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長井健司銃撃事件以来はじめての邦人ジャーナリスト銃撃殺害事件の徹底解明を!

2010-04-12 03:54:36 | 署名などの報告(会の活動報告)
とにかくロイター通信のカメラマンである
村本博之さん(43)は、
左胸を銃撃され死亡した事実があきらかになってきました。

発砲はタイ軍の治安部隊がおこなったものなのか
タクシン元首相の支持団体、
「反独裁民主統一戦線(UDD)」が
おこなったものなのかは
現在のところ、はっきりとはしていません。
治安部隊は発砲は上空に向けての威嚇しかしていないと
主張していますが
もちろん丸呑みすることはもちろんできません。
また「反独裁民主統一戦線(UDD)」も
ミャンマーの民衆団体とは異なり
各種報道によりますと火炎瓶や発砲などを行っている模様で、
かなり過激な対応をしているため、
この団体のメンバーに殺害された可能性もありえます。
もちろんどちらのものと分からない銃弾の流れ弾による
犠牲の可能性もありえます。
いずれにしましても、
村本さん以外にも、
亡くなった方が二十人を超える状況です。
これだけの事態を引き起こしたのは
タイの現政権が強制排除に方針を切り替えたことが
まず問題でしょうし、
タクシンシ元首相がUDDにやらせていることにも
批判の目は向けられるべきでしょう。
いずれにしてもタイの最大友好国である日本国籍があり、
西側の代表的通信社であるロイター通信のカメラマンが
軍か反体制側かのいずれかのメンバーによる銃弾で
殺害されたことは間違いありません。

こういうことは許すわけにはいきません。
警視庁組織犯罪対策2課は
殺人容疑を視野に捜査する方針を固めたようです。

できる限りの解明をお願いしたいと思います。

村本さんは長井健司銃撃事件以来はじめての
日本人ジャーナリストで殺害されたことになりました。
ロイター通信は
あの有名になった長井さんの写真を
撮影した通信社でもあります。
長井健司の事件はその後、全く真相解明はおこなわれていません。
タイとはいえ、この村本さんの事件も同様のことがおきないよう
日本政府の強い対応を期待いたします。

村本さんは奥様と二人のお子様がいらしたそうです。
その意味では、独身の長井さん以上に
まわりの悲しみは深くなります。
本当に、ご冥福をお祈り申し上げます。

邦人カメラマン死亡で捜査=殺人容疑視野、タイ取材中被弾-警視庁(時事通信) - goo ニュース

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