山口県知事選挙は、飯田てつなり氏は届かず、自民党の山本氏が当選しました。しかし、二人とも、今回の原発問題に関しては、大きく主張が異なっていないというのが、実は、勝敗のポイントになったと思います。飯田さんは、脱原発のメッセージが強く出る候補ではあるのですが、山本さんも、上関原発について建設計画を凍結と述べており、自民候補とはいえ、その違いが、対立構図にまでには、ならない状況でした。二人とも、ガレキ拡散をすすめようともしていません。むしろ、元民主党議員の候補が、ガレキ受け入れなど、強い主張をしていたため、二人との差が際立つ形になりました。しかし、戦い自体は、飯田さんと山本さんの事実上の一騎打ちでしたが、元々の違いこそあれ、現況の原発などへの主張の違いを見出すことが難しい選挙。支持基盤の強い勢力が後ろにある、山本さんの勝利は当然の帰結と思います。山本氏には、上関原発凍結などの主張を変えることなく、きちんとした対応を守っていただきたいと、念願します。さらに、飯田さんが、橋下大阪市長の「維新の会」関係者というレッテルがどうしても政治的に貼られる状態なのも、今回の流れの中で、プラスにはなりませんでした。これは、ご本人からすれば、内心忸怩たるものだっただろうと、僕は思います。
選挙というのは、構図として、対立があいまいな場合、こうした結果は起きがちです。しかし、脱原発の色合いが濃い、飯田さんも六万票あまりの差まで、詰め寄った。組織背景がなく、ボランティア選挙で、しかも最有力候補と、原発関連の政策差が出しにくい状況下では、かなりの善戦と言ってよいと僕は思います。この結果を見ても、今後の日本の選挙は、おそらく当面、原発推進の主張は、多くの地域で当選につながりにくくなる要素であることは、ほぼ間違いないと思います。つまり、最低でも、原発にノーと言わない政治家への信頼感は、どんどん下がっていると思います。
「放射能防御プロジェクト」というグループは、事実上僕が主宰していて、僕のブログ読者や、僕が立ち上げたフェイスブックの「福島第一原発を考えます」などのグループから、実働として、全国各地や海外でも、いろんな人たちが、つながって機能している市民グループです。ネットのいろんなツールを媒介としながらも、ネットよりも現実に乗り出している市民グループです。地域別にいろんなところで分けたグループがあります。
そして新たに、「放射能防御プロジェクト女子会」http://www.facebook.com/#!/groups/190023214461507/を設立しました。 今月19日の立ち上げ。フェイスブック内の非公開グループで、まだツイッターで紹介している程度ですが、十日間で二百二十人ほどの参加者がいます。京都・大阪・奈良の二十代三十代独身女子たちが「自分の身を守ることが変に思われるのが納得いかない。女子の身を守りたい。特に被曝したエリアの女子を守る活動をしたい。ママがおこさんを守る話だけじゃなくて」という気持ちがあって、設立に踏み切りました。当初は以下の説明でした。
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立ち上げてから数日で170名の参加、ありがとうございます。
... もともと、このグループは、全国的に311以降のもろもろの問題提起や活動行うママのグループが多い中で、わたしのような子どものいない女性の身の置き場ないこと、若い女性の無防備さに危惧を抱いた有志で、そういう状況をどうにかしたい、ということを受け、木下さんが立ち上げてくださったグループです。
ですから、心苦しいのですが、お子様のある女性は退会頂けないでしょうか。
放射能はもちろん生きとし生けるものすべての問題です。
ですが、子どもがいる/いない、では確実に問題意識が違うのです。
そして、これから子どもを授かる可能性のある未だ授かっていない女性の危機管理意識が低いのも事実であり、また、この層でしか理解できない・感じられない問題が厳然と存在しているのです。
最新の「放射能防御プロジェクト女子会」のグループ説明は以下の通りです。
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※申し訳ないですが、お子様のいる方の参加はお断りしています。
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」
僕の情報サイトはこちら。→http://www.kinositakouta.com/
僕に対しての講演などのご依頼、そのほか業務的なご依頼の受付アドレスを変更しました。info@kinositakouta.com
送信できない場合は、
infokinoshita@mail.com
いろんな問い合わせは多いため、純粋にこうした依頼関連の窓口は、変更したと考えてください。
僕への直接連絡先は下記。上記以外のご相談は、まず下記へメールでお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
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京都の講演は、「放射能防御プロジェクト女子会」の中心メンバーが主催者。二十代独身女子が、「木下さんの政治的な考えも聞きたい」という思いで開催です。時代は動きます。
【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】
日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。申込みなども異なります。
昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。
夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。 前売りを、本日よりおこないますので下記を参照下さい。
<昼の部>
木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』
子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)
昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com
<夜の部>
木下黄太×平智之議員対談&講演
『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』
子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。
開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円 当日1200円 (前売チケットはe+(イープラス)にて本日より発売)
*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。
※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp
*ゲスト紹介*
平智之(たいら ともゆき)
京都府京都市出身。2009年当選・京都1区選出・民主党衆議院議員だったが、現在無所属。
与党議員として、禁原発の立場で精力的に活動をしていたが、大飯原発再稼働に反対して離党を決意。
「首相官邸前デモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。
新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語り、
「原発に対する怒りや不安を受け止める党」を目指し、「平安党」を結成する。
「ひとりの父親として、日本の子どもたちの未来を全力で守りたい」と語っている。
*主催者からのお願い*
ご来場されるみなさまへ・・・
・子連れでご来場される方もいらっしゃいますので、お子さんの泣き声などがあるかと思います。ご理解のほど、お願いします。
子連れでご来場したい方へ・・・
・託児はありません。お子さんを膝の上に乗せて聴講してください。
お子さんの座席がいる場合はチケット代がいります。
・子連れのお母さん、お父さんたちには、右サイドの座席に集中して座っていただく配慮をします。
他の来場者に迷惑がかかる場合は、一度ロビーに出ていただけるようお願いします。(ロビーでも音声は聞こえます)
・どうしてもお子さんが騒いでしまう場合は、会議室のモニターで観賞できるよう配慮をする予定です。
主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。
意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
不自由を常と思えば不足なし。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、
ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
12歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。教養がない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、
白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。
子どもが居なくても、出産の予定がなくても、体を大切にするのは誰もが同じです。
今は、女性がブームを作り、動かしている部分が大きいですから、このプロジェクトには期待したいと思います。
とか言う、TOKIOのCMがすごく恐い…。
いまさら何を言ってるのか、おいしいわけないじゃん!
怖いというより、まったくもって馬鹿丸出しの話です。
伊達市の桃33ベクレル検出されても堂々とピーチプロジェクトを企画し子供に食べさせる。
そんな端た金をもうけるために子供を利用し、毒を食らわせるような国、早く滅びればいいと、本気で思います。
なんで日本人に生まれたんだろう、こんな恥ずかしい人種、生まれ変わったら絶対に嫌です。
幸せになるために今を 生きて 下さい。
今本当に悩んで実際に行動している先輩ママの話が非常にこれからの子育てに役に立つと思います。
わたしも子どもの保育園の給食対策など先輩ママさんから方法を聞いて勉強したりしています。子どもの体調管理にもちろん妊娠中などなど・・・。
たしかに、子持ちかそうでないかというところには、ものすごい知識や経験の開きの差がありますから、これから子どもを持ちたい育てたいというところから、子持ちと独身との知識や経験のかけはしができたほうがいいなあと思いました。まったく排除するのはやっぱりもったいない。
「それでも国民は選んだ」って どこの国の話ですか?
世論調査でもYahoo!調査でさえ国民は慎重もしくは反対派が多いのをご存知ないのですか?
民意を無視して民主党が無理矢理 再稼働させたんじゃないですか!
それが いかにも「国民の意志」みたいに言うあなたは何者?
