あす土曜日開催【6/8(土)木下黄太講演会@大阪】
「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」 定員を200⇒250人増設しましたが現在満員です。
13:15開場 13:30開演。天王寺区民センター ホール
ただし当日、キャンセルもあると思いますので、入場を多少、お待ちいただくかもしれませんが、
予約のない方も、直接おいで下さい。
スタッフが少なく、椅子出しなどはお手伝い頂く可能性がありますので、ご了解ください。
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この講演では、健康被害の状態も踏まえて、当然ながら、大阪ガレキ問題と放射能被害について話しますが、それ以上に、目下焦点となっている橋下市長について、我々がどういう対応をしていくのかということを考えるための講演になります。
弁護士としての話に留まらず、リコール問題まで、具体的な展開が始まっているという認識です。さらに、大阪の八尾で、オスプレイ訓練も容認するような発言も飛び出していて、この人物を大阪市長として扱い、維新という政治集団を、大阪の政治集団としておきつづける場合、果たしてどういうことになるのかを皆さんと一緒に話をすることになると思います。あきらかに、橋下市長という存在を大阪人がどのようにとらえるべきなのかが、重要なポイントです。
当日は、橋下市長リコールの声をあげている弁護士の方たちも会場に来られます。そうした皆さんのお話も聞けると思います。また、他にもサプライズなゲストも予定しています。
大阪はガレキ焼却がストップしてから、2週間近く経過していて、そうした環境での、講演開催なのですが、この期間、雨が2ミリ程度しか降雨していない、空梅雨状態なのは、気になるところなので、念のため、屋外では、簡便なマスクはつけて、御来場ください。
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福島県相馬市でドキュメンタリーを震災後に撮影を続けていた俳優で監督の塩屋俊さんが、突然に亡くなられました。56歳です。上演予定だった舞台「HIKOBAE 2013」の稽古中に倒れて亡くなられたそうです。これまで、健康状態に異常はなく、突然、大動脈解離で亡くなったそうです。この塩屋さんは、原発事故当初から、相馬市にやってきて、相馬市民の撮影を続けていました。その意味では、はっきりと被曝されていると思います。元々、相馬市長と関係が深く、その繋がりもあって、元々別の映画撮影の話もあったそうです。相馬市に当初から来ていた経緯は市長のエッセイでよく分かりますし、相馬の病院の対応を描いたのが、舞台「「HIKOBAE」であったそうです。
下記は相馬市長のエッセイからの引用です。
http://www.city.soma.fukushima.jp/mayor/essay/essay.asp?id=242
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原発被害がどこまで拡大するか予想もつかない3月下旬のある日、彼は車一杯に積んだ食料と一緒に、カメラを持って相馬市にやってきた。私や、相馬市民の頑張りを記録したいと言うのだ。私が後世への記録と考えて撮影を許可すると、彼はその活動の拠点を相馬中央病院に置いた。
当時の相馬中央病院はボイラーが倒れ、暖房が利かず、温水も出ない。4階の人工透析室までは水道の水圧が足りず、自衛隊の皆さんに手伝ってもらって、手作業でやっと水を上げるような状態だった。スタッフの中には原発への恐怖で他県に逃げ出す人もいて、残ったスタッフたちが泊まり込みで患者の面倒を見ていた。医師たちや看護師たちが、「避難しなくて良いのか?」という気持ちになったことは何度もあったが、最後は市の方針に従い、歯を食いしばって入院患者と地域医療を守ってくれた。
その時の様子を舞台劇にしたのが「HIKOBAE」である。
第一回目の公演を3月11日ニューヨークはブロードウェイの劇場で、翌12日には国連の小劇場で公開された。公演に伴い相馬市長としてのスピーチを求められたので、西田国連大使に引き続き、各国の大使たちを前に心からの思いを演説をさせてもらった。
相馬市長として、また日本国民として、今日までの世界中からの支援に感謝し、我々は未来を信じながら耐え抜いてきたこと、決して天を恨み人を責めることをしなかったこと、いずれ復興を遂げた相馬市は優しさに溢れた地域になっているだろうこと。
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僕は、こうした文章を読むたびにつくづく思いますが、そういう頑張りということを、為政者の側が、ある意味で推奨していく構図の中で、実はどれだけ多くの人が犠牲になるのだろうかということです。本当に、はっきりと思います。原発震災がおきて、放射性物質が拡散したら、その人間の善意とか、夢とか、希望とかは殆ど何の関係もありません。いくらその人が良心的な振る舞いで行動していても、いくら善意に満ちていても、放射性物質を大量に吸い込んだり、摂取したりすると、大概の人は、体は傷ついて、いろんなことがおきてきます。関係ないです。僕には、その方がごく普通の話としか思えません。
それが、リアルです。
震災で福島に入っている多くのボランティアの人たちのうちで、その後、体調不良を訴えたり、突然に亡くなったりする方の話を、僕は、やはり、何回も聞いています。僕は、この塩谷さんという方を存じていませんが、彼の取られた行動の結果として、こういうことになっていく可能性があり得ることは、強くは否定できないと僕には思えます。
人は、人間の良心とか、希望とか、そういうものを信じがちです。僕は、申し訳ないですが、そんなものに特に依存して生きようとしたことなど、そもそも殆どありません。こうした夢見がちな話は、実は、人を破滅に追いやることの方が圧倒的に多いと、前から思っています。「人でなし」である僕は強くそう思います。
