「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「シリアで日本人女性記者死亡か」情報に関しての嫌な予感。長井健司殺害抗議署名活動の僕の立ち位置。

2012-08-21 04:07:43 | その他
 ミャンマーで殺害された、長井健司さんを使って僕への中傷がきていて、許せない中身なので、おととい大量ツイートしました。このままにするつもりでしたが、何か嫌な予感がしているのでブログに、まとめ直して書いておきます。このことだけなら、馬鹿の戯言に僕が怒っただけなので、どうでもよいのですが、何か嫌な予感とリンケージしている感じがするので、書き留めておくことにします。
 
 嫌な予感というのは、シリアで、日本人女性記者が重傷を負っているとか、亡くなったという情報が、錯綜していることからくるものです。ぼくも皆さんと同じ情報しか知りません。しかし、普通に考えても、こうした戦時下で、命がけでぎりぎりの手段で入国する女性記者は、本当に少ないです。新聞社やテレビ局の記者は、おそらく現地入りはこの情勢では、なかなか許されません。一番可能性が高いのは、テレビ局の報道と何らかの形で、リンケージして、ぎりぎりの覚悟で現地入りした女性のフリーランスのジャーナリストです。戦場に入る、特にぎりぎりの戦場に入る人間で、女性は本当に少ない。僕は数人も思い浮かびません。勿論死亡情報が誤りであることが本当に望ましいと思います。
 
 僕が知っている女性のジャーナリストでないことを僕は願っています。
 
 なんで、こんなことを書くのかというと、2007年9月にミャンマー情勢が悪化したときに、僕はBBCとCNNばかり毎日ずっとチェックしていました。日本のメディアの情報は遅く、しかも当時左遷中だった僕は、報道現場にもいませんでしたが、暇だったので、気になってすごくチェックしていました。海外メディアの情報からすると、これは何が起きてもおかしくない状態が、ミャンマーでおきていることを日々感じていて、「この取材は命がけだろうな」という感覚になっていました。大規模戦闘がおきずに、細かいトラブルが頻繁におきる事態は、実は危険が大きいのは、僕には常識でした。まだ大したことのないようにみえて、大きな騒乱が突然おきるとむきだしの危険に襲われることは多いです。しかも、日本のメディアはまだその感覚に追いついている雰囲気はなかったのです。いい加減な僕は、最低限の新聞チェックと、海外メディアチェックはしていたものの、自局も含めた日本のテレビ番組は、ほとんどノーチェックでした。何にも情報ないと思い込んでいました。
 
 これが大きな間違いです。長井さんは、なぜかたまたまフリーランスとして、現地に入れていて(全く知らなかった)、しかも亡くなる前日に局とのインタビュー電話に答えて情勢を伝えていたのです。僕は、ろくにチェックをしていなくて、そのことに気づいていませんでした。まさか、長井さんが、こちら絡みで現地に入っているなんて、思ってもいなかった。ニュース見ていれば気が付いたはずなのに、見ていなくて気づかなかった。僕の完全なミスです。
  ずいぶん前にも長井さんのことで書いていますが、彼は取材現場で悪い癖があって、撮影に夢中になるとその場所にとどまって撮影する癖があります。こうした紛争時に動きながらでなく、事が起きた時に場所に止まると本当やばい場合がある。彼はそういう癖がある。特に危険認識が彼の心で不十分な場合、より起き易いタイプの人なのです。国内取材でもおんなじ類の事があって、彼のベルトを背中から引っ張って、後ろに下がらせたことは何回もありました。僕はそれをよく知っていた。
 僕は少なくとも彼とは直接、「こうしなよ」と言える関係はあるし、僕が強く言えば最低限は聞いてくれる関係と思います。ですから、彼が現地に入っていることを僕が事前に認識していれば、「情勢はこうだから、こういう注意しなよ。」と繰り言の一言が定時連絡の席に行って伝えられたはずなんです。こういう繰り言が、ほんとにちょっとしたことだけど、運命の歯車を変えることが多いことを僕は知っているつもりです。関係性のある人間でないと、フリーの人は聞かないし、こちらをそれなりに認めていないと、聞く耳なんて持たない。とすると、僕しかたぶん、あの状況で長井さんに言う事のできる適任はいなかったと思います。その僕が、撃たれたというニュースが夕方流れるまで、何にもできていなかった。情勢は、おそらく日本国内の普通のテレビ記者たちの中では、よりはっきりと分っていたのにできていなかった。僕のミスです。
 
