里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

炭焼きを再開します

2022-02-19 10:26:43 | 冬中

 炭焼き再開と意気込んで 掘り出した 古い窯に竹を割って詰め込みました。竹は裏藪にも その先の山にもいくらでも有ります。

 釜には先ず半分位までは前に切っておいて 乾いていた奴を入れ、その上に2週間ばかり前に切って倒しておいた未だ半乾きの奴を割って詰め込みました。台風で吹き倒され 枯れて乾いたのは一杯有ったんですが 片付けて燃してしまったんで 新しく切り倒したのを使いました。 

 詰め込み終わったんで 焚口を作りました。レンガとブロックを積んで作った焚口は窯に空気が漏れ込まないように 土を盛って置きます。

 今度来て火を入れます。

 古い窯は 耐久期限に来ているんで 新しい窯を埋けました。ドラム缶を埋めて窯にします。煙出しはドラム缶に4寸ばかりの穴を開けて、穴に合わせて排煙の口を 石を積んで作り 煙突に繋ぎました。空気が漏れないように、また 土が入って詰まったりしないように 気を付けて土を盛りました。

 

 このドラム缶に土を盛って窯の完成です。今度来て竹を割って詰め込みます。

 畑は春の準備で 綺麗に耕されました。地主のYさんと息子さんとで 去年の作物や冬野菜の残骸を退かして、トラクターでやってくれました。

 

 地主のYさんとは 餅搗き以来二月ぶりに遭いました。聞いたら 切腹をして 入院していたとのこと、無事帰還で一安心でした。

 これから 抗がん剤治療が待っているとの事。あんまり酷い影響が無ければ良いんですが、

 家の分も 葱やなんかが残っている所を除けて 耕してくれました。これで じゃが芋が楽に植えられます。

 茸は一足先に春の気配を知って 動き出すようです。

 裏藪の窯近くに伏せている椎茸には先日の雪が良いお湿りになって 春子の芽が出て来ました。春は 椎茸のコバエが酷く、痛めつけられるんで防虫ネットを掛けてます。秋より春の方が沢山出る茸ですが コバエが入ると 全滅なんて事になってしまうんです。

 

 作る人が居なくなって 大藪になった畑地に残っていた梅が咲き出してます。枝先に芋の花の残骸なんかをぶら下げてますが 花は健気に開きました。

 

 今朝も水道は凍ってしまい 車も霜で外が見えない状態で、冬将軍は頑張ってます。が 周りでは蕗の薹や梅、菜っ葉の黄色い花等 春を感じて動き出してるようです。じゃが芋を植えて、蚕豆に土寄せをして、と追っかけられそうです、年を言い訳にしてられません、

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味噌を仕込みました

2022-02-01 14:18:33 | 冬中

 今朝はお寺とお宮、集会所の毎月の掃除の日でした。今年1番?の冷え込みで、長靴の指先が痛い程でした。

 掃除にはかみさんが行ってくれたんで アパートへ持って行く野菜を採りに畑へ。大根に蕪、キャベツとネギに人参を収穫。畑は1尺程凍ってます。蕪は凍って飴色に透き通った感じに、葉っぱも茎は完全に凍ってしまって ぽきんと折れます。

 先週土曜日に上がって来た時も寒かった。今が寒さの峠でしょうか、

 この前は豆が悪かったんでダメだった 味噌の仕込みをしました。 地元の農家が作ったのを直売所で買った 2㌔余りの豆を一晩水に浸し、前回来た時に買ったのと前からの壊れかけた七輪に竹炭を熾して 煮ました。指で潰れる位軟らかくなるまで煮るんで、炭を3回足し、昼までかかりました。

 軟らかくなった豆は フードプロセッサーでペースト状にしました。糀と塩は予めまぜておいて 潰した豆と良く混ぜ、漬物袋に叩き付けながら入れていきました。

 表面は均して 蓋をするように塩を敷き広げて 仕込み完了。袋を閉じて 台所の床下で休んでもらいました。

  

 大豆2㌔に糀も2㌔、塩1㌔弱で仕込み終わり、全部で10㌔になりました。我が家での丁度1年分です。

 昼からは Kさんの山で 椎茸の榾木用に コナラの木を切らせてもらいました。コナラの立ち木2本を倒しました。隣のOさんと Oさんの軽トラで持って来ました。去年から始めたOさんと2軒分です。

 

