今年も沢の季節がやってきた。。。
例年は6月からのスタートなんだが、今年は5月スタートになった。
かなり前から予定を23日の日曜に組んであったのだが、残念ながら土曜は30度になろうかと言う
好天らしいが、日曜は駄目らしい。だが、それも仕方ないだろう・・・多くの人がこの日に予定を
組んでしまっているので、変更は出来ない。
シーズン入りごとに毎年、雪山始めや沢始めを行なう。
こうして危険予知の訓練や予習を行なって、注意喚起を促す。
今年は丹沢で行なうのだが、たまたまこの日が全国植樹祭で天皇陛下がご来場になるらしい。
関係各所に確認した結果、交通規制はご来場になる前後だけらしく、朝夕は大丈夫との事で決行と決まった。
しかし、間違っても事故は起こせない・・・全国ネットで流れちゃうからね。。。
で、シーズン始めの装備確認を行なった。
ヘルメット
物の本によると、ヘルメットの寿命は3年だそうだ。バイクなんかでも同じらしい。
3年以内でも、変形していなくても大きな衝撃を受けた物とか、傷がついたりしている物はその効果が
得られないらしい。
外のプラスティックと内側の発泡スチロールが経年劣化によってその強度保持能力を失って行くのだそうだ。
アタシのも3年目、細かな傷はついているが、未だ十分使えると思っていたので、チョットショックだ。
沢用ハーネス
クライミングの物とは違う。
クライミングは垂直あるいはそれ以上のハングを登る事がある。ここで落下した場合、その衝撃は
体重×距離でかなりのモノになる。それを受け止める道具として、もっとシッカリした作りになっている。
沢でもそういう壁が無いわけではないが、基本的にクライミングとは違うのですこし簡便なモノを使用する。
但し、黒部や飯豊、朝日の一部にはクライミングと同じ壁が沢山あるので、そういう所を攻める人達は
それなりの装備で行くことになる。
ネオプレーンの靴下・スパッツ・手袋
コレは絶対条件ではない。靴下は暖かいのでネオプレーンを使っているが、何でもいい。
スパッツもしたくなければ要らない。岩にぶつけた時の緩衝材にはなる。
手袋は何でもいい。素手の人も一杯居る。岩を掴むので細かな傷が沢山つくのでアタシは愛用している。
沢靴・・・左・フェルト、右・5-10ラバーソール
アタシはこの2足を使い分ける。
フェルトは奥多摩とか丹沢で、岩にヌメリや水苔がある場所で履く。
ラバーソールは上越や会越、北ア、東北などで花崗岩やスラブ系の岩が多い場所で使う。草付きでも
威力がある。但し、水苔やヌメリが多い沢では全くグリップしない。下山時などフェルトに比べて
よりアプローチシューズに近く、減りも少ないのでお気に入りである。
仲間内でベストと評判なのはウールフェルトのソールのようだ。
全てにグリップが効くと言われている。但し、素材が柔らかい為、7回の遡行で張り替えているらしい。
そのため2足必要になり、1回の張替え費用は6~7000円ほど掛かるそうだ。
沢は足元のグリップで、遡行速度や登攀能力に大きな差が出る。
カラビナ類とATC、ロープマン
カラビナは安全環付きとそうでないものを使い分ける。
環付きは命にかかわる確保の時、環無しはそれ以外で使う。
基本的には全て環付きがベストと思うが、スピードが出なくなる。そのため環無しを使う時は
ロープの向きや2丁掛けで外れないようにするとか様々なルールに基づいて使う。
ATCは懸垂やセカンドビレイなどで使う。
ロープマンはセカンド以降で登攀の際、フィックスロープにかませて落下防止に使う。
スリング各種
上から60cm用2本、80cm用2本、120cm用2本、240cm1本、捨て縄用6mm、デイジーチェーン、プルージック用4mm。
スリングの用途は多すぎて一言では説明できないので省略。
ただデイジーチェーンはセルフビレイ用、240cmは通称お助け紐と呼ばれて、2~3m離れている人を
助ける時に使う。
プルージックは結び方で、この場合メインロープにその結びをして、万が一の時落下を制御するためである。
カラビナとスリングは遡行中、こんな風にしてハーネスにつけている。
登攀時はたすきに掛けたスリングに取り付けて、使い易くして登る事が多い。
バイルハンマー
ハーケンを打つ時、コレが必要になる。またピック側は草付きなどを登る時威力を発揮する。
付いているロープは身体と連結させるためのモノで、落とさないためである。
これ以外に
左からユマール・・・フィックスロープに絡め、コレにテンションをかけて登る。その時、ユマールは
身体と連結させておく、こうする事で落下防止が出来る。
ルベルソ・・・懸垂などで使う。
エイト環・・・ATCなどが国内に入ってくる前は、コレを皆が使っていた。
ハーケン・・・岩の隙間などに打ち込んで、コレに両側にカラビナ、真ん中がスリングの通称ヌンチャクを掛け
リードがロープでランニングビレイを取る時などに使う。
これ以外にロープがある。沢では大体8mmのダブルロープを使うが、長さは10mから60mまで
その時の沢状況で使い分ける。
マア、こんなものを腰から下げて、ジャラジャラ言わせながら歩く訳ッス。
えっ、何が楽しい?って・・・
そりゃあアータ・・・やってみなはれ。。。
例年は6月からのスタートなんだが、今年は5月スタートになった。