 今回のシリアでの女性記者死亡情報は、これとはもちろん違うのですが、この時のことを思い出す感覚とあわせて、嫌な予感がするのです。また、変な感じですが、なんでおとといの昼に長井さんのことについて、どうしようもない中傷に、僕が引っ掛かって怒っていたばかり。そして、きのう深夜にこのシリア情報は始まっています。なんか嫌な予感ばかりしています。
 
 女性というのが気になっています。女性記者という存在が、本当に独り立ちする人は、そもそも少ないです。僕もそうなんですが、男性記者の師匠と弟子の女性記者みたいな関係があります。特に、ある意味「傑物」で「尋常でない」男の記者というのに、本質的にそういうパワーがあるタイプではない女性記者とが、そうした関係性になるケースは多いです。こういう女性記者を、男の記者が何もかもの取材に引き込むと、パワーの違いで彼女が崩壊する危険は大きいです。
 
 ただし、僕の場合、そういう女性記者に対して、彼女にジャーナリストである事を優先させませんし、本当に危ないことは避けさせます。これが、僕のやり方なんです。僕の彼女への愛情表現だと思います。仕事よりも相手への愛情が優先する人間です、僕は。
 
 さらに言うと長井さんと違い、僕はジャーナリストは生き残ってなんぼと思う人間です。3.11以降の僕の行動で誰しもお分かりかと思います。僕は積極的な臆病者です。
 
 もちろん、いろんな人によっては、いろんなことがあり、いろんな関係性があります。今回が、報道があたっていて、日本人の女性記者で、しかも亡くなられているのが事実なら、どういうことがあったのかと、いろいろと考えています。
 
 嫌な予感が、渦巻いて眠れないので書き連ねてごめんなさい。
 
 
 下記は、おとといのツイッターに書いたものをまとめなおしました。これで僕のこうしたことに関してのスタンスもわかります。もともとこのブログは3.11.前は長井さん殺害に抗議する会のブログでしたから。(関連記事はカテゴリーでも見られます。「その他」カテゴリーもほとんどそうです。)
 
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 長井健司さんの追悼集会を3.11以降におこなわなくなったと、知りもしない「戦場カメラマン」から突然中傷をされました。「去年から行っていないのではありません。現実に、長井さんの三回忌でいったんしめることは、今治で最も尽力してくれた中心メンバーとも以前に話して決めたことです。僕の批判を展開されるなら、確認を。」というメンションは本人に飛ばしてあります。まあ、論外の話です。というか、長井さんの抗議活動に関しては、どういう経緯でおこない、実際どこまでやったのかは、僕は世界中で僕より行った人間は間違いなくいません。このブログの3.11.前の読者はご存じのはずです。彼がミャンマーで殺害されて、二年間は、こちらは、やれることは一応行って、集まっているメンバーで話して、大きなことは終了しています。今回の事故の一年前から、活動自体は実質成立していない状態。そのことまで中傷の種にする感覚なのが恐れ入ります。というか、嘘も大概にしろと思います。許しません。
 
 フリーランスは、大手メディアよりもまともな人もいる。しかし、それ以上にいい加減な人が多いのは事実。お金と自分の心性でおかしくなっている人は、多い。組織の中での我慢経験が根幹からない人達。まず気に入らないとわめく前に、僕に確認するのが普通ですが、それより、自分の気持ちや立場が大事なのだろうと思います。長井健司さん殺害の抗議活動のことについても、僕は2011の三月にブログタイトルを含めて断りをブログに書いています。実際には2010/9/27で完全に小休止になっていたのは当時の関係者はみんな知っています。もちろん、この「戦場カメラマン」の存在も、当時から知りませんでした。
 
 当時、発生から一年半くらい、長井さんのことを訴えて講演会を続けた。全国に行きました。当時は、自分の給料から、持ち出して、交通費宿泊費はオール自腹、会場費もケースバイケース。会社の休日をほぼ全部一年以上、この活動に使った。講演は僕が中心でなく、他の専門家を立てた。とにかく全国で署名をあつめるために行いました。
 
 しかし、実際に、反響は限られていた。会場動員も、今の数分の一がいい方。世の中の関心はまるでない。それを掘り起こして、続ける作業でした。もちろん金銭的バックアップは皆無。ネット署名は一万で止まり(それでも当時は多かった)、街場で足で集めて十三万人までは集められました。全国の署名ボランティアのおかげです。でも全国で百人にも届かない。
 
