malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

Musee de Marrakech(マラケシュ博物館)・・・2

2013-01-22 19:22:17 | 
この建物の中では、かってのハマムや厨房なんかも展示室になっていると書いてあったが
どこがハマムだったのか厨房だったのかは分からなかった。

そんな小さな部屋で絵葉書にアルファベットをアラビア文字に書き換えてくれる青年がいた。
可哀想に冷える部屋の中にずーっといるせいか風邪を引いていた。
帰りがけに「気をつけてね」って声をかけると嬉しそうに笑っていた。

相方とアタシの呼び名を書いてもらったのが
                       
                       右から読むんですよ・・・
                       読めないけど


     数少ない展示品の写真の中でベルベルの織物が綺麗だったので
     

             

                       
なんか不思議な模様。でも、すごく綺麗


今日は各小部屋のディテールを






このエメラルドグリーンは日本のタイルにはない








こういう細かな細工を見ていると地震がないっていいなあって思う









ため息の連続








                             


これはその時代の戸棚

              
              ため息の連続でマラケシュ博物館を出た              

Musee de Marrakech(マラケシュ博物館)・・・1

2013-01-21 19:18:30 | 
トルコに行った時もイスラム装飾の華麗さに見入ったが、ここはもっと緻密で美しかった。

19世紀後半に宮殿として建てられたからかもしれない。
1956年のモロッコ独立後、マラケシュで最初の女学校としても使われていた。
今は博物館なので、主にベルベルの民族装身具やモロッコの現代絵画などが
展示されていたが展示物の写真は3枚しかなかった。

とにかく見てください。

パティオ
     
このモザイクは素晴らしい

壁を見ると
      
これまた華麗で品がいい。

パティオから小部屋に移動する
     
この天井の細工がため息がでる

色を使ってないところでも
    
はぁ・・・可愛い、繊細


こんな場所には
              
              こんな美人が似合う
              アップでお見せできないのが残念っす


建物を撮る振りして撮っていたら振り向かれたので、あわてて


     

          

               
               なんて撮っていたら、彼女がスマートフォンを差し出してきて
               「これでアタシを撮ってください」なんて頼まれて、メチャメチャ
               緊張して、触れば撮れるスマートフォンで4,5枚も撮っちゃったりして
               あ~あ、一枚欲しかったなあ・・・

                                          明日に続く

Jardin Majorelle(マジョレル庭園)・・・

2013-01-20 20:36:46 | 
今回のモロッコ旅行の最大の目的は砂漠ツアー
日本にいる間にネットで何度か予約を試みたのだが旨くいかず現地予約となった。
日本で国内代理店で予約できるようなツアーは高いしお仕着せツアーが多いので
最初からそれは考えていなかった。

この日、砂漠ツアーの事をマダムに相談するとRiadで打ち合わせに来てもらったらと言う
優しいお言葉、甘えて電話をかけてもらう。しかし、安いツアー故、出向いての予約には
応じられないと言う。ぢゃあ仕方ない、行くっきゃないと住所を頼りにマダムに聞くと
大体の場所を教えてくれた。
Taxiでは50Dh(590円)以上払うなと念を押され、乗り込む前に場所と金額を確認して乗った。

後で分ったことだが、向こうの住所表示は通りと通りの名前を続けて書き、その後ろに
東西南北を表すNWSEが書いてあり、後の名前の通りの東西南北を探すようになっていた。
それがわからず、交差点の反対側の通りを探したけど見つからない。
地元の男の子に聞いたが分からない(あいつらなんで住所表示が分からないんだ?)。
困っていた時、恰幅のいい交差点近くで働いている女性を見つけ、再度尋ねてみたら
今度は電話してくれて、交差点のあっち側だよって教えてくれた。
事務所に入ると誰もいない。
「トイレに行きたいから借りちゃう?」とかって相方が言うから、それなら隣のカフェに
行けば、なんて話していたら、カフェのお姐さんがなんとなく気にしてくれる。
なんか探してくれてるみたいだよ、なんて話していたらお茶を持ってやってきた。
余談だが、とにかくモロッコではお茶をよく飲む。お茶だけでなく日がな一日カフェで
ズーと坐っているヲヤジが一杯いる。
そんなヲヤジと2泊3日の砂漠ツアーはすんなり決まって料金は一人950Dh(11120円)2食付だ。

