里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

夏椿は盛りを過ぎ、落椿に

2021-06-12 11:22:14 | 初夏

 暑くなりました。里山の家へ上がって来る道中は クーラーをつけても未だ熱かった。

 先週は色々あって こっちの家を空けてたんで、周りがかなり変わってます。草共が傍若無人に伸び、蔓延り えらい事になってました。

 白い蕾が膨らんできていた夏椿が咲き進んでました。

 

 かなりの花が 落ちて、木の下に撒いたようです。

 

 大きな花なんですが 1日花。どんどん咲いて気前よく落ちてしまいます。花の形が、色が、変わらない内に落ちるのも良いと思っているみたいです。

 裏の竹共も一寸目を離すと 伸びてしまいます。倒し続けて 負けないようにしないと 竹の山になってしまう、恐怖です。

 この前に刈り払った明日葉の太い株から 美味しそうな芽が出てます。刈らなかったら 天辺に花が咲いて 株は枯れてしまうのに、再生出来るみたいです。

 80歳過ぎのお爺でも、切り戻しできればいいんだが、と馬鹿な事を思ったりしてしまいます。

大きな木になってきたザクロが花盛りになりました。硬い子房から軟らかい薄い花弁が出て そのアンバランスさが可愛い花です。

 

 木も大人になって来たんだし、そろそろ大きな実が欲しい。割れて中身が見える様な果実が望めそうです。

 畑も夏野菜やらなんかが進んで来てます。

 じゃが芋は 株が枯れ上がりました。強い日射しに焼かれながら 1輪車に2杯掘って来ました。小屋が屋根を吹き飛ばされ、置き場が無くなったんで、急遽 遣っ付け仕事で作った所に転がして広げてます。

 

蚕豆は 莢が黒く からからになって来ました。大きい莢を選んで種にする分を採ってきました、土嚢袋一杯。まだ沢山残っている分は取り入れて 豆で食べるか思案中。

 胡瓜は 1週間採らなかったもんで こん棒みたいになってます。

 それにしても 草の勢いの強い事、白旗を挙げるのはしゃくだし、頑張るしかないみたいです。 

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茅萱、チガヤ、ツバナ(茅花)

2021-06-01 16:54:48 | 初夏

 早く起きたので 前の道に出てみました。道の土手上の茅萱の穂が 朝日を受けて光ってます。眩しい位です。

 

 此の茅萱は 子供の頃若い穂を引き抜いて 根元の白いのを嚙んでいた事を思い出しました。田舎の川の土手に生えていた 茅花。ツバナ、と呼んでいましたが、一寸甘かったんで 覚えてたんです。

 穂がこんなに開いて 盛んに綿の着いた種を飛ばしてます。畑に生えて来ると根が深く 困り物ですが 子供の頃の遠い思い出も有る草です。

 30日は 一斉清掃でした。家を入れた何軒かは 前の道を村に入る南の入口から 家の北側の四つ角迄の5百メーターばかり、両側の草と 被って来た竹や木の枝なんかを刈り払い、掃除します。

 一昨日は晴れたんで 刈った草が乾いて 干し草の香りがしてます。

 

 Nさんの畑を借りて 若者が作っているキャベツが良く出来ました。昨日から収穫を始めてました。耕すのや苗を植えるのは機械化出来てますが、収穫は一個一個手で遣ります。包丁みたいな刃物で 切っては広がった葉を落とし コンテナーに一杯にして 軽トラで運んでます。良く働きます。

 

 彼らが作っているのは 虫食いは殆ど無く 見事な玉揃いです。それに比べ 私や仲間が作ると 青虫を飼ってるみたいなもんです。

 こんな具合。皆は 夏のキャベツは出来ないよと言います。その通りです。

 

 あんな風に旨く作る方法を聞かねば、と思いつつ つい聞きそびれてます。防虫ネットを掛けても ネットにくっ付いてる葉に ネットの外から卵を産み付けられ ネットの中で羽化した蝶が飛んでたりで 簡単には行きません。

 夏野菜に花が咲いてきました。トマトです。種を3月に蒔いて、やっとここまで来ました。

 

 胡瓜はかなり ウリバエにやられてますが、健気に頑張って雌花が見えて来てます。苗を下した当座は ネットを掛けてウリバエを防いでたんですが、伸びて来て 手を立てた時にネットを外しました。途端に穴だらけに。

 今の処 食われるより 育つ方が勝っているようです。頑張れ頑張れ!!

