日本の上場企業で
経営者が
自分の会社から
一億円を超える年収を得ている人々が
すくなくとも280人はいることがわかった。
もちろんゴーンのような外国人経営者や
オーナーに近いような経営者が多いのだが
トヨタ自動車や三菱商事、東芝などの大企業のトップが
億を超える年収を得ていることが分かった。
かって日本の経営者の鏡といわれた
土光敏夫は80年代はじめの
臨調会長時代の年収は確か五千万円強で、
大半を寄付し
かなり質素な生活をしていて
メザシを食べる簡素な暮らしぶりを
昭和57年(1982年)7月23日に伝えた
NHK特集の『85歳の執念 行革の顔 土光敏夫』は
当時かなりの話題になった。
(行革宣伝のための番組で
メザシは過剰演出との話もあるが
土光自身が質素で倹約的な暮らしを
続けていたことにはうたがいはない。)
直近ののサラリーマンの平均年収は
たしか430万円程度のはず。
しかもトレンドとして少しずつ落ちている。
30年前の1980年頃の勤労世帯の
平均年収を下回っているとも言われている。
僕は外国人経営者や
一部のオーナー経営者や
エイベックスの松浦氏のような類の人々を除いて
ほぼ全ての上場企業の経営者は
働かせているサラリーマンの年収が
結局は落ちているくらいだから
かっての上場企業の経営者の常識的なラインである
五千万円くらいか、
それに場合によっては
一千万か二千万円程度プラスして
一億円を下回る報酬しか得ていないだろうと
勝手に勘違いしていた。
全く勘違いだった。
日本の企業や経営者にまともな感覚が磨り減っていることは
自覚していたつもりだったが
金の面での心のモラルがなくなっている輩が
こんなに多いことは衝撃的な事実だと思う。
自分の懐しか考えない人間に
会社をきちんと経営することなぞできるのだろうか。
もちろん、公のことなど
その視野には片鱗もないだろう。
僕はホリエモンを批判しているけれども
問題の核心はホリエモン本人よりも
無自覚にホリエモン化している
日本の上場企業の経営者の
私益ばかりの守銭奴ぶりではないのか。
ホリエモンを非難している奴らが
ホリエモンよりも酷い有様ではないのか。
これは、働く人々の全ての根幹に関わる問題である。
八十年代には
ある種の一億総中流とされていた社会が
特定の範囲の人間に
特殊に冨が集中するいびつな社会に変化している。
貧困社会ではない。
冨の収奪が間違いなく行われている。
我々に必要なことはまずこの時代認識を正確に持つことであろう。
その上でこの富の偏在をどうやったらやめさせられるのか。
そこにしか政治的な課題は本質的には存在しないかもしれない。
金の問題を僕がきちんと思考していなかったという現実に
自分自身深く反省している。
しかし、今回上場企業の経営者の報酬がオープンになった事で
目が覚めた感じだ。
情報は公開されてこそ意味がある。痛感している。
1億円超役員は約280人 上場企業の高額報酬(共同通信) - goo ニュース
経営者が
自分の会社から
一億円を超える年収を得ている人々が
すくなくとも280人はいることがわかった。
もちろんゴーンのような外国人経営者や
オーナーに近いような経営者が多いのだが
トヨタ自動車や三菱商事、東芝などの大企業のトップが
億を超える年収を得ていることが分かった。
かって日本の経営者の鏡といわれた
土光敏夫は80年代はじめの
臨調会長時代の年収は確か五千万円強で、
大半を寄付し
かなり質素な生活をしていて
メザシを食べる簡素な暮らしぶりを
昭和57年(1982年)7月23日に伝えた
NHK特集の『85歳の執念 行革の顔 土光敏夫』は
当時かなりの話題になった。
(行革宣伝のための番組で
メザシは過剰演出との話もあるが
土光自身が質素で倹約的な暮らしを
続けていたことにはうたがいはない。)
直近ののサラリーマンの平均年収は
たしか430万円程度のはず。
しかもトレンドとして少しずつ落ちている。
30年前の1980年頃の勤労世帯の
平均年収を下回っているとも言われている。
僕は外国人経営者や
一部のオーナー経営者や
エイベックスの松浦氏のような類の人々を除いて
ほぼ全ての上場企業の経営者は
働かせているサラリーマンの年収が
結局は落ちているくらいだから
かっての上場企業の経営者の常識的なラインである
五千万円くらいか、
それに場合によっては
一千万か二千万円程度プラスして
一億円を下回る報酬しか得ていないだろうと
勝手に勘違いしていた。
全く勘違いだった。
日本の企業や経営者にまともな感覚が磨り減っていることは
自覚していたつもりだったが
金の面での心のモラルがなくなっている輩が
こんなに多いことは衝撃的な事実だと思う。
自分の懐しか考えない人間に
会社をきちんと経営することなぞできるのだろうか。
もちろん、公のことなど
その視野には片鱗もないだろう。
僕はホリエモンを批判しているけれども
問題の核心はホリエモン本人よりも
無自覚にホリエモン化している
日本の上場企業の経営者の
私益ばかりの守銭奴ぶりではないのか。
ホリエモンを非難している奴らが
ホリエモンよりも酷い有様ではないのか。
これは、働く人々の全ての根幹に関わる問題である。
八十年代には
ある種の一億総中流とされていた社会が
特定の範囲の人間に
特殊に冨が集中するいびつな社会に変化している。
貧困社会ではない。
冨の収奪が間違いなく行われている。
我々に必要なことはまずこの時代認識を正確に持つことであろう。
その上でこの富の偏在をどうやったらやめさせられるのか。
そこにしか政治的な課題は本質的には存在しないかもしれない。
金の問題を僕がきちんと思考していなかったという現実に
自分自身深く反省している。
しかし、今回上場企業の経営者の報酬がオープンになった事で
目が覚めた感じだ。
情報は公開されてこそ意味がある。痛感している。
1億円超役員は約280人 上場企業の高額報酬(共同通信) - goo ニュース