 椎茸の菌駒はいつもの 富士種菌さんに注文しておきましたんで、上手くいけば 今週中に打てます。

 豆を煮て 気が付いたら 炭が残り少なくなってました。それで 暫くやってなかった炭焼きを再開しようと、炭窯を調べてみました。2基作った窯は半分潰れかけてます。煙突が通っていれば 何とか成りそうです。右側のは煙突が生きてます、が左側は土で埋まったみたいです。

 

 通すには窯を掘り出さなければならず、新しく据えた方が早そうです。今度来たら 右側のだけでも 炊いてみようかと思います。

 寒さが酷く、小鳥共は 餌を得るのが楽じゃないようです。大食いのヒヨは大挙して 灌木の実や 柑橘類を巡っています。この集団の食い荒らし振りは 酷い。大きな灌木一杯の実なんか 半日で食い尽くします。家の蜜柑も 朝見たら完食されてましたし、

 家の入口のクロガネモチの下です。朱い実を啄み中の黒い核は吐き出たものです。

 朱くて美味そうな実はもう残って無いようです。いよいよ食うものが無くなればこの残った奴も完食されそう、

 

 山の食い物が尽きると 畑へ来て、白菜、キャベツ他 何でも食い尽くします。

 畑の仲間は 豌豆の株を喰われないように 篠竹を切って来て、株が見えないように、畝を覆うように立ててます。

 もう2月です。Kさんも 畑を耕してます。じゃが芋植えの準備です。夏野菜の苗用の土や ポットも確かめ始めようと思います。

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早くも1月中半です

2022-01-15 13:39:42 | 冬中

 雪が積もって 村へ上がっていく坂が登れない事を言い訳に 里山の家へ行かずにいました。あっという間に正月が行ってしまい、早くも1月は半ばになってしまいました。

 一昨日やっと重い腰を上げて 登ってきました。隣のOさんに聞いたら、やっぱり 上がって来るどっちの道でも 動けなくなった車が居たそうです。来ないで正解でしたと 笑いあいました。

 風と雪が しぶとく枝にしがみ付いていた葉っぱを払い除けてくれたんで 蝋梅の花盛りが見事です。寒さが続く所為か 満開の状態が長く続いてます。

 此処の冷え込みは 下の村よりかは 何度かは低く、Oさんの息子も 家の周りだけに雪が残って---とブーたれてました、

 玄関脇のメダカ池も 日が上がってかなりなるのに未だ凍ってます。メダカ共は 藻の中に潜り込んで動かずに居るようです。

 昨日も カラスが派手に水を跳ね散らかしてましたが、メダカ共はそこに潜って知らん振りだったようです。

 霜で痛めつけられ、雪に圧しつけられて 草共は 地面に貼り付いて耐えているようです。植えたわけでもないのに蔓延っていた花韮さえ こんな様です。

  

 月桂樹やヒイラギなんかが庇になって 雪を避けてくれた下の辺りの草は 早くも花を咲かせてきました。ホトケノザです。大イヌノフグリも一緒に蔓延ってますが 雪の前迄は幾つかあった花は 潰されたようで、背の高いこいつの花だけが日を浴びてました。

 あんまり高い所に成ってるんで 採れない柚子が 殺風景なこの時期の木々に 目立ちます。ヒヨやメジロが傷んで軟らかくなった奴から 啄んでますが、成ってる数が多いんで 黄色く派手に目立ちます。

 畑は収穫が進んで 冬野菜が半分位になりました。無精して残していた夏野菜の残骸は 流石に見っとも無くなって 抜いて片付けました。未だ積んだままです、今度来て燃します。

 歳の所為か 日の過ぎるのの早い事、正月はあっという間に過ぎ、もう じゃが芋の種の話です。Kさんも今年は 3㎏にする、農協だと5㎏以上なんで、コメリで買う、と言ってます。

 村のみんなの処でも 漬物はしないし、野菜はあんまり食わなくなって、畑には爺さんの作った 大根が大きく成って霜に葉っぱを焼かれてます。随分少なく作ってるんですが それでも余ってます。

 家では やっと台風で壊された小屋の 片付けをやってます。昨日も ほったらかしていた有象無象を 随分燃しました。ぐずぐずしてる間に 春の仕事が始まります、 

 

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椎茸の榾木作り

2021-02-06 12:19:20 | 冬中

 先週 切ってきたコナラに椎茸の菌駒を打ちました。電気を引いて来て、ドリルで9㎜の穴を開け 駒を打ち込みます。特製の錐は 此処に住み、榾木作りを始めて以来 もう十何年か使ってます。 