 

 Kさんが冬越しさせてくれた ヤム芋が伸びてきました。もうじきこの辺はこの芋の蔓、葉で覆い尽くされます。

 何回も種芋の越冬を試みたんですが、全敗。もう何年も Kさんに貰う事にしてます。南方由来の芋なんで 仕方ないようです。

  

 夏に向かい梅雨前、じゃが芋は上がってきて、早くも Kさんは男爵もメークインも掘ってしまいました。家は吹き壊された小屋の代わりの 置き場所を作らないと掘れません。暫く地下で待っててもらいます。

 蚕豆は種の分を除き 株を抜きました。捥いだ豆莢は 大きな収穫袋に1杯になりました。未だ上げてない隣人に配ります。

 日差しが肌に痛い時期になります。、精々 水、梅酢を入れて、を飲んで頑張ります。

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卯の花が咲いてます

2021-05-17 15:54:09 | 初夏

 前の土手に卯の花が 枝を伸ばして、かぶさる様に咲き出しました。家の前の道にも 上から白い花が土手を覆って咲き下がってます。

 

 この頃 増えました。小鳥達が蒔いて回ったようです。一寸暑苦しくなったこの頃ですが、清々しい風情です。

 左の眼も無事手術が済み、白い花がうんと綺麗に見えます。

 家の居間の前に植えた蔓バラも可愛い花を一杯咲かせてます。こっちは良い香りのおまけ付きです。

 

 前庭で半野生化したウコンが 今年も芽を出してきました。かなり大きな葉を広げてきますんで 前庭では大きな顔をしてのさばって来ます。

 小道側に植えた長芋の蔓が伸びて 手を登り切ってます。太い蔓が何本か有りますんで 長い奴が期待できます。

 小道に庭石菖が小さいけどはっきりした花を咲かせてます。こんな所に 踏まれるのに 良くも咲くもんです。靴に依って種を広げてるんでしょう。

 椿は葉替わりです。元に 敷いた様に葉を落としてます。前には妻が またこの樹も枯れる、と心配したもんです。それ位一遍に葉替わりします。

 枇杷がこれでもか、と言うぐらい実を着けてます。カラスやハクビシンに皆持ってかれるんで、半分諦めて放っていました。こうなると 何とか少しは採りたいもんだと欲が出て来ます。Oさんと相談して 悪足掻きをしてみます。

  

 畑は蚕豆がお辞儀をしてきたんで 収穫です。鉄漿が真っ黒くはっきりしない内が 軟らかくて美味いんです。もっと硬くなった方が好みの人も居るようですが、私の好みで収穫して 分けてます。