さて、そこから歩いて10分足らずの所に表記の庭園がある。
                            

     

                   

誰が造ったか、よりもイヴ・サンローランが住んでいた所として有名な場所だ。
そもそもはジャック・マジョレルと言う画家が造園したのを買い取った。

庭には
   
   竹

             

                       
                       沢山のサボテン


そして

   

             

                       
                       ヤシの木

                             
                             金魚


ブーゲンビリア
       

               

                         


上を見あげる高木は
        
        南国を感じさせてくれる。

                   
                   写真だけでは雑然感もあるけれども、
                   実に整然と手入れされていた。



元はアトリエだった建物は
            
            今は博物館になっている。

            この「青」を
                  
                  マジョレル・ブルーと呼ぶ




            

                         

                                

至る所このマジョレル・ブルーで溢れている。


庭園内の通路でさえも
           
           マジョレル・ブルーなのだ


サンローランが1970年代から毎年関係者に送っていたと言うNew Years Cardもここで書かれたらしい。
書き込まれた言葉は「LOVE」の一言だけ


出発前、日本の冬の格好で大丈夫と聞いていたのだが気温は最高25℃にも上がる。
しかし、夜は10℃くらいまで下がる。
乾燥しているせいか意外と汗はかかないし、日蔭は涼しい。
風通しのいい厚着だったらそのままでも大丈夫な感じなのだ。
場所も方角もわかっているのでメディナに向かう。

Marrakech・・・

2013-01-19 23:57:38 | 
マラケシュについた1545、ピックアップを頼んでおいた人とも無事に合流。
着いた先でRiad(宿と訳せばいいのか、ホテルほど大規模でない所)のマダム
(フランス人)が出迎えてくれた。
宿はメディナの中なので車の入れない路地奥へ3分ほど歩くと、そこにあった。
路地に沢山の家が連なり入り口が並ぶその一つに入ると

                         
                         こんなピロティのある空間を持つ建物だった。


部屋は1階

       
       入ってみると

                  こんな照明と                                
                         
                         こんな感じのベッドが・・・

1階にはこんなテーブルが数セット

                       

予想よりも部屋は狭かったけど、まずまずの所、シャワーを浴びて旅の汚れを落とし
早速、夕暮れのフナ広場に向かう。

                 

ここはマラケシュのメディナのいわば中心と言っていい広場

                            

          

                  
                  昼でも夜でも人が絶えないが、食べ物の屋台は夕方から出る。

昼間はジューススタンドがズラーッと並び、フレッシュはジュースを4dh(ディルハム)約47円
位で飲める。



腹が減っていたのでマダムに教えてもらった屋台に座る。


モロッコサラダ

          
          タジン

                    
                    ソーセージ

まあこういうものをパンで食べる。

    

                
                このパン、モロッコ中どこでも出てくるのだが味が全部違う。が、旨い。

なので、ついついパンをむしゃむしゃ食べ過ぎていつでもどこでも腹いっぱい。
それとタジン。
旨いもんだけど、どこでもタジン。ちょっと飽きてくる。
行く先々で毎回タジンを2人分注文していたのだが、滞在4日目くらいにその必要のないことに気付いた。
一緒にいた仲間が一つをシェアして食べていたんだ。
以降、すべてを一人前注文して食べていた。こうすると後でデザートが食べられるって訳。。。

こうするまで、毎回別々に注文していた時は腹が減ることがなかった。
朝食後から翌朝食前までいつも腹いっぱい、こんなのいいわけない。
そういう注文をしないとならない、って思い込んでいたアタシ達にはホントに救いの神だった。
店の人もそういう注文で全く気にしない。そういうものなんだろう、こっちでは。。。