 椎茸を作り始めて その時は 駒を打ってから 椎茸が出るまでには少なくとも2年かかると言われてました。この処 打った年の秋に出る榾木が有り、気が付きました。

 榾木に打ち込む菌は駒の他に オガと言う、大鋸屑に菌を培養したのを木に埋め込む方法が有ったんです。こっちのやり方では 植えた年の秋には茸が出るんだそうです。富士種菌の駒のボトルには、菌を培養したオガが、駒に菌を培養するためにいくらか入ってます。去年も何本かの榾木にはこのオガ菌を駒の穴に入れて その上から駒を打ちました。その木が 秋に茸を生やしたんじゃないかと考えたんです。

 それで今年は 同じ種類のオガ菌も分けてもらい 駒の下に入れて打つことにしました。開けた穴にオガ菌を入れ、菌駒を打ち込みます。 

  

 ハンマーで 1駒毎に”早く出るんだぞ”と念じながら やっつけました。

   

大体1本に 20~30個の駒を打ちました。打ち終えた榾木は 栗の木の下に積んで置き、一夏過ごさせます。秋には裏藪に 立てて 茸が生えて来るのを楽しみに待ちます。

 春の椎茸の出始めた裏の竹藪に 小さな小鳥の巣が落ちてました。棕櫚の糸を芯に苔なんかも織り込んだ 精巧な作りです。去年 子育てをした古巣です。エナガかメジロか、よくもまぁ 作り込んだもんだと感心させられました。

   

今朝もメジロが すぐ傍の枝に来て 何か忙しく探っていきました。そろそろ巣作りが始まるんじゃないかな。無事に沢山の子供を巣立たせられれば良いんだが、カラスが増えてるんで 心配です。

 

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白菜も大根も餌食にされてます

2021-02-01 13:45:15 | 冬中

 霜が真っ白に 山や原っぱの物を凍らせてしまう日が続いてます。1週間ぶり畑に来てみて愕然、冬野菜が食い散らかされてました。

 派手に食害が目立つのは白菜です。芯の方の黄色い所が食い広げられて際立つわけです。

 まだ大丈夫、そろそろネットでも掛けようか と思っていた矢先にやられました。

 真っ先にやられたと思しき白菜と すっかり食い尽くされて跡形もなくなった 家の隣の畑、Yさんの畝はこうなってました。

 

 家は大根がめっちゃくちゃにされました。YさんのもKさんのも ここの畑の大根は 地面から出ている部分は殆どやられました。

 

 太い大根んがガランドウにされ、投げ出されたり 辛うじて皮だけで立っていたり、鳥共の食欲に脱帽です。

 

 大根の隣の小蕪迄 引っこ抜かれて食われてたのには驚きでした。

 キャベツは外の葉だけ残ってます。芯が甘いのが知られてしまった結果です。

 ブロッコリーは葉が甘いようで 茎だけ残ってます。

 畑の隣のA婆ちゃんが 畑にカラスが集まってたし、ヒヨも群がってたよ、と今日の集会所の掃除で 教えてくれたそうですが、遅かった。

 

 それでも なんとか被害の少なかった奴に ネットを掛けて置きました。毎年の事なんですが、手配が遅れました。どこかの国の政策みたいな事になってしまって、

 

 Kさんに頼んで Kさんの山で堅木と桜を切ってもらいました。椎茸とナメコの榾木用です。篤農家のKさんでも 寄る年波には敵わないようで、腰と足が思うように動いてくれないとは言いながら、コナラを2本と桜1本を切り倒して 2~3尺くらいに切り分けてくれました。

 コナラはこんな具合です。椎茸用です。

 

 桜です。ナメコには一番です。

 

 来週 来て駒を打ちます。去年までの榾木には そろそろ春の茸が出始めてます。

 台風で吹き落とされていた センサーライトを取り付けました。

 気になっていたんですが 見ない振りをしてきてました。

 引き込み線の電柱に 木で台を作って取り付けました。前の台は風で壊されてしまっていました。

  

 高い所に登っての仕事は苦手なんですが、何とかやっつけました。

 2月に入って Kさんは ハウスに苗代の支度を始めます。家では早生の夏野菜の種は買ってあるんで 蒔く準備を始めます。

 

コメント (2)
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