予想では天気は良くないはずだった。
剱への訓練山行を頼まれて入会一年足らずの新人さんと一緒だ。
最終電車で水上に入って、いつものステビバでぐっすり寝られた。
6時に起きるとまもなくタクシーが入ってきた。
予約してないので、これを逃すとまたしばらく捕まらない。
てっとり早く荷物をまとめてベースプラザに向かった。
荷物をまとめ、身支度を整え、ゆっくり朝飯を食べてロープウェイに向かう。
空は相変わらずどんよりしていて今にも降り出しそうだ。
ロープウェイを降りると、そこは雲海から突き出た別世界だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/32/e25fafc2b6cd38f70eadd8861508b760.jpg)
雲海の向こうに白毛門が浮かんでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/a127c4420ab18eb0fe36e8de6e49033c.jpg)
現金なもので急にテンションも上がってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/74/9a6f839277821d3c8c33eaa6becce3c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/be/1b089e0c25c13f42072fddb0bf923d7c.jpg)
ところが熊穴沢ノ頭の手前の鞍部は雲の中だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/63/da54c816f8aea98e2d9d4f4727c1cdda.jpg)
どうやらこの雲は1500mを境にたなびいているらしい。
肩の小屋への斜面から振り返ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/5f/6d618f946245a222ed94b38ea30f6e65.jpg)
その高さで一面の雲海だった。
余り良くない天気予報に接していた我々には、思いもよらない
プレゼントだった。
しかし、当然のように雪は腐りまくっていて、アイゼン、ワカン、ツボ足、
スキーと思い思いのトレースが刻まれてゆく。
斜面の下部はビリビリ状態、谷川本谷や万太郎谷方面からは
時折ドーンと雪崩れる音が聞こえてくる。
例年と同じように対岸の松ノ木沢ノ頭下部の斜面は雪崩の筋が何本も
見えた。
露岩の場所はまるで春の小川状態。
近ずくにつれて川音が聞こえてくる。
トマで休憩後、オキに向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a5/0318b5beb15690e9ddc12cb33e058a57.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/f7/de420291b6561d17a9b1612cfebd3787.jpg)
鳥居の向こう側から回り込んで上の岩場に上がった。
そこから見える一ノ倉に息をのんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/a1/eee7ff7f395b2c52ffaf4b5f2a80b058.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/ef/ff8dc333bdc67107d0e3dff284cc8c2e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/99/75be6e69606bc7b1f7c03ce678a5aff5.jpg)
見える範囲の壁の雪はほとんど落ちていたが、ニョキニョキとした岩の上には
まだ雪の団子が乗っていた。
帰りの天神平からの下山路の田尻コースは、上部の雪崩の影響か「KEEP OUT」の表示だらけ、
訓練だからと重い荷物と歩くつもりだったTさんはガッカリした様子。
天気予報にサングラスを忘れて油断した私は、人生初の雪目となって、その夜はかなり痛く、雪目の涙目で辛い夜を過ごした。
剱への訓練山行を頼まれて入会一年足らずの新人さんと一緒だ。
最終電車で水上に入って、いつものステビバでぐっすり寝られた。
6時に起きるとまもなくタクシーが入ってきた。
予約してないので、これを逃すとまたしばらく捕まらない。
てっとり早く荷物をまとめてベースプラザに向かった。
荷物をまとめ、身支度を整え、ゆっくり朝飯を食べてロープウェイに向かう。
空は相変わらずどんよりしていて今にも降り出しそうだ。
ロープウェイを降りると、そこは雲海から突き出た別世界だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/32/e25fafc2b6cd38f70eadd8861508b760.jpg)
雲海の向こうに白毛門が浮かんでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/32/a127c4420ab18eb0fe36e8de6e49033c.jpg)
現金なもので急にテンションも上がってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/74/9a6f839277821d3c8c33eaa6becce3c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/be/1b089e0c25c13f42072fddb0bf923d7c.jpg)
ところが熊穴沢ノ頭の手前の鞍部は雲の中だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/63/da54c816f8aea98e2d9d4f4727c1cdda.jpg)
どうやらこの雲は1500mを境にたなびいているらしい。
肩の小屋への斜面から振り返ると
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/5f/6d618f946245a222ed94b38ea30f6e65.jpg)
その高さで一面の雲海だった。
余り良くない天気予報に接していた我々には、思いもよらない
プレゼントだった。
しかし、当然のように雪は腐りまくっていて、アイゼン、ワカン、ツボ足、
スキーと思い思いのトレースが刻まれてゆく。
斜面の下部はビリビリ状態、谷川本谷や万太郎谷方面からは
時折ドーンと雪崩れる音が聞こえてくる。
例年と同じように対岸の松ノ木沢ノ頭下部の斜面は雪崩の筋が何本も
見えた。
露岩の場所はまるで春の小川状態。
近ずくにつれて川音が聞こえてくる。
トマで休憩後、オキに向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a5/0318b5beb15690e9ddc12cb33e058a57.jpg)
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鳥居の向こう側から回り込んで上の岩場に上がった。
そこから見える一ノ倉に息をのんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/a1/eee7ff7f395b2c52ffaf4b5f2a80b058.jpg)
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見える範囲の壁の雪はほとんど落ちていたが、ニョキニョキとした岩の上には
まだ雪の団子が乗っていた。
帰りの天神平からの下山路の田尻コースは、上部の雪崩の影響か「KEEP OUT」の表示だらけ、
訓練だからと重い荷物と歩くつもりだったTさんはガッカリした様子。
天気予報にサングラスを忘れて油断した私は、人生初の雪目となって、その夜はかなり痛く、雪目の涙目で辛い夜を過ごした。