初めての街なので早めに戻ることにする。

                     

              これは水道
             街中至る所にあって、人も動物もこの水を飲む。

細い路地を早足で家路につく。  

Doha~Tunis~Casablanca~Casa Voyageurs~Marrakech・・・

2013-01-18 20:53:00 | 
ドーハを夜中の0105に出発、途中チュニジアのチュニスでワンストップ、カサブランカまで凡そ8時間半。
そこから電車でカサボヤージュ

              

              まで40分、乗り換えてマラケシュまで3時間半、マラケシュに着いたのは現地時間の1545。
              ドーハとマラケシュの時差が3時間だから都合17時間40分のロングトリップとなった。



カサボヤージュのホーム

カサブランカから乗り合わせたモロッコ人の二人連れの片割れ(勝手にアリババのアリと呼んでいた)が
片言の英語で話しかけてきたので、少しばかり話をして電車に乗った。
カサボヤージュの手前に一つ駅があってそこで停車したのだが、ホームに駅名表示がなく、あっても
アラビア語でわからないし、車内放送なんてないからちょっとパニくって周りにいる人たちに
片端から「カサボヤージュ?かさぼやーじゅ?」って連呼してたら、どうやら違うらしい。
その時、アリも一緒にパニくって荷物を持って降りようとしている。
「あーこいつも初めての電車旅だな・・・」ってその時分かった。
カサボヤージュに着いて今度はマラケシュ行きのホームがわからない。
乗ってきた電車の車掌?に聞いたら、着いたホームだと言う。

          
          乗ってきた電車


乗り合わせた格好いい青年もこのホームでいいと言う。ところがホームに居たオバサンは隣のホームだと言う。
アタシ達は何がなんでもこの電車に乗らないとならないからと右往左往していたのだが、アリも一緒になって
右往左往する。
アタシは不安になってザックを置いて隣のホームに走った。
残されたアリは相方に向かって「お前の連れはどこ行ったんだ?」「ホントにこのホームでいいのか?」
「俺たち5人だけしかマラケシュに行かないなんておかしい?」ってなことを必死に話しかけていたらしい。

隣のホームに行ってみたら電光掲示板に1050発マラケシュ行きの表示があった。

                           
                           間違いなくマラケシュ行き

ホっとして戻ってそのことを伝えると、アリは喜んでVサインを送ってきた。
ところが隣のホームに移動したとき、その電光掲示板の表示はマラケシュ行きの一本前の表示に代わっていた。
またそこでアリは一瞬動揺したが、もう疲れ果てたアタシはその挙動を無視。でもその後ホームいる同国人に
同国語で話して納得したらしい、妙に落ち着きだして、今度は俺を撮れと近づいてきやがった。

               
               こいつがアリ

大体、そもそも、本来、言葉の不安定な外国人(アタシ)が動き回るんぢゃあなくて同国人のお前がやれば
簡単に決着がついた話なのに、この小心者のいなかっぺ。。。



疲れてクタクタだったけど、こいつのおかげで多少は楽しい旅になった。


電車に乗って郊外に出ると、想像とは違って

                            
                            牧草地のような草原が広がる

          

                     


牛は少なかったけど馬、ロバ、山羊、羊は放牧されていた。
のどかな田園風景の中、眠りに落ちる。
ンが、、、子供の泣き叫ぶ声で叩き起こされた。

Doha・・・2

2013-01-17 19:54:59 | 
カタールって、75人/k㎡しか住んでいないのにGDPは一人当たり10万ドルに達する富裕国。
国民も7人に一人は資産100万ドル以上だそうな。。。

1995年までの前国王が閉鎖的な政策をとっていたため「世界一退屈な都市」と言われてきたんだとか・・・
何でも泊まるところに困るくらいホテルがなかったとか。
現国王はそれを改めて色々作っているらしいし、ホテルだらけだけど、、、
実際はどうなの???って感じ。

