malのあっちこっちブログ

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2016スペイン・ポルトガルの旅・・・アルハンブラ  ヘネラリフェ

2016-06-08 09:05:18 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
ここは14世紀 ナスル朝の時代の夏の別荘とか・・・

    

入った瞬間から、気持ちが良くて、正に夏の別荘とはこういうところを言うのだろうと、大納得してしまった。

通路のモザイクも

  

お花も

  

とにかく、気持ちいい



そんな気持ちの良い前庭を通って、建物に入ると



やっぱり、気持ちがいい

アラビックなデザインも

  

庭も



そして、モザイクも

  

窓から見えるアルバイシンも



高低差をつけた造りも



ジャバジャバ流れる水も



気持ちがいい



ここから見えるアルハンブラの外壁も



何だかすべてが涼やかで気持ちのいいものに見える。。。

2016スペイン・ポルトガルの旅・・・アルバイシン地区 グラナダ

2016-06-07 08:59:22 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
翌朝、ホテルからブラブラ歩いてアルバイシン地区に向かった。

ここは11世紀にイスラム教徒によって築かれたグラナダ最古の街並み残る地区だ。

敵の侵入を防ぐために作られているので道は迷路のようになっていて、歩いていてもどこに向かっているのか不安になってしまう。


今日のアルハンブラは18時からのチケットを買ってあるので、この地区でゆっくり時間をつぶしながらヘネラリフェ側から入って観ようと思っている。



一般道からアルバイシンに向かって斜度のある階段を上る



ここは、白壁と階段の街



白壁には、お決まりの落書きがあったりするのだが、この落書きは、、、、、宇宙人との酒盛りか???

だんだん高台へ



途中



サボテンに花が咲いていた

    

新しいような古いような白壁の建物が続く

上に行くにつれ



アルハンブラの全景や

その向こうに



シェラ・ネバダ山脈が

サン・ニコラス展望台の下に、絶好の眺望を独占できるカフェがあったので入って陣取る

  

アルハンブラ



ヘネラリフェ



シェラ・ネバダ



カルロス5世宮殿前に並ぶ入場者の列。

やがてアタシたちもあそこで並ぶのかと思うと、少々憂鬱になる



やがて、いい時間になったのでアルハンブラの前に他を見て回るためにアルバイシンを上に向かい、チノス坂からヘネラリフェに行こうと思う

  

ほとんど観光客もいないアルバイシンの迷路を歩く

    

なんだか上に上がりすぎたのか、



チノス坂が下に見え始め不安になったので、今度は広い道を選んで下へ下へと下がってゆくと、アルハンブラへの道標が出てきた、人も増えた。



建物の裏側みたいなところを回り込むと

  

そこがチノス坂だった


シェラ・ネバダからの湧水だろうか、アルハンブラのいたるところで水が滔々と流れていた



やがて、ヘネラリフェに到着



対岸に先ほどまで座っていたアルバイシンの街が一望できた。

2016スペイン・ポルトガルの旅・・・セビーリャからグラナダへ

2016-06-06 09:10:59 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
移動を考えてセビーリャではバスターミナルから数分のところに宿をとっていた。

これから向かうグラナダもバスターミナルと中心部の中間あたりに宿は取った。



11:15セビーリャを出発、定刻14:15グラナダ着

ここのインフォメーションである出来事があった。

よくしゃべる、愛想のいいお姉さんにホテルまでのバスルートを確認すると、地図でとても分かりやすい説明をしてくれた。

ここまでは良かったのだが、そのあとで今日の18時からのアルハンブラの入場券とアルバイシン地区などのガイド付きツアーのチケットを€50で買わないかと言う。

説明では、パソコンの画面を見せながら今月のアルハンブラの入場券はすべて売り切れだという。

因みに、アルハンブラの入場料は€15.4、ガイド付きツアーが€30だったからお姉さんの取り分は€4.6と言うことになる。

初心なアタシは、アルハンブラってそんなに混んでいるのか、と思ったし、PCの画面まで見せられているのでほぼその気になっていたのだが、

シビアな相方はおいそれとその手には乗らない、「いらない」と断り、その場を離れようとすると、そのお姉さん、カモを逸したとばかり悪態をつくこと、つくこと、、最後に「好きなようにすればいい!」と捨て台詞のおまけつき。

要は、自分たちの持っている今日の入場券を無駄にしたくないので、初心なアタシのような観光客に売りつけて、ついでに自分のお茶代も稼ごうという魂胆だった。

どうりで愛想がいいわけだ、ヤァ、ヤァ、ヤァ、カモがやってきた、ってところだったんだろう。

因みに、その後市内の発券所で明日18時からの入場券は無事手に入れましたよ。


バスターミナルからバスで5分ほどのところにあるホテルに到着



シティホテルなのだが、今回はナント11階の部屋だった。



荷物を置いて、早速出かける。

大通りがあまり好きではないアタシたちは、グラン・ヴィア・デ・コロンと言う大通りを避けて、アルハンブラ側の一本裏通りを歩く。

どうやら、アルバイシンのアラブ地区と言うような場所らしく、アラブ風の店が沢山軒を連ねていた。

腹が減っていたので、何か食べようと物色中に、あのタジンの看板のかかった店を見つけ入って注文した。

  

とてもモロッコのような訳にはいかなくて少々がっかり、そこからブラブラ、またまたカテドラルに向かう

また、あの床のモザイク模様や



建物の彫刻に感嘆の声をあげながら

      

