里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

新ジャガ

2015-06-02 10:23:46 | 日記
 このところ乾いた日が続いた所為か、ホトトギスの鳴き声が少なかったんですが、先週末の雨の後からまた頭の上を飛びながら鳴いて通るようになりました。
 かんからかんの乾きは一旦落ち着きましたが、もう少し確りしたお湿りが欲しいところです。裏口の石の周りにまで進出して来た蛍袋が咲いてます。一寸陰になるところが好みのようです。土手に群れていたのを前庭に入れたのが、そこら中に蔓延って裏口まで来たんです。何処まで蔓延るやら‐--
 棚田の水路にはそろそろ蛍が光り出す頃です。昆虫類の脱皮変体に効く農薬殺虫剤が空中散布されるようになって、ミツバチが居なくなったりしてますが、蛍はどうなんでしょうか?
 
 庭石菖です。乾きに負けず、日が当るとお天道様のほうに向かって小さな花を精一杯開いてます。何処から来たのか、いつの間にか増えて小道中に広がりました。
 山百合みたいに何回植えても無くなってしまう物もあれば、勝手に増えるのもあるし、色々です。
 
 畑は相変わらず草を退かすのに腰が痛くなります。暖かくなってからの繁縷、仏の座、ぺんぺん草からスギナへ移り、今からの親玉は こいつ!蛇草、ハグサ、とその一族です。早くに芽を出した奴は早くもしっかり根を張って、伸ばした茎の節から根を出し始めてます。大きな株にしないように、とにかく抜く!村の先輩お婆ちゃんは、蔓延らせて種を落とさせるな!と掃いたように一本残さず草を取ってました。が 手が回りきらん、と言い訳 たらたら のこっちは、いつも泥縄です。草だらけにして作物が潜りそうになってから取り除いて、婆ちゃん連中に笑われてます。

 胡瓜が育って防虫ネットにつっかえ始めました。ネットを外して手になる目の大きい網を張り回しました。土手の叢がウリバエの隠れ家になっているようで、群れをなして襲ってくるんで、幼い苗は食い尽くされてしまいます。それで苗の時の防虫ネットが要るんです。
 これ位になれば、かなり痛めつけられますが、食い尽くされることは無い。でも葉が食われた痕から菌が入るようで、枯れ込むのが早いのは確か。第二回目の苗作りのに掛かります。
 いよいよ夏野菜の主役の登場です。
 
 南瓜も葉っぱが被せていたネットやフイルムにつっかえてきたんで 外してやりました。早速ウリバエが来て葉を食い始めました、が、これまで育っていれば何とかなるでしょう。写真に撮ろうと近づいたら一編に飛んで逃げて、ドジな奴が写ってます。
 今年も皮の硬い、白いのにしました。長く貯蔵できて正月過ぎても美味しく食べれるし、ホクホクで味が好まれるのです。リクエストに応えてこれにしました。 
 
 じゃが芋を験し掘りしてみました。芋の大きさや、なった数はもう一息と言うところですが、器量の良いのが成ってます。この場所には何年かナス科の作物は作ってなかったのと、肥料はボカシだけだったのの所為かと思います。
 大きくなり過ぎると中心が空洞になって腐る原因になるし、強い肥料が芋に当ると痘痕の醜い肌の芋になるんです。
 全部掘り起こすのは梅雨明けです。梅雨の間に出来損ないで腐る奴は腐って無くなってしまう、と、ここへ来て教えてもらいました。験し掘りの新ジャガは早速色々のやり方で頂きます。

 インゲンが成り始めました。楊枝位でしょうか、後3日位で収穫できます。出来始めると採りきれない位成ります。柔らかくて甘くて、年寄りには有難い野菜です。
 これも豆ですから、虫共の集まること、集まること!葉っぱに茎に、豆の莢に。それで やっぱり短命です、虫がつくと病気が出まので。インゲンも種を変えて2回目、3回目と作り継ぎます。
 
 夏野菜のナスの仲間で一番早くなったのがトマトです。タキイ種苗の桃太郎一族の中で、家庭菜園向きとあった種を蒔いて育てました。もう鶉の卵より大きいトマトの子が育ってます。
 雨避けが必要と、説明書きにはありますがここは風が強いので吹き飛ばされます、と言う口実で雨曝しにします。他の野菜が育たない位晴れると、トマトには良いんだが、そうなっても困るし、
 ナスやピーマン等の唐辛子類は未だ未だです。こっちは水が欲しいほうです。同じナスの仲間でも随分違います。違う性質の種を同じ畑で作るんですから、お天道様の機嫌次第で出来るのも駄目なのも出ますよね。
 
 今年もKさんに さつま芋の立派な苗を200本以上貰いました。紅東とアンノウ芋を試しに少し。早速植えました。
 玉葱の後にマルチのフイルムをそのまま使ってとマルチ無しと、試してみます。苗は半分位植え残りました。50本ばかりを畑の下のKさん家の婆さんに分けて、後は後で植えるように埋けておきます。
 ここの畑にも猪の足跡が有ったとか、芋は特に遣られるので心配です。取敢えず光ったり音を出したりする装置をネットで予約しました。効くかどうか、試してみましょう。
 
 蒔いて1週間経った落花生が、確かちゃんと埋めたのに、頭を出してます。落花生は大豆と同じように先ず子葉が地上に出てくるのです。これでは烏共の格好のご馳走です。蒔いた畑の上に張り巡らせた釣り糸の効果で、殆ど食われてないようです。ここの皆に教えてもらった通りです。
 出た頭は割れて芽が出てきます。芽が出て 葉っぱが広がれば、もう大丈夫、烏にも雉にも食われなくなります。最初、私も蒔きっ放しにしてました。いつまでも芽が出ないな、と蒔いた辺りを掘ってみたりしました。跡形もなく無くなっていて、そんなに早く腐って無くなるんだと思ってました。
 今年はオオマサリと言う大粒の種でしたので、大きな豆の頭が目立ちます。釣り糸のパワーを信じて葉っぱが揃い踏みするのを期待しましょう。
 
 春先に蒔いて育てたレタスとキャベツが採れるようになりました。レタスは寒い内なかなか伸びなくて やきもきしたんですが、暖かくなって急に大きくなりました。
 キャベツも種の説明より大分大きく育って、菜っ葉が高くなっている今の時期 大助かりです。 
 
 夏までの作物は、駄目だった蚕豆と薹が立ってしまった大根以外は結構よく出来ました。大根は早く蒔き過ぎて、低温に遭わせてしまった為です。早すぎた大根と遅すぎた蚕豆が駄目、植物は正直です。
コメント
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