「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「母も娘も腺腫様甲状腺腫」でも移住に踏み切れない心。【個別土壌調査・福島】最大18万Bq/kg汚染。

2014-01-22 04:45:00 | 福島第一原発と放射能

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 福島県から避難をしている皆さんが、それぞれの避難もとになっている地元の土壌調査をおこないました。これは、来週に新潟で予定されているウクライナ報告会の主催グループ(これも避難者の皆さんが中心です)によるものです。避難している自分たち自身でその汚染について、きちんと認識する作業は不可欠です。辛くても。

【個別土壌調査・福島県内】 (測定期間2013.7~2014.1)

                  作成:木下さんを新潟に呼ぶ会 

「福島県から新潟県へ避難されている皆さまのご協力を得て、以下のようにデータがまとまりました。」 

■郡山市開成山公園の土(南側SL機関車近くの植え込みの土)
採取日 2012年10月(除染前)
測定日 2013年12月28日
Cs-134 3108.5Bq/kg
Cs-137 7482.9Bq/kg
合算 10591.4Bq/kg

■郡山市大槻町 自宅 駐車場の土(車止めと壁の間に集まった土)
採取日 2013年7月下旬
Cs-137 125879.8Bq/kg
Cs-134 61370.1Bq/kg
合算 187249.9Bq/kg

■いわき市平 自宅の土①(前庭の土)
採取日 2013年11月3日
Cs-134 255Bq/kg
Cs-137 524Bq/kg
合算 779Bq/kg

■いわき市平 自宅の土②(物干し下の土)
採取日 2013年11月3日
Cs-134 793Bq/kg
Cs-137 1569Bq/kg
合算 2362Bq/kg

■いわき市平 自宅の土③(庭の脇側 敷地内 木の下の土)
採取日 2014年1月4日
Cs-134 8864Bq/kg
Cs-137 19799Bq/kg
合算 28663Bq/kg

■いわき市内郷
合算 280Bq/kg

■いわき市中央台
合算 130Bq/kg

■いわき市神谷
合算 890Bq/kg

■いわき市内郷 (自宅庭の土)
採取日 2013年8月17日
Cs-134 186Bq/kg
Cs-137 371Bq/kg
合算 557Bq/kg

■いわき市内郷 (馬場公園の土)
採取日 2013年8月17日
Cs-134 196Bq/kg
Cs-137 409Bq/kg
合算 610Bq/kg

 

■南相馬市原町区 (駐車場の土)
採取日 2013年11月
Cs-134 12654.0 Bq/kg
Cs-137 29325.6 Bq/kg
合算 41979.6 Bq/kg


■南相馬市原町区 (花壇の土)
採取日 2013年11月
Cs-134 4790.9 Bq/kg
Cs-137 11274.0 Bq/kg
合算 16064.9 Bq/kg


汚染が少ないといわれる、いわき市でも、集積すると数万Bq/kgの汚染は存在しています。こうした環境で、吸気や接触による危険が、厳然として存在するのは間違いありません。当たり前に危険が見つめられるようになるのかどうかが、福島ではかなり困難ですが、こうして数値を確認して、自分たちの中で見解を固めないとなりません。

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福島避難者が新潟で来週開催!

【1/31(金) 木下黄太 ウクライナ報告会 IN 新潟】  

日時  2014年1月31日(金) 9:15開場 9:45開演  

場所  新潟市江南区文化会館音楽演劇ホール アスパーク亀田(亀田総合運動公園)内 

       日本海東北自動車道 亀田I.C.から5分 新潟バイパス紫竹山I.C.から10分

    無料駐車場完備 バス停「アスパーク亀田」下車すぐ(・カナリア号 ・江南区区バス)
    託児あります(要申込み 保育室、和室を借りました。可能な限り対応致します) 

 参加費 予約された方⇒1000円(福島からの方、避難者の方は500円) 

     予約なしで当日⇒1200円(福島からの方、避難者の方は600円) 

 申込・問合せ先  ukrainereport_niigata@yahoo.co.jp 08052291203(もうぎ) 

     メールでお申し込みください。参加者全員のお名前と予約席数、連絡先をお書きくださ    い。福島からの方、避難者の方はその旨ご明記ください。

  申込ホームページも開設⇒http://ur2014.wordpress.com 

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このところ聞いているのが、お母さんにもお子さんにも、甲状腺に疾患が出ているケースです。3.11.前には認識できなかった甲状腺の疾患が、母にも娘にも同じようにおきている状態。まだ小中学生の娘にも腺腫様甲状腺腫ができることも厳しいです。さらに母親は、他の疾患まで抱え、心臓にも異変が起きている話です。でも、移住に踏み切れないという心境です。

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311以降、原発が爆発した様子をテレビで見て、水素爆発ではないと確信。
使い捨てマスクに濡らした布マスクをして、私のみ仕事へ毎日出かけていました。
娘はたまたま学級閉鎖だったためほぼ外出していません。
 
但し、3/21、どうしてもと娘に泣いて頼まれて
あの黒い雨の中、夜東京を横断して墨田区まで出かけています。
夕方から夜にかけてでしたが、ほとんど人通りがなかったのを覚えています。
 