アラブで起きるニュースの配信元で有名なアルジャジーラは、現国王のポケットマネーで作ったとか。。。

実際の労働力は、インド・パキスタン・イラクなどから来ているし、
宗教的に戒律や規律も厳しいと見えて女性は髪の毛を絶対に見せない。

飛行機に乗ってきたアルジェリアの女性は乗ってくるなり着替えていたよ。
アルジェリアもモロッコもそういう意味ではカタールほど厳しくはなかった。

まっそのオイルマネーで建てた建物を見てくださいな。。。



          

                    

                    このあたりはオトナシイ方っす




建設ラッシュで

          

          浮かび上がる建物群

                    

                    グチャって固まってる



だんだん面白くなります

          
          なんだか意図はわからないっす。。。アタシが首をかしげても・・・

                    
                    なんかとてつもなくデッカイ公園を作るようで。
                    イラストではクジラかシャチかと言う哺乳類が描かれてました。
                    実際そんなのが泳いでいたら面白い。

                              
                              面白くなってきた、、、



それこそ都市博覧会か、、、って言うような街でしたワイ

          

                    

                              

                          

この建物は外側を金属のパターンの網目で覆われています。
相方が外が見えなくて鬱陶しい、、、と言っておりましたが。。。

          
          まあ、設計者のマスターベーション満載でして・・・

                    
                    単純に楽しんだ方がいいんぢゃないかと

                              
                              アタシは思うわけでして


     
     ヨイショ

                     
                     コラショ



そんなこんなで日が暮れてきました。

                 


身体はデカイが気が小さい相方が早く帰ろうって言うんで日が落ちる前にホテルへ。
3時間後には空港だぁ・・・

Doha(ドーハ)・・・

2013-01-16 20:44:25 | 
降雪の東京に戻ってきました。

今回はQatar航空の記念か何かの安いチケットが入手できたので行きも帰りもDohaでトランジットとなった。

帰りのDohaで乗り継ぎ便の時刻表示がされないので気になっていたら、
スマートフォンで友達と連絡を取り合っていた山梨の若者が降雪の情報を伝えてくれた。
カサブランカで渡されたボーディングパスに記載されていた時間よりも1時間程度の遅れで、
(と言うよりも日本で調べたときはこの時刻が出発時刻だった気がするが、、、)出発できた。



さて、初日12時間半のフライトでDohaに到着。
Dohaと言えば、あの「ドーハの悲劇」。
何が起こったか知らない相方もこの言葉だけは知っていた。
行きはここで22時間のトランジットタイムがある。
どうしようか迷ったが、22時間は空港内では過ごせないだろうとホテルを取った。

1/1 2210 日本出発
1/2 0430 Doha着

               

               眠い目をこすりながら飛行機から降りる。
               「生暖かい」って言葉があるが「生寒い」感じだ。

さすがにこの時間の空港内は閑散としている。

                            

               

空港側から行くと、半円の海岸線の向こうに林立するビル群が見えてくる。
砂漠とは言え、岩盤と地震の無いお国、まあ、よくも好き放題に建てたものと笑ってしまった。
この報告は明日にするつもり。。。


日が昇ると

            

            全体が白くかすんで見える。

ところが午後の日差し、夕焼けの前は

                 

                           

                                  

なんかシンドバッドの世界に入ってしまったかのようだった。


街は

        

        至る所建設ラッシュ


まあ、埃もすごいし仮囲いもいい加減だったりして・・・
それ以前に、街を歩いている人なんて居やしない。
まあ、このホテル街だからなのかもしれないけど、道路に人が歩けるような配慮はほぼ無い。
信号しかり、横断歩道しかり・・・
人が暮らしている空間に行けば、また違った感想もあるんだろうけど、、、


ホテルから歩き出して15分ほどで海岸沿いの公園と遊歩道に出た。
此処にはさすがに人が居たが、全員が車で来ているようだ。
父親の許可を得て可愛い子の写真を撮った。

                          

                          ちょっと見にくいけど、乗ってるバイクはDugatiだぜぇ。。。


素晴らしい夕日を眺めてホテルに戻った。