 全国と書いたが、殆どは東京と今治のグループが、頑張り続けただけなんです。著名人は、ほとんど僕が協力を頼んで、当初イベントは協力してくれたのみ。このグループの中で、一年やったのでほぼ限界。もう一年、一部のボランティアが頑張ってくれて、ようやく署名が十三万人まで届いたんです。それで2010/9/27に大使館側がようやく署名は受け取った。(当初何回かは受け取らなかった)

 

 
 一周忌、三周忌の命日に慰霊の行事はお寺で実施しました。2008年とと2009年の二回。次はどちらにしても七回忌だとメンバーでも話はしました。そして2010/9/27に署名の残りを大使館に提出。当時のブログにも一区切りの話は書いています。実際活動は2009/9/27以降、かなり縮小しています。僕は墓参りなどには行っていますが、慰霊のイベントは三回忌の2009年から開催していません。すでに2010年にはおこなっていない。資金源のない市民グループのある意味限界です。
 今、ぐずぐず文句をつけてきているフリーランスが当時、長井さんのことについて、何かサポートしたいと言ってきたことなどない。あのとき、そうした類の事が少しでもあったのは、江川紹子氏や佐藤和孝氏、田丸美鈴さんだけ。そのことは今でも感謝している。
 もちろん、もっと密接にかかわってくれた、ジンネットの高世仁氏、アジアプレスの石丸次郎氏や現在週刊金曜日の北村社長、そして最大の貢献は宗教学者の島田裕巳氏(一緒に講演に廻った)など、本当に尽力してくれた方たちもいる。そういう人が、僕が長井さんの慰霊を行わないのがおかしいと話してくるなら分かる。もちろんそんなことは誰も言わないです。

 長井健司の話を書いても、残念ながら、反響は少なかった。一般の方が、ミャンマーで死んだジャーナリストのことに思いをはせることはかなり難しいです。それを乗り越えるのは本質的に無理でした。マスコミが応援してくれても(今と逆)。これが現実。僕は、そのことはずっと受け止めて考えて生きている。そして、ミャンマーの皆さんと連帯を口々に言う人々が、いろんな政治目的で行っているのは間違いないし、ミャンマー側もいろんな立場で、ある意味、利用して、行っています。僕らは、ミャンマー改革運動を行っていたわけではない。長井さんが為そうとしたことを認識して、その意味を伝えていた。彼が撃たれた写真が可視化したものとして伝わり大きくなっていったが、可視化した衝撃以上に一般の人との共通認識を持ち得るものは、ほとんどなく、僕らの活動の限界も、当初からあった事は自覚していた。これでも、よくここまで出来たと思っている。

 

 完全にボランティア活動を、勤務の合間、土日潰して続けるのは一年程度が限界。さらにもう一年は、僕はペースを落として続けた。他の方で続けたい人もいたから。しかし、それももう一年が限界。こんなことはあたりまえの話。慰霊祭もこちらがすべてセットして行っていただけで、ミャンマー側は、ある意味客人として、慰霊祭に来られるだけの形。2010年に慰霊祭を開催してくれという趣旨のお願いは僕には来ていない。(というか元々、こちらが開催しているのを伝えたから集まられているだけなので、)こちらが開催しないのがおかしいと言う人がいるならメールを下さい。説明しますから。しかし、今に至るまで皆無ですが。
 
 
<追記>
 

この中傷をしてきている「報道カメラマン」について、下記のメンションが僕に飛んできています。

@0311trinity 木下黄太氏を「人の不安につけ込んで煽る商売人」と断じる「報道カメラマン」@kiyomutomita氏。しかし「魚の放射能が気になる人」向け情報有料販売とはこれ如何?http://t.co/ipeLQY2N…」

 

 また、この中傷に便乗して、。「あの人、とは?」というくだらないメンションを、フリージャーナリストの常岡氏が投げているので、下記のメンションを僕がしておきました(誤字は直した)。はっきり言って、彼には失望している。

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常岡さん、お話があるなら、メールください。電話でお話しします。「あの人、とは?」となどと分っていて、あえて聞くスタイルをとる必要はありません。追悼集会をやめているのはもともとです。僕は、今治の署名グループと、今治に墓参りにも行っております。@shamilsh

posted at 13:40:38

だから、はっきり言って、こういう批判を欠く類の人がまともな話をしてきたためしはない。常岡さんが便乗したいなら、ご自由に。僕は、あなたを好意的に思っていたが、こういう悪ふざけをするなら、そういう程度の人とみなすだけです。

posted at 15:07:45

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今週木曜日開催!京都講演。申込み方法を一部変更しました。

 