雨は危ないとわかってはいましたが本当に娘にとって特別な日で、墨田区まで行かないと手に入らないものを購入したいと泣かれて一緒に出かけてしまい、大変後悔しています。
  
その後、鼻血などは全くありませんが私自身は3月下旬くらいからだったでしょうか、2週間くらいお腹がゆるめでした。
  
被ばくしたと確信し、食材・水(たまたま311直前からRO水のサーバーをレンタルしていました)に引き続き気を付け、マスクも手放さずに過ごしていました。娘の被爆を確認するためにおしっこをペットボトルに貯めて
専門機関に送って検査もしてもらいましたがNDでほっとしていました。
  
一昨年、表参道の専門病院で、娘も私も腺腫様甲状腺腫であるということと嚢ほうがあると診断され、
私はそれに加えて橋本病だとの診断を受けました。
(まだ投薬するほどではなく経過観察だそうです)
それから私は半年に一度、娘は一年に一度の定期検査を、と言われて通っていますが、放射能によるという言及は一切なく、「結構調べると子どもでも嚢ほうはあるんですよ」と平然と言われて唖然としたことを覚えています。
  
娘には311後、4月から給食を断って弁当持参にしており、外食もほとんど皆無の状態で過ごしています。
野菜は高知や三重、熊本などから取り寄せ。肉も鹿児島や長崎などの豚肉か、阿波尾鶏などの鶏肉。もしくはほかのリスクを承知の上でブラジル産などの外国産。
 
できるだけのことはしていますが、本当は東京から出て移住するべきだというのはよくわかっています。
 
木下さんにこのような経過を話せば、なぜそこまで解っていて症状も出ているのに東京から出ないのか
大馬鹿者!と言われるのは百も承知ですが、
娘は移住を望みつつも東京で生まれ育っているため色々な意味で地方に住む自信がないこと、
(おまけに私は車の免許もありません)、
そして、母子家庭が長く、それらをふまえ、今仕事がなくなったら死ぬしかないこと。
  
昨年末に私が狭心症の薬を処方される事態になったこと、
娘が受験生になることから、娘が「移住するなら今年中だよ」と昨年随分叱咤激励してくれて…
 
一昨年から休みを利用して長崎に再度行ってみたり、
岡山や和歌山、広島などにも、移住の下見を兼ねてプチ保養に二泊三日位で行ってみたりしたのですが、
やはり移住には踏み切れず…
  
本当に、今、悩んでいます。今の仕事は来年度でシステムが一旦変るために
派遣のような身分である私の身分保障はなくなり、2年後から働けなくなる可能性も出てきましたが
今の職場でうまく民間会社に移って働くことが可能ならば、娘を育てていくことは何とかできます。
 
移住するべきだと思いつつも、踏み出せない。そんな状態で木下さんに報告などして良いものか、とも思いましたが講演会などで話す際、少しでも参考にして頂ければ、と敢えて勇気を出してメールさせていただきました。
 

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頂いたメールには、お母さんの身体的な元々の問題に関しても書かれていましたが、僕の方で判断して割愛しました。

こういう様々な症状が母娘共に出ているだけでなく、社会的にも厳しい状態がある実状の中で、どういう選択を新たに具体的に取るのも難しいとは思います。

この方の様な問いかけに僕がどこまでこたえられるのかは分かりませんが、こういう方には、何かもし相談したいのであれば、お話ベースで対応できることは、対応する予定です。特にメールマガジンという少し限定した環境では、出来る限りインナーとして相互にやり取りができればとてもよいと考えています。其の為にも、メルマガという場は意味を強く持つからです。自分がベストにできるのかはともかく、ベターであらねばならないと僕はいつも思います。

そして、リアルが厳しくても、心というのはそれでも自由に舞えるものですから。

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このイベントはメルマガ購読者優先枠を設定し、購読者優待料金を設定します。

 ◆2/15(土) トーク「東京で考える、被曝影響と放射能防御」◆

登壇者 ►三田茂医師(小平市 三田医院) ►木下黄太
2014年 2月 15日(土曜)
開場 13:20
開演 14:00~15:00 三田医師による報告、木下とのトークセッション
  <休憩>
再開 15:15~16:15 トークセッションと質疑応答
参加費 999円 (こくちーず申込の場合) * 1000円札用意下さい
(メルマガ購読者は優待料金あり※)

場所 玉川区民会館 ホール (定員470) (東京都世田谷区等々力3-4-1、等々力駅徒歩1分)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/142138/

《メルマガ購読者は申込方法は別の方法です。下に書いています。※》

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東京で首都圏のお子さんたち1000人以上の診察を続けて、甲状腺や血液検査を続けてきた、小平市の三田医院、三田茂医師に、現在なにが起きているのかという実状報告をして頂きます。三田医師は3月20日で都内での診療を終え、4月からは移住先の岡山で開院される予定です。

こうした最前線に立つ医師がどのような状況と認識しているのかをまず報告し、更にそれを踏まえて、木下黄太とトークセッションを行い、噛み砕いていろんな話を伝えていきたいと思います。
東京で、三田医師とジョイントし、
このような会を開催するのは最初で最後の機会となる可能性もあります。皆様の参加をお待ちしています。

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※メルマガ購読者は500円(優待料金)。下記ご注意ください。
 木下黄太メールマガジン購読申込者で参加したい方は、こくちーず経由の申し込みでは、優待料金にはなりません。2/7発行予定のメールマガジン1号に申込方法を記載しますので、それに従って申込みをして下さい。メルマガ購読者優先枠:200席(予定)。
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