最近、『きちんと逃げる』(アスペクト刊)という本を読みました。日本リスク研究学会長もつとめた広瀬弘忠東京女子大学名誉教授の著作です。放射能への認識も相当甘いし、本の出来は、正直、そんなによくないのですが、それでも逃げるということがなぜ必要なのか、リスク回避をなぜ優先すべきなのかは、きちんと書かれています。避難をしたい人、避難した人たちにとっては、多分、珠玉のことばにあふれている著作でしょう。この中に、「プロテウス的に対応する」という節があります。災害に対抗するのは、ギリシャ神話に出てくるプロテウスの様な変幻自在が必要と説く筆者。「変わり身が早いとか節操がないとか、他者から非難されたり揶揄されても気にすることはない。大事なのはいかにサバイバルし、生き延びるかということなのだ。」とはっきり書かれています。僕の今回の事故を受けての感覚とまるで変わりません。こうした感覚でないと、実はこの後の日本で生き残れないだろうと、ずっと僕は感じています。生き残れるかどうかが、常に僕らに問われているのです。
そうしたことも踏まえて、この監督でもある俳優の突然の死は、いろんな思いに僕を捉えています。
ご冥福をお祈りいたします。
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ユーリー・バンダジェフスキー博士が、1年4ヶ月ぶりに、来月、再度、来日して、日本の皆さんの前で話したいということです。
博士は、チェルノブイリ被曝の影響もあって、体調が、完調ではない中で、日本の被曝に関して進行する状況を踏まえて、さらに本質的な話をしたいために、来日を決意されました。
「私の今回の日本講演は、去年の講演と同じく最善のものになると思っている。」バンダジェフスキー博士はそう話しています。
今回の開催地は、はじめての場所も多く含まれます。
申込方法も含めて、来週、詳細はあきらかに致します。
7/11(木) 新潟講演
7/12(金)夜 福岡講演
7/13(土) 岡山講演
7/14(日) 京都 専門家&医師向けセミナー
7/15(月・祝)京都講演
7/17(水)夜 徳島講演
7/20(土)東京講演
7/21(日)東京 専門家&医師向けセミナー
今回は、開催は、西日本に軸足を置いた形でおこないます。東京と京都をのぞいて、他の4県では、バンダジェフスキー博士は、はじめて話をされることとなります。九州・四国には初上陸です。
また、前回、東京は一般公演が平日開催しかなく、土日にバンダジェフスキー博士の講演が、ようやく汚染地の首都・東京で開催することになります。
また関西でも、前回は平日の開催しかありませんでした。今回の京都開催は、月曜日の開催ではありますが、祝日でありますから、より多くの皆さんが講演を聞きに来ていただけると思います。
専門家&医師向けセミナーは、東京と京都で、おこないます。一人でも多くの医師が、この事態に立ち向かってくれるのかどうか。前回のテキストをリニューアルして、追加情報も踏まえて、バンダジェフスキー博士は、話をされるつもりでいます。
1人でも多くの皆さんが、今の日本の現実を認識し、新たな道に進むためにも、バンダジェフスキー博士の講演やセミナーに参加されることを期待します。
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バンダジェフスキー博士の講演について、具体的に寄せられている、お問い合わせにお答えしておきます。
1.「沖縄開催を検討してほしい」
沖縄は、前回来日でも開催しております。しかも講演ツアーの最初に開催するなど、前回は、とても優先していました。今回は、東京・京都以外の4県は、全て初の開催地です。初開催のエリアを今回は優先していることを、まずは、ご確認下さい。
2.「名古屋開催を検討してほしい」
カルディコット博士講演時に名古屋開催を僕が提案した際に、中部の地元で、当時のこちらの関係者で、それを嫌がった人間がいて、この為、カルディコット博士の名古屋講演は実現しませんでした。
この後、Facebookのグループ上で、マルチ商法的な乳酸菌ビジネスをする人間たちの情報が判明し、僕が徹底的にそうした乳酸菌販売関係者を排除したら、この同一人物が、僕を「木下カルト」と言い出し、意味不明の批判ページを立ち上げました。僕の名古屋講演でも現地で妨害を画策しようとしていました。
なんで高額の乳酸菌を、「放射能に効く」と言っている人々を排除した僕が、「木下カルト」と中傷されるのか、正常な感覚では理解ができません。
バンダジェフスキー博士の名古屋講演を行う際には、この人間の妨害行為が具体的におこる可能性が完全に否定はできないため、開催は一度検討しましたが(名古屋なら行程に関しては、楽な部分もあるので)、結果的には断念いたしました。博士講演の際に、必ずおきるかどうかはわかりませんが、万が一でも、博士に余分な迷惑を掛けたくないためです。こういう理由で今回、講演開催を見送っているのは、名古屋だけです。申し訳ありません。
1人の人間でも、ネット上ではなくて、現実に妨害行為をする可能性があり得る場合、外国の賓客を招いての旅程を組めません。それが、リスクコントロールだと僕は思います。ネット上の妨害行為なら、所詮ネットの話なので、大したことはありませんが、おかしな事を考えていて、現実に遂行する能力のある人間が1人でもいる場合、事前に回避できるものは回避します。そういう人間が、具体的に分かれば。他の一般の皆さんには、本当に申し訳ありませんが。
3.「このページhttp://yury.bandazhevsky.org/でも広報しますか?」
当該ページは、前回の来日時に立ち上げたサイトですが、去年の時点から更新されてもいません。管理者が海外在住で入院されていると僕らに説明があり、このため直ちに閉鎖できないと説明がありました。こちらは、閉鎖を求めていますが、即座に対応できていない模様です。このサイトは、去年の講演ツアー後から博士本人とも無関係ですし、僕らとも今年以降、関係がありません。この当該サイトは、バンダジェフスキー博士の「公式サイト」では、まったくありません。閉鎖すべきサイトが、間違って残存していると御認識ください。よくないことですが。