捕される事態になりました。

そんなことはあたりまえにおきるのです。

そこまでしないと、多数の地域でガレキ拡散は止まりませんでした。

きちんと反対したら、そういうことはおきます。

勿論ですが、逮捕されたら、大企業就職なんて消えますから。

安保法制も、本当に反対したら、最後はそういう事態には最低限なりますから。

そんなリアルを見せないようにして、学生のデモ参加に大新聞が誘導するのは、おかしいです。

何のお先棒を担ぐのか、どこの政治勢力の手先なのかと。

リアルを認識して、それでも行動して社会を変えるしかないと、参加者が思っているかどうかです。

そして最後は、就職先どころか、自らの命も失うという覚悟が必要なのが、このリアルですから。


[追記]

僕はこのデモに関して、発言しないように控えてきました。

安倍政権が崩壊したほうがよいと思うからです。

しかし、デモという現象に参加することに、一定の覚悟が必要という、あたりまえの話さえ、朝日新聞がウソをついて誘導していることは、朝日新聞が被曝懸念を全面否定する記事を、「国連」などを錦の御旗で作っている様子と同じことだと思います。

こういうリアルを誤魔化すことが、大新聞によって横行することで、仮に安倍政権崩壊は為しえても、全く違う更におかしな状況を招くリスクは、実はかなり大きいと思うからです。

これで、僕は体制側からも、反体制側からも、「非国民」になったということです。

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【 原発事故に関しての責任を誰も負わない組織国家「日本」、首の皮1枚で繋がった強制起訴という法的措置 】
『2015年真夏 木下黄太の大放談(2)』
【廃炉作業どころか、さらなる大規模放射能汚染の可能性も】
【福島第一原発処理の前線基地・作業員供給源としての関東圏】
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