 昼の部と夜の部の予約をメールでも承ります。昼の部は座席確保のみです。夜の部は、前日8/22の24時までにメールが到着すれば、前売り料金での対応と致します。お名前、連絡先電話番号、昼希望か夜希望のどちらなのか、必要枚数を明記してメールして下さい。お子様でも座席の必要な方は、料金が必要となります。kyoto.kodomo.inochi@gmail.com

 

【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】

日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。

 

 

 

昼の部は通常のスタイルの単独講演。                                   

 

夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。            

 

 

 

<昼の部>

 

木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』

 

子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。                                                 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)

 

昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com

 

<夜の部>

 

木下黄太×平智之議員対談&講演

 

『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』

 

 

 

子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。

 

開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円  当日1200円                                                 

 

(前売チケットはe+(イープラス)でも発売しています)

*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

 

※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp

 

主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com

 

 

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12 コメント

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災難 (タガメ)
2012-08-21 09:42:42
道を歩いていたら見知らぬ野良犬にかまれたような災難でしょうか。放置するわけにもいかず、気苦労のほどお察し申し上げます。
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Unknown (虫けら)
2012-08-21 11:32:20
心に大きな、重い荷物を負いながら、人の為に誠実の限りを尽くし続けておられる木下さんのお姿には、敬服し、その原動力はどこにあるのだろうと、いつも驚嘆させられます。

やはり煎じ詰めれば、「愛」という一語になりますか。

私は器の小さい、弱い人間で、自分に与えられている愛の分しか人に与える事ができない自分を、自覚する毎日です。

木下さんのジャーナリズムは、欺瞞という闇に覆われた社会で方向性を失った人たちにとって、灯台の役目です。

この灯台の光が、決して消える事がありませんように。

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いい加減とは思いません (たった)
2012-08-21 16:53:38
木下さんいつもありがとうございます。頭が下がります。お気持ち、お察しします。
以前から、こちらで他の方達のコメントでも感じていたのですが。
大切な方や肉親が倒れたり他界した場合、例え大往生で恵まれた医療施設の中としても、周囲は「自分のあの行動が悪かった…こうすれば良かった…」などと思うものです。それが苦し過ぎるのか中には他の人間を責める場合もあるようです(身内にいました…)。きちんと自分の行動を検証するのは大事だと思いますが。
えらそうに言いましたが私も渦中にいる時は先の内容など忘れました。

「政府は必ず嘘をつく」私も読んでいる途中です。私の夫も下級の国家公務員で一般人は知らない情報も見聞きするようですが、議員や大臣は神だそうで、本の内容を話しても信じません。ただし数字やデータの説明には興味を持ちますし、関西出身なので東京に住むことには執着がないのが救いかも。避難した方から見たら遅すぎでしょうけどね。
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Unknown (yaeko)
2012-08-21 19:31:49
積極的な臆病者
いいですね~
自分の命も守れない人に人の命は守れません
自分の命を大切にしない人は人の命が大切だとは思えません
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木下さんへ (Unknown)
2012-08-21 20:51:13
長井さんというお方も、此処迄ご自身の死と真剣に向き合い、深く想い偲んでくれる同士がいるだなんて、ジャーナリスト冥利に尽きるのではないでしょうか。
木下さんのミスだなんて、誰も決して思いはしませんので、あまり自責の念に捕われないで下さい。
木下さんの周りは、感謝の気持ちをもった魂で一杯ですよ。大丈夫、守られています。
私にはそう感じます。

中には、人の心の痛い場所を的確に見つけて塩を塗り込んで来る悲しい人達も居ますが、そういう人達は未来永劫に低層な境涯をさまよう浮遊霊だと思いシャットアウトしてください。
波長をそのレベルに合わせてしまうと、又フラフラと近づいてきますので、
木下さんが本来持つ崇高な慈愛の力でご自身をもお守り下さい。