 今年は作った10畝を Yさんと半分分けしたんで、Yさんも気兼ねなく 大きな入れ物を用意してきて捥いでます。親戚にも十分送れると喜んでくれました。

 新玉葱は全部折れて こっちも上がりです。じゃが芋は試し掘りで 新じゃがを取りました。

 Kさんがさつま芋の蔓をくれると言ってたんで 来週は畝を立てて植えます。

 落花生を蒔き終わり、カラス除けのテグスを張りました。来週は枝豆も蒔かねば、

 初夏の野菜、レタスにキャベツやブロッコリーなんかは順次要るだけ採れてます。茄子、トマトやパブリカ等は畑に下して半月ばかり、未だ花は見えてません。

 胡瓜は雌花が咲き始めたんで 急いで手の代わりのネットを張り誘導しました。ウリバエが酷く、苗を守る防虫ネットを掛けてたんで、伸びを見誤ってました。

 前に下した長ネギは 半分以上夜盗虫に食われてしまいました。仲間のKさんも 育ってきた葱を食われて困ってました。夜盗虫は全く困ったもんです。

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若竹

2021-05-05 13:16:32 | 初夏

 一昨日、一昨日の雷雨の後 昨日は文字通り五月晴れでした。

 裏藪では 筍が丈高く伸び上がってます。もう若竹と言った方が良いようです。

 まだまだ 筍は出て来てますんで、放っておけば すっかり竹藪になってしまいます。

 暫くは生えて来る筍が竹になる前に 倒して回るようです。1~2メートル位迄は 唐鍬で片付けられますが、逸れ以上になってしまうと鋸で切り倒す他なくなります。

 竹だけではなく 灌木や木は綺麗な緑に変わって 目に染みるようです。

 

 一昨日、昨日と 娘が来て屋敷内の草を刈ってくれました。若竹もかなり倒してくれましたんで 大助かりでした。本人は暫く筋肉痛で可哀そうな事に成りそうです。

 畑の皆は夏野菜の苗や里芋を植え付け終わりました。

 豌豆が盛りで 家のグリーンピースも捥げるようになりました、いつもより1週間は早い。じゃが芋は花が咲いて来て、来週には探り掘りで 新じゃがが採れそうです。玉葱は早生の新玉葱が倒れて来て 採り頃です。蚕豆も来週には捥げそうです。

 来週には落花生を蒔くつもりです。Yさんを 一緒に作ろうと引っ張り込みました。蚕豆が上手く行ったんで 今度も上手く行くと良いんですが、

 この頃は狸にアライグマ、ハクビシンなんかの食害が酷く 落花生やトウモロコシは仲間で作る者が無くなってます。何とか獣に負けない方法を考えて 収穫出来るように頑張ってみようと思ってます。

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人参の薹立ち

2020-06-01 13:38:59 | 初夏

 去年 遅く蒔き過ぎた人参が薹立ちして 背よりも高くなりました。一緒に畑をやっているYさんが 手が回らない事も有り、少しは育って 食えるような人参に成らないかと放っておいて待っていた結果です。

 夏に向かい 取り残した色んな野菜が薹立ちして 早いのは種に成ったりしてます。

 この人参もこんな見事な花になりました。真っ白いんで一寸色気は足りないんですが 立派に切り花になります。

 

 家も大根を早蒔きしたのが 早過ぎて遅霜に遭い 薹立ちしてしまいました。オロシにもならない細い大根にしかならず、急遽蒔き直しましたが、暫くはオロシは無しです。

 

 この前植えたヤム芋が やっと芽をがして伸び始めました。何本か 軟らかい芽を 食い倒されていたんで、根元の辺りを探って 見つけました。

 手あたり次第 野菜を食い切って倒してしまう夜盗虫です。植える前は 草も取って綺麗にして、虫の餌になる植物は無いようにして、芋の芽が出るまでの間は 食い物が無い筈なんです。夜の内にどっかから歩いてきたようです。

 

 この前挿した さつま芋の茎さえも食い切られてます。いちいち全部探っていくわけにもいかず、いつも夜盗虫には かなりな損害は覚悟させられます。

 手に負えないのは 虫ばかりではなく 草も困りものです。植えた作物より早くのさばり 覆ってしまったり、こいつみたいに地中迄占拠したりする輩が一杯。

 コウボシです。根球をどんどん作り、そこから芽を出しまた根球を作りで増えるんで 抜き切れない。この白い根っこの先が鋭く尖っていて地中を突き刺して進みます。芋ぐらいは突き通します。

 出来るだけは抜く様にしてますが 残った根球が耕運機で畑中に撒き散らされるんで 絶やすのは無理。

 もう一つの雄は こいつ 蛇草です。1年草なんで 種を残さないように 畑を綺麗にしておけば 蔓延らせないで済むはずです。が 自業自得、つい手を抜いて草だらけにして、また草取りに苦労させられる羽目に、

 もうこんなに株を張ってきてます。小さい内に、伸びた茎の節から根を出さない内に 取る積りで 頑張る他ないようです。

 去年の台風で倒され 邪魔になっていた大木類は 漸く片付けました。後は燃して 消す仕事が残ってます。

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