かなり前から予定を23日の日曜に組んであったのだが、残念ながら土曜は30度になろうかと言う
好天らしいが、日曜は駄目らしい。だが、それも仕方ないだろう・・・多くの人がこの日に予定を
組んでしまっているので、変更は出来ない。
シーズン入りごとに毎年、雪山始めや沢始めを行なう。
こうして危険予知の訓練や予習を行なって、注意喚起を促す。
今年は丹沢で行なうのだが、たまたまこの日が全国植樹祭で天皇陛下がご来場になるらしい。
関係各所に確認した結果、交通規制はご来場になる前後だけらしく、朝夕は大丈夫との事で決行と決まった。
しかし、間違っても事故は起こせない・・・全国ネットで流れちゃうからね。。。
で、シーズン始めの装備確認を行なった。
ヘルメット
物の本によると、ヘルメットの寿命は3年だそうだ。バイクなんかでも同じらしい。
3年以内でも、変形していなくても大きな衝撃を受けた物とか、傷がついたりしている物はその効果が
得られないらしい。
外のプラスティックと内側の発泡スチロールが経年劣化によってその強度保持能力を失って行くのだそうだ。
アタシのも3年目、細かな傷はついているが、未だ十分使えると思っていたので、チョットショックだ。
沢用ハーネス
クライミングの物とは違う。
クライミングは垂直あるいはそれ以上のハングを登る事がある。ここで落下した場合、その衝撃は
体重×距離でかなりのモノになる。それを受け止める道具として、もっとシッカリした作りになっている。
沢でもそういう壁が無いわけではないが、基本的にクライミングとは違うのですこし簡便なモノを使用する。
但し、黒部や飯豊、朝日の一部にはクライミングと同じ壁が沢山あるので、そういう所を攻める人達は
それなりの装備で行くことになる。
ネオプレーンの靴下・スパッツ・手袋
コレは絶対条件ではない。靴下は暖かいのでネオプレーンを使っているが、何でもいい。
スパッツもしたくなければ要らない。岩にぶつけた時の緩衝材にはなる。
手袋は何でもいい。素手の人も一杯居る。岩を掴むので細かな傷が沢山つくのでアタシは愛用している。
沢靴・・・左・フェルト、右・5-10ラバーソール
アタシはこの2足を使い分ける。
フェルトは奥多摩とか丹沢で、岩にヌメリや水苔がある場所で履く。
ラバーソールは上越や会越、北ア、東北などで花崗岩やスラブ系の岩が多い場所で使う。草付きでも
威力がある。但し、水苔やヌメリが多い沢では全くグリップしない。下山時などフェルトに比べて
よりアプローチシューズに近く、減りも少ないのでお気に入りである。
仲間内でベストと評判なのはウールフェルトのソールのようだ。
全てにグリップが効くと言われている。但し、素材が柔らかい為、7回の遡行で張り替えているらしい。
そのため2足必要になり、1回の張替え費用は6~7000円ほど掛かるそうだ。
沢は足元のグリップで、遡行速度や登攀能力に大きな差が出る。
カラビナ類とATC、ロープマン
カラビナは安全環付きとそうでないものを使い分ける。
環付きは命にかかわる確保の時、環無しはそれ以外で使う。
基本的には全て環付きがベストと思うが、スピードが出なくなる。そのため環無しを使う時は
ロープの向きや2丁掛けで外れないようにするとか様々なルールに基づいて使う。
ATCは懸垂やセカンドビレイなどで使う。
ロープマンはセカンド以降で登攀の際、フィックスロープにかませて落下防止に使う。
スリング各種
上から60cm用2本、80cm用2本、120cm用2本、240cm1本、捨て縄用6mm、デイジーチェーン、プルージック用4mm。
スリングの用途は多すぎて一言では説明できないので省略。
ただデイジーチェーンはセルフビレイ用、240cmは通称お助け紐と呼ばれて、2~3m離れている人を
助ける時に使う。
プルージックは結び方で、この場合メインロープにその結びをして、万が一の時落下を制御するためである。
カラビナとスリングは遡行中、こんな風にしてハーネスにつけている。
登攀時はたすきに掛けたスリングに取り付けて、使い易くして登る事が多い。
バイルハンマー
ハーケンを打つ時、コレが必要になる。またピック側は草付きなどを登る時威力を発揮する。
付いているロープは身体と連結させるためのモノで、落とさないためである。
これ以外に
左からユマール・・・フィックスロープに絡め、コレにテンションをかけて登る。その時、ユマールは
身体と連結させておく、こうする事で落下防止が出来る。
ルベルソ・・・懸垂などで使う。
エイト環・・・ATCなどが国内に入ってくる前は、コレを皆が使っていた。
ハーケン・・・岩の隙間などに打ち込んで、コレに両側にカラビナ、真ん中がスリングの通称ヌンチャクを掛け
リードがロープでランニングビレイを取る時などに使う。
これ以外にロープがある。沢では大体8mmのダブルロープを使うが、長さは10mから60mまで
その時の沢状況で使い分ける。
マア、こんなものを腰から下げて、ジャラジャラ言わせながら歩く訳ッス。
えっ、何が楽しい?って・・・
そりゃあアータ・・・やってみなはれ。。。
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