すみません、思う所を書き綴りました。
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近視ジャーナル (いろむえな)
2012-08-22 01:38:51
これら危険地帯におけるトラブルは日本で普通に生活している一般人にはなんら関係がないので、
過熱報道は迷惑です。現地取材を許可したテレビ局や、おもむいたジャーナリスト個人のトラブルです。
とても優秀で美人な方だったそうです。ご冥福をお祈りします。
ぶん殴り合いしてる現場を率先してスクープ取材するなら、現地の状況把握は近視的ピンポイントになり
他の場所は平穏なのに危険エリアの報道が取り上げられると、その国の全てが危険地帯と見なされたりする。
外(日本)から危険な現場には行かないで、今は通信技術が整っているので、信頼できる現地在住の一般の方や
亡命者からの写真や情報提供を報道するのがいいと思います。現地ジャーナリストはこれらの橋渡しでよいでしょう。
ただでさえ日本人は狙われるし、女性は絶対だめです。(若い男性も)
国際ルールとしてジャーナリストに危害を加えないとありまあすが、相手はそのルールすら知らないアウトロウならどうしましょう。
その国への反感を持たせるためにそのルールを利用されたらどうしましょう。
テレビ報道を見ただけの感想ですけど、今回の取材移動のスケジュールがもれてて
(予定したルートを移動させられていたりして)、狙撃されたんじゃないかなって思いました。
乱射した人が着ていた服は盗難品かもしれませんよ。偽者の編隊かもしれません。
男より女の方が世論の反感を買うだろうとか、自国へ生臭い報道させるのに一人は残しとこうとか、そんな感じしました。
せっかくの命がけのジャーナリスト取材が何かの思惑に利用されなければいいのですけど。
危険すぎる報道取材はさせない方がいいと思うので木下氏に同意です。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-08-22 07:17:14
木下さんの哀しみがひしひしと伝わり胸が痛い。
一般人には到底理解し難い哀しみと怒りに苛まれて辛いと拝察する。
犠牲になられた女性記者の父親が慟哭する映像が、木下さんの心境と重なってみえる。
近年、同様に犠牲になったジャーナリストたちが伝えたかった命懸けの取材の意図は伝え切れたのか?伝えたい人に届いたのか?が、いちばん彼らの魂と彼らを愛した人間が邂逅するところだろう。

遺された関係者は、命の対価となったレポートを最大限に生かし公表して欲しい。
それが最大の供養ではないかと思う。
御霊には謹んで
有り難うお疲れさまでした。安らかにおやすみください。

と深い哀悼を捧げる。 合掌

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出店 (いろむえな)
2012-08-22 16:10:17
女性採用の段階でひょっとしたらこういう計画もたてられてたのかもしれないと思いました。
遺族の映像も見ました。見なくても人として、その慟哭は理解できます。
それでもあえて書きなぐった、こちらの心境は理解できますでしょうか?
命と同等の対価は存在しない。
危険な場所へ、さらに危険な場所へと行くのがジャーナリストと勘違いしてはいまいか?
その決定をしたのが個人ならば、それによって起こったトラブルは当事者や当業界で自己完結せよということだ。
危険地帯をわかって乗り込むということはそういうことだろう?
個人的なプライドの欲望や勝算や打算が全くないわけではないだろう?
取材派遣を依頼していない大衆へ、命がけ取材をしましたという報道姿勢を押し付けるなと言いたいのです。
それがプロだと思います。
突撃はジャーナリストのエゴでしょう。大衆を鬱にするような結果は避けて下さい。
犠牲を高貴な殉職死とする雰囲気の美化も嫌です。
だからって亡くなった今はどうしようもないから、危険な取材は自粛し、それでも進むなら自己完結でお願いします。
ご遺族には何と言ってよいかわかりません。ただ、とても快活なすばらしい女性が犠牲になられて残念です。
今回のような場所は女性を派遣するには不適切だったと思いました。
なんか疲れたのでもうこちらにはきません。
返信する
合掌 (リン)
2012-08-22 17:06:37

すべては、絶対にして唯一の存在。

山本美香さん、お疲れ様でした。
どうぞ安らかにお眠り下さい。


PS‥今更ですが、私が師匠の男性記者なら、恐らくは、暫くトルコで様子見をしたかも知れません。
自分がアレッポに行けば、パートナーを自負する弟子は、あくまでも自分についてきたでしょうから。
ちなみに私も『生きてなんぼ』と思って日々生活しております。
返信する
Unknown (応援してます)
2012-08-23 02:57:40
久しぶりに書き込みます。海外にいるので、シリアでの女性記者死亡のことはネットで知りネットだけでいくつか見ました。ネット情報ですがテレビより先に、You tubeで先に映像が流れたと知り、そのYou tubeを見て胸がつぶれる思いがしました。テレビでは流れてないだろう、まだ、体温が残っているであろう、傷けられた山本美香さんのお姿を見てしまったからです。この映像は政府反対勢力が政府の残忍さを世界に訴えるために、ある意味、利用しているのだろうと思います。今後のジャーナリズムとは、と考えさせられます。ジャーナリストは生き延びるべきに激しく同意します。伝え続けるために生き延びてください。そして健康でいてください。
私は何も知らない人間ですが、木下さんは十分に長井さんのことに情熱を注いでこられたと思います。文面からそれは伝わってきます。長井さんもよくやってくれたというお気持ちだと思います。
返信する

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