malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

2017秋 奈良 西の京から西大寺へ

2017-11-20 23:14:07 | 奈良
明けて土曜日、特に予定はない。

この季節、奈良では毎年「正倉院展」が開かれる。
だから、この季節に奈良を訪れる観光客はほとんどが正倉院展目当てにやってくるものと思われているのだが、実はアタシたちの最大の目的は「柿」なのである。
奈良の富有柿、モチロン全国どこでも買えると思うが、奈良で買うモノは一味違う。
去年は80~100個ほど買い込んだのだが、一斉に熟してきてしまい硬めが好きなアタシには少々残念でもあった。
今年はどんな買い方をしようか今から思案中だ。
買う場所は3年ほど前から決めている。
大神神社へ向かう道で商いをしているおばちゃんの店と決めている。

そんな予定のない土曜日の朝、定宿の朝食


これがヘルシーで旨くて300円。常連客には2食頼む人もいる。

を食べてから、かって西の京にあった店を訪ねてみることにした。
定宿のおかみに道を聞いてみると自転車で30分くらいで着くという。
では歩こう、と言うことでなら町から奈良薬科大学まで行き、そこを右折して西を目指す。

この辺りには

 

昔ながらの連棟式の長屋風のアパートがまだ残っている。




やがて大安寺に着く。藤原京では大官大寺と言われていた当時は寺領が25万平米もあったらしい。
来たことがある、ない、と言い切っていたのだが、駐車場を見てきたことがあることに気付いた。



来たことはあるけど、ご本尊の拝謁はしていなかったので記憶に残っていなかった。
この日は正倉院展に合わせて御開帳があり、聖観音像と若き日と老いた日の弘法大師像を拝謁できた。


この大安寺のトイレの男女表示がアーティスティックなので

 

大安寺を出て、いたるところにある「歴史の道」を辿って西の京に向かう。
途中



佐保川を渡り、田んぼ道から幹線道路に出ると、道路の右手で



奈良埋蔵センターなる建物があり「平城の甍Ⅱ」なる催しをやっていたので考古学に興味のあるアタシは迷わず入った、が、、
展示してあったのは、本当に甍・・・瓦ばかりだった。
そういえば入り口の看板にも「奈良市所蔵瓦展」と但し書きがあったっけ。。。。。

この建物の目の前に「業務スーパー」があったので、ついでに入って見ると、その品ぞろえにはまってしばし時間を費やした。
相方によると、今住んでいる処にもあるそうな、今度行ってみよう。
かなりハマること請け合いだ。

なんだかんだで3時間、薬師寺の東塔(工事中)、西塔が見える秋篠川のほとりにある目的地に着くと、既にそこは別の店(パン屋)に代わっていた。
ついでなのでそこでパンを買い、薬師寺には入らず線路を渡って西側を唐招提寺に向かうと、途中に古い喫茶店でランチがあったので入って見た。



ハーブチキンだったかなメニューがあったので注文する。確かコーヒーがついて850円とか900円だった。


もう一度線路を渡って



唐招提寺まで行き、お寺には入らないで再度線路を渡って垂仁天皇陵に向かう



正面に見える小島は「田道間守命塚」と言う。
垂仁天皇のとき、この田道間守は不老不死の妙薬と言われた橘の樹を求めて唐に出かけ6年後に戻ったときには主の垂仁天皇は既に崩御あらせらせ、
嘆いた田道間守はそのあとを追って殉死した。
その忠誠心を悲しんだ後の人たちが、主の垂仁天皇陵の脇に、永遠に主とともにあれとの思いをかけて命塚を建立した、と言う良い話なのだ。



落日に輝くススキを眺めながら隣駅の尼ケ辻に向かう

駅手前にある「有名だんご店」で



出来立て団子を3本(二人で)食す。たっぷりの黄な粉にまぶされた小さ目なほのかに暖かい団子は旨い、の一言。
腹が減っていたら10本くらいは行けそう。

尼ケ辻から平城京の中に入り、下つ道沿いに平城宮に向かうとどこからか香ばしい香りが



釣られて焙煎しているコーヒーショップに入って一休みとなった。
しばし、コーヒーとクッキーを楽しんでから平城京資料館に入る。
今回はボランティアさんのお世話になりながら、平城京で発掘された木簡から分かった新しい情報などの説明を受ける。

陽も落ち残照の明かりの中で



さすがに歩き疲れて、駅周辺の店を冷やかしながら西大寺駅に向かう


今年、奈良にきて正倉院展の終了1時間半前に入場すると割引になるし空いてもいるということを知り、何年振りかで行ってみることにした。
先に晩飯を食べてしまおうと



東向き商店街に新しくオープンした天丼専門店にはいった

見た目は立派、美味しそうだけど、金子半之助には敵わない。。。

結局、商店街の金券ショップで割引切符を見つけ6時ころから入場した。
確かに人は少なめだったし、並ぶこともなく入れたのだが、6時半からの入場口には早くも列ができ始めていた。
金券ショップで割引切符を購入して5時半から6時くらいに入場して鑑賞するのがこれからのねらい目かもしれない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