「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

ホームオブハートに全面勝利。しかし、時間がかかりすぎた。

2010-04-15 00:42:44 | その他
Toshiの件からこの趨勢はあきらかだったが
2004年以来の闘いだった
ホームオブハートとの闘いに決着がついた。
この問題は、
僕が2004年に
中心的に、圧倒的に、報じた事案である。

相手側の団体のメンバーは
僕の名前も認識して
批判してきた事案で
こちらも相当な覚悟で長年対応してきた話だ。

僕個人としては
消費者被害もそうではあるけれども
このカルトの子供たちの問題が気にかかっている。
ホームオブハートという団体や
その代表者が子供たちを
反社会的な環境におき続けたことを許せないし、
彼らが日本テレビへの訴訟を取り下げたことで
この放送の根幹であった子供たちの問題、
具体的にはダンボール箱で
子供を養育していたことなどを問題視して、
僕が中心的に報じたことも
これで正当性が確定したと思っている。
(元々間違っているはずはないが。)

さらに、このことは、
当時の栃木県や児童相談所のいい加減な対応で
事態が早期に決着せず、長引いた実態がある。
県が虐待についてきちんと認定しなかったことが
地検の不起訴処分につながっていったと考えている。
(当時何回も県に取材したが全く県の対応はまともなレベルではない)
これはカルト団体の中で
子供がきちんと育てられていないという
ネグレクト的な意味合いでの虐待がおきているという事実の認定を
当局が間違えたことが根幹にある。
おかしなことがおきていることを
きちんと止めない児童相談所や県庁は、全く何の役にも立たないし、
オウム事件以後の時代でも
子供たちに労務を強制するカルト団体を
立件できない検察、および腰の警察幹部は
今回の事態に治安機関としての恥を知れと
ののしりたい気分だ。

こんな問題に解決まで六年も経っているのに、
新聞各紙の報道のある部分は、未だに
この事案の本質を捉えていない。
というか、きちんと勉強もしていない。

屑ばかりの日本に唖然とする。

カルト団体も本当にひどいが
当局もマスコミも違う意味でひどすぎる事案だった。


ホームオブハート訴訟で和解=セミナー参加者に支払い-東京地裁(時事通信) - goo ニュース

以下は参考に。

また、ここまで来ても、Toshiのことは、終わっていないのだ。

=====================================
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20100414/20100414-00000062-nnn-soci.html
ホームオブハート訴訟、元参加者と和解成立
4月14日19時56分配信 日本テレビ

 多額の金を支払わされたとして、自己啓発セミナー団体「ホームオブハート」に対して元参加者らが損害賠償を求めた裁判など8件について、原告弁護団らは14日午後の会見で、団体側が和解金を支払うなどしたため、東京地裁で和解が成立したことを明らかにした。

 また、ホームオブハートは、「日本テレビ」に対して報道で名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めた訴えを取り下げた。
==================================

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。