malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

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5月5日・・・

2012-05-16 23:59:26 | 雪山
前夜来の風雪で外の積雪は30cmほど積もった。

雨も降ったので、テントロープやアイゼン、ピッケル等全部凍っていた。

モチベーションが上がらないアタシだけど、新人君はやる気満々。

で、真砂岳方面に行くべく7時前にテントの外でスパッツを付けていると、、、

PのPLの前会の仲間T氏がテントに書かれている会名を見て訪ねてきた。

昨日の朝、長次郎から登ったPのパーティが今朝になっても降りてこないと言う。

可能性と方針をその人たちと話をし、援助を申し出てくれた他パーティに

お礼と断りを入れ、T氏には長次郎出合に戻ってもらい、アタシは剱山荘経由で長次郎に

向かうことにした。

30分後、前日5時過ぎ、そのパーティは本峰から下山して確かに泊ったと言う・・・

そういえば、テンバから剱山荘に向かうとき小屋の前に数人の人が見え、剱沢を下って行ったので

珍しい行動パーティだなぁ・・・と思ったけど、まさかアレが仲間とは思わなかった。

一気に力が抜けた。

このころから天気は好転

           

           剱沢も

              

              八つ峰、源次郎も

                      

                      剱沢上部もクッキリ見えてきた。


長次郎の出合が見える雪渓上でデポした荷物を纏めて出発準備をしているPたちを見ていると、

富山県警の山岳救助隊がふらりとやってきた。

剱沢のテンバから引き上げた誰かが今朝の騒ぎを報告したらしい。

しかし、アタシと出会った時は、既に剱山荘に無線で安否は確認できていて、様子見に来たらしい。

この時点では白馬の遭難はまだ報告されていなくて、岐阜側で6人パーティが下山遅れがあって

一人死亡した件で大騒ぎになっていたらしい。

県警の話では5日の午後から、6日も午後から天気が崩れると言う。


そのうち下からPLが上がってきた。

                

                状況を聞くと、長次郎を上ったが、源次郎側からの雪崩や

シュルンドが大きくて、下山は安全な尾根にしたらしい。

しかし、アイゼンを付けた状態でのカニのヨコバイ通過と前剱からの急こう配で時間がかかったし

全身ずぶ濡れで緊張で疲れているからと、剱山荘に止まったとの事。

なんだ、アタシ達よりいい条件じゃん。。。

ほっとした状態でみんなが来るのを待ってテンバに向かう。

                          

雲の流れが激しい

        


昼過ぎやっと本峰が顔を出した。

               



                        

早月からの1パーティも無事到着。

良かったよかった。。。



翌日は2時半起床4時半出発。

余りの強風に剱御前小屋に逃げ込む。

尾根道は風に降られて滑落が怖いので雷鳥坂の雪渓を下る。

室堂に着いたとき雨が降り出した。