「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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4年以内M7地震想定で「放射能首都」東京の限界。マスク常時防備の都内二十代男性が橋本病発症。

2012-01-24 12:32:10 | 福島第一原発と放射能
 東大の研究グループが、四年以内に東京でのM7想定の地震が起きる可能性は、70パーセントと出してきました。これは、大変な話です。放射性物質でウクライナのキエフレベルには、最低でも汚染されている、「放射能首都」である東京は、大きな地震に襲われる可能性も飛躍的に高まっているということです。僕の取材感覚では、東大のこの想定は、おそらく発表することによって、いろんな社会的影響がおきることを考慮しての発表であることは、間違いないと思います。そうすると、可能性を大きく見積もっての発表ではなく、むしろ最低限の発表をしている可能性があると考えるべきだろうということです。しかも四年という具体年限の状態が言われていることは、直近におきにくいという判断ではなく、直近におきやすい状態が一定の割合であるのではという推測があって、四年の幅まで、想定を広げた場合で、さらに発表による社会的影響を考慮しても、七十パーセントの発生可能性に踏み込んでいるということです。これは、かなり具体的かつ、シリアスな話です。つまり大地震発生可能性の状況はシビアだということです。
 
 つまり四年どころか、たとえば、数ヶ月から一年以内にも、一定割合で大地震が想定され、なおかつ、今現在、放射性物質に高濃度に汚染されているのが東京という街の現実の姿です。ここに、どうして、なぜ住み続けるのかということです。今までのような暮らしが続けられる根幹は、無くなりつつあるのが、地震という要素からもはっきりしてきています。巨大地震がおきる可能性が強まっている、「放射能首都」である東京。住み続けるべきではありませんし、ここに首都を置きつづけることは、間違いであると思います。放射能も大地震も、人間は勝てません。東京はその二重苦が、現実にあるのか、目の前に迫りつつあります。一人でも多くの方が目を見開いて、その現実を認識して欲しいと切望します。猶予はありません。
 
   【連絡事項】岡山で病院を探していて、僕に問い合わせした方、もう一度連絡下さい。

 ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、放射性物質の少ない場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。 

 

 
 さて、この方の話は奈良の講演会でも伺いましたが、ご本人の既往症や遺伝的要素がほぼないこと。現在は関西に移住されていますが、都内で居た五月くらいからは、ゴーグル、N95マスクの常用など最大限の防御にはなさっていること。しかし、三月当初のマスクは通常のものであったこと。都内の居住先が葛飾→青梅も汚染程度が強いエリアでの移住となっていること(ご本人も判断ミスをおっしゃっていました)。この点を踏まえてお読み下さい。しかし、放射能被害が他所事だと思っている人々、特に甘い手判断を繰り返している医師達に警鐘を鳴らしている話です。
  
  
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健康診断にて甲状腺が少し大きい旨を医者から指摘され、その後病院に行きました。関西です。
 
 
⇒結果は、橋本病でした。サイクロブリンとかいう項目が3500超くらいの数値になっており、またAgTbという項目も異常値でした。
⇒腫瘍は特にありませんでした。エコーとエックス線検査まで行い、細胞採集はしておりません。
 
 私は、東京都内では相当に気を使っていたほうでしたが、それでもこのような結果になり、ショックです。女性でもなく、20代の私がなるとは思いませんでした。定期的な検査をかかさず、リスクと相談しながら生きるしかありません。甲状腺がんで済めばいいほう、心筋梗塞や肺がんなどが来ないことを祈ります。
 
放射能被曝で橋本病になったかはわかりません。ただ、もしそうだとすれば、以下のように異常なまでのガードをしていても、健康被害が出てしまった一例に、後々なるのではないかと思います。
 
■基本データ
①年齢20代後半
②既往症なし。タバコ吸わず。
 
■気を付けていたこと
①食事は関西の実家から冷凍した手料理を送ってもらい、水は水道水一度ものまず。
②マスクは5月あたりからはN95を付け始めていた。日が経つにつれ不安になり、マスクを増やし、8月以降には「1枚目:N95、2,4枚目:花粉マスク、3枚目:濡れたガーゼマスク」。
③花粉ゴーグルは3月から移住する11月までずっとつけていた。髪の毛付着防止のため、ニットキャップも3月~11月までずっとつけていた。服に付着しないようにナイロンヤッケの上下も夏以外は全部着ていた。手袋もずっとつけていた。
④服は必ず玄関か外で脱ぎ、靴の裏は毎日洗っていた。服も、外気に触れたものと触れていないものとを分け、洗濯していた。
 
