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韓国旅行vol9慶州(仏国寺2)

2010-02-26 17:50:14 | 
天王門を通ってまっすぐ進むと、仏の国を表現する仏国寺境内への入場門に突き当たる

正面が釈迦牟尼仏の法華経の彼岸世界に通ずる青雲橋16段と白雲橋17段


下には虹の形に造られた虹門がある。


この青雲・白雲橋の合わせて33段は33天とか、仏の境地に達していない33の階段とか言われいる数字で、京都の三十三間堂や三十三回忌と言った仏教に関連する数字だ。

左側には須弥梵鐘閣があり


右側には蓮華橋、七宝橋を通って


阿弥陀仏の極楽浄土を表す無量寿経の世界、極楽殿に通じる。


青雲・白雲橋を登ったところに、紫霞門(日本で言う中門)があり


この正面に大雄殿がある。


大雄殿の左には釈迦塔


この釈迦塔の周囲には蓮華文様を掘りこんだ石が埋め込まれている。


右には多宝塔がある。


共に石造りのため戦火を免れ、統一新羅時代から1200余年の佇まいを残している。

この大雄殿を囲む基壇部分も1200余年前のまま保存されている。


この上に復元された回廊は




奈良の法隆寺夢殿を囲む回廊と同じ造りのように感じる。


この仏国寺の柱は全てエンタシス形と呼ばれる、中央が太く、上下にすぼめた丸柱で出来ていたが、日本では飛鳥・奈良時代の伽藍に残されているだけで、薬師寺、唐招提寺、法隆寺、法起寺、東大寺等だけに見られる。


薬師寺の復元された東塔や、平城京1300年記念に復元された大極殿、そして10年ぶりの解体復旧工事から完成した唐招提寺金堂などを見ると、創建当時の日本の伽藍もこのような極彩色に彩られていた。


境内には講堂


華厳経の毘蘆遮那仏が祀られている毘蘆遮那法堂




観世音祀堂などがそれぞれの世界を構成している。


まだ未再建の基壇跡もある。


そして、一度は日本に持ち去られたが、その後再建された歴史を持つ舎利塔などがある。


伽藍の配置構成は
南大門に当たる天王門から、中門に当たる紫霞門をはいると正面に金堂の大雄殿、左に釈迦塔(五重塔に当たる)、右に多宝塔(同)、金堂の後ろに講堂となっていて、法隆寺や薬師寺と配置は基本的に同じだった。

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