1,2時40分に地下鉄日比谷公園駅到着。下車したブラットホームにそれらしい人も見かけず、混雑していない。訳もわからず目に付いた出口より出る。警官も見ず。
2,幸い、日比谷公園の一端に着いた。案内図を頼りに、日比谷公会堂方向に向かう。
公園内はいつもの休日の雰囲気。
3,公会堂付近には500名程が集まっていた。集会開始前30分にしては、少ないな。国会包囲するほど集まるか? と不安になる。
4,3時30分に首都圏連合主催の集会開始。著名人数人と首都圏連合の数名が発言。印象に残ったこと。
➀ここに集まった人達は日本の良心で有り、全世界が注目している
➁日本で、今原発を止められなかったら、全世界への更なる原発の拡散は避けられない。
➂進行中の原子力規制委員会人事を止めなければならない。→今の時点では既に遅い。(筆者)
5,デモが発言者発言中にも出発開始。私は最後まで聴き、デモも後ろの方の適当なところに入り込んだ。その頃には、万人の人々々。
6,デモはいつもの通り4,5人幅に狭められて行進。後ろで、デモ初心者が多い為か、シュプレヒコールの声が小さい。仕方なく、私が音頭をとるべく、声を張り上げたが、7月16日と異なり、後に付いてくる人も少ない。ふと周りの人の腕を見ると「日焼けしている人」が少ない。16日のデモ参加者は日焼けしたはずだ。参加しなかった人も多いのかしら?今日初めての人も結構多いのかも?
7,官庁街の日曜日は人通りが少ない。また、その人達もデモには無関心であった。
8,まっすぐ、国会に向かう物と思っていたら、再び日比谷公園へ、そこでデモは解散。
各人歩道を歩いて、国会へ向かって下さい、との呼びかけ。それに従う。
9,途中で、経産省ビルの植え込みに「脱原発テント」の看板が掛かった白いテントが眼に入ってきた。それほど大きくはない(間口5m、奥行き3mくらいかが2は張り)係の人が冷たい水を振る舞っていた。感謝にお堪えなかった。少額を寄付。署名。
それにしても、ここに常駐している人達の苦労はいかばかりか。脱原発の意志は固い。
10,国会前は満杯なので、官邸前へ向かうよう、アナウンスされ、従う。
11, そこも人で一杯。先頭から数百メートル後ろに落ち着き、早速シュプレヒコール。相変わらず周囲の人達の声は小さい。
12, 一車線目と2車線目の境に置かれた鉄柵は、今回は人の腰程度の高さ。後で解ったが、警備を緩めたのではなく、警官が跨いで自由に行き来出来る高さにしたのだ。
13, 7時半頃、若い一団が近くにやってきて、警察の規制下にあった歩道内の通行路に警察の規制を押し返し、陣取って威勢の良いシュプレヒコールを上げ始めた。警察は黙認。しかし、警備車2台分の増員。
このように、威勢の良いのは良いのだが、ごく普通の人々から遊離しないことを願う。このデモをはじめとするあらゆる「闘い」は多くの一般の人々の支持があって、初めて意義を見いだせる。膨大な裾野があって初めて成功の可能性が生じてくる。跳ね上がり行為は慎むべきだ。警官を「悪者」に仕立てるか、「見方に引き入れる」くらいの度量が必要だ。
■ デモは有効か?
最早、「脱原発」達成には、最小限の「世直し」は不可避である。全ての「脱原発」を願う人々は、闘う必要がある。闘いは各人の置かれた状況、価値観によって様々であって良いと思う。デモはその中の一つの手段であり有効なことは、歴史を見れば明らかである。
今の状勢を見渡せば、一部の覚醒した人々と、大多数の日常に戻ってしまった人達に2極分解してしまった。決して、推進派が強くなったわけではない。反原発派が勝つには、この大多数の日常に戻ってしまった人々を、再び反原発陣営に引き入れることができるか、にかかっている。
デモの目的は、野田にシュプレヒコールを聴いてもらうためではなく、これらの多くの人達に「私達と共に闘ってほしい」と訴えることだ。マスゴミがデモを報じないのも、このことを阻止することが目的だ。
これを打ち破るには、インターネットの力と口コミ、そして、粘り強くデモを続けることだ。
<蛇足>
公園内の花壇の花に、蝶を見かけなかった。公園内、デモ中にも蚊に一度も刺されなかった。私の家の庭にも今年は蝶を見かけない。何でも放射能のせいにするのは良くないか?
それにしても、不気味。
<参照>
次回は8月3日、官邸前通常デモです。