■甘かった点
①3月11日に危険を感じ、関西に避難したが、仕事のため3月20日に帰ってきてしまい、1時間ほど外出した形となったこと。
②3月~ゴールデンウィークまでは花粉マスク1枚か2枚だったこと。
③居住地が3月から7月中旬まで葛飾区、7月中旬~11月中旬までは青梅市近辺だったこと。
 
以上、ご参考頂ければ幸いに存じます。

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 甲状腺の検査を必要ないとクリニックで言われ悩むお母さん達。愚かな医師達の判断と異なり、きちんと検査すると異常が出ている人々の報告は相次いでいます。放射能被害に真剣に対応してくれる医師の情報は、関東東北は勿論、全国でこういう方がいるという情報が、必要です。ご本人や患者さんどちらでもかまいませんので、是非情報提供をお願いいたします。

 

  三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。突然死、妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事。また、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力、僕にメールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp  

明日は秋田にうかがいます。

2/3から2/5の期間で、島根の出雲や鳥取の米子でも開催を調整しています。

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「木下黄太 講演会 in 秋田」

日時: 1月25日(水)
      午後6:00開場、午後6:30開演

場所: 秋田大学教育文化学部3号館 3-145教室(別名、60周年記念ホール)

以下の学内地図では、図書館⑱の下、3号館③の左部分一階にあたります。
駐車場が限られており、なるべく秋田駅から徒歩あるいはバスをご利用くだ
さい。自動車の場合、正門から入り、踏切のような検問で守衛室に電話をか
けて指示に従ってください。

http://www.akita-u.ac.jp/honbu/info/in_map.html

資料代: 500円(高校生以下無料)、釣銭のないようにお願いします
参加申し込み: 以下のホームページで行います:

http://akitacity.web.fc2.com/lecture.html

問合せ: 090-6709-9255(かがや)
定員: 250名
主催: 放射能を拡散させない市民の会(秋田県中央)

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  「放射能汚染とがれき問題を一緒に考えませんか?IN 静岡・伊豆の国市」


放射能防御プロジェクト 木下黄太氏
秋田大学教育文化学部教授 村上東氏


1月26日(木)17時30分開場18時00分開演
~子どもと郷土を守るため~
1部 汚染の実態、給食や内部被曝について、がれき問題
2部 質疑応答


伊豆の国市韮山文化センター大ホール(時代劇場)
伊豆箱根鉄道韮山駅より徒歩5分 大駐車場完備200台
参加費500円 定員500名
※お子様連れの方は2階母子コーナー又はロビーをご利用になれます。


ご予約 save.shizuoka@gmail.com 又はfax 055-944-2010 モリタまで
お名前・参加人数・メールアドレスを明記のうえ上記までご連絡お願い致します。

 

 

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 【木下黄太 講演会 in 渋谷区幡ヶ谷】

-放射能汚染の現状と人体に対する影響

日時  1月28日(土曜日)
開場  17時30分 
開演  18時~20時(質疑応答含む。最大30分の延長を見込んでおります)
場所 渋谷区幡ヶ谷区民会館
参加費:500円

ご予約(お名前、住所、電話番号、参加人数を記入)お問い合わせはメールにてお願いします
nohili@infoseek.jp

四百人を超えるお申込を頂いていますが、限界まで席数を増やしたりして対応いたします。しかし、残席は五十席を下回っているようです。

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【木下黄太講演会 in 大阪・茨木市】

放射能による健康被害を知ろう。震災ガレキについてみんなで考えよう。

日時:2月1日(水)開場18:00 講演会 18:30~20:30

場所:茨木市市民会館(ユーアイホール)1階 ドリームホール

  JR茨木駅・阪急茨木駅より徒歩5分

  地図はこちら 
http://www.ibabun.jp/sub/sub03.htm

参加費:500円(中学生以上) 子連れOK

定員:160名

申し込み:kinoshitatalk@gmail.com

主催:三田(個人)