カテドラルの隣に建つ王室礼拝堂に入り、イザベルとフェルナンド両王の墓を見学した。



アルハンブラの切符購入もあったので、下町をブラブラ歩いていたのだが、なんだか騒がしい。

そういえば、あまり違和感がなかったので気にもしなかったのだが、今日はなにやらお祭りっぽい、、、



街の広場では

  

こんな臨時のメリーゴラウンドや、そのほかの子供用の遊戯施設が仮設でできていた。



別の広場では

  

アンダルシアの民族衣装を着た、沢山の子供や大人が舞台で踊っている

      

子供が圧倒的に多いので、おそらく子供の祭りか何かだろう

      

単純にうれしそうにしている子や、お母さんの方ばかり見ている子、既にこの踊りの意味を理解しているかのような表情で踊る子と様々だが、みんな可愛い。。。。。


モチロン



お姉さんもカワイイ

2016スペイン・ポルトガルの旅・・・セビーリャのBAR

2016-06-05 12:15:16 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
今回の旅の目的の一つに、スペイン、ポルトガルでのBARのタパスと言う小皿料理を食べ歩くことだった。

情報では北スペインのサン・セバスティアンやビルバオが面白そうだったので当初はそういう計画も立てたのだが、どうやら日程的に厳しそうだということになって、北への旅は中止となった。

そういう意味では、バルセロナやリスボアではまだ満足のいくタパスに出会ってなかった。



この日、1泊しか予定のないセビーリャで期待もしないで入ったカテドラル近くの観光客の多いBARで、思いもかけず良い出会いがあった。

BARでは座るとパンだのオリーブだのハムだのをテーブルに並べる、手を付ければ料金が発生し、いらなければ「下げて」と意思表示すれば下げてくれる。

まず、おいしそうなオリーブだったので



これは手を付けた。

続いて、



飢えていたサラダ

お酒は



サングリア

そして



忘れてしまったけど、こんな飾りつけの一品と



オッコ・ブーソ、、、背骨の煮込み

以上で€26.5

当然場所的に高めのところだと思うし、メニューも英仏独中日と揃っているくらいだからビックリポンだけど、それ以上に旨かった。

結果、大満足で、、、、

ホテルへの帰り道で

    

カフェでまたこんなにスウィーツを・・・・・

いかん、いかん、、またやっちまっただよ。。。。。


2016スペイン・ポルトガルの旅・・・アルカサル  セビーリャ

2016-06-03 10:26:23 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
アルカサル・・・イスラム時代の城を、その後のキリスト教の王たちが改築、中でも1350年に即位したペドロ1世がイスラム職人を使ってイスラムの宮殿を作り上げた傑作として知られる。


そんなアルカサルが18時以降無料となることは、どうやら世界中に知られていて、アタシたちが行った時には、その列はかれこれ200mくらいはあったような気がする。

しかし、列が動き出すと、遅々とはしているがゆっくり動き始めた。

アタシたちのところに順番が来たとき、その動きの理由が分かった。

一人ひとり窓口で無料券をもらい、それを改札でバーコードで読み込むということをやっていたのだ。

丁寧なのか、役所の都合なのかは知らないけど、そんなわけで入るのにも時間が必要ってわけだ。



しかし、入ってしまえば中は広いので、当たり前の混雑となる。

  

それにつけても、イスラム圏の細工はすごい。

      

天井の飾りやタイルの装飾は毎回びっくりする。


展示してあった工芸品も

    

皿の絵付けも美しい



天井と

    

床の

  

日本でいうところの洗い出しの模様

石灰岩の彫りと残っている蒼色



通路の天井

  

そして、中庭

      

通路に刻まれた埋め込みタイル

    

隆盛を極めたころのイスラム文化のすごさを感じたアルカサルだった。。。。。

2016スペイン・ポルトガルの旅・・・マルバオンからセビーリャへ

2016-06-02 10:09:15 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
月曜の朝、7時発のバスを待つ

  

前夜、早朝出発するからとチェックアウトを済ませる。

英語のあまり話せない、シビアな宿の親父にそのことを伝えると、息子の嫁なのか英語の達者な女性を呼んできて対応してくれた。

そして、こちらもシビアな相方が、朝食を食べないのだからランチボックスにしてもらえと、しきりにアタシの肘をつつくのだが、その女性と話が進んでいく過程で先方からその申し出があった。

こういうところは外国では、支払われている権利とそれを実行する当然が割とカッチリしている。



早めに城外に出て、朝日を浴びながらマルヴァオンの余韻に浸っていると、三々五々学生たちが集まってきた。

日に2便しかないここでは、やはり学生はこの便に乗るようだ。

予定時間になってもバスはやってこない、少し遅れているようだ。

例の学生も現れない、少しやきもきしていると、一番最後にギリギリのところで現れた。

「やあ、おはよう!」と声をかけると少し恥ずかしそうに小さな声で「おはよう!」と返ってきた。

なぜか安心してバスに乗る。

途中の停留所で、金曜にも乗っていた「若く美しい学生」が乗り込んできた。

どうやら金曜に乗っていた全員の顔触れがそろったようだ。


40分ほどでポルタレグレに到着。

件の学生とはここでお別れ、ちょっと話しただけだったけどなんだかとても親近感が涌いてしまったようだ、名残惜しく手を振って別れた。


バスターミナルのカウンターでは、あの「In the Bus」の彼がまた窓口にいた。

事前の確認で、セビーリャに行くためには、ポルトガル側はポルタレグレからエルヴァスに行き、そこからスペインのバダホス経由でセビーリャと言うことになるらしい。

面倒な会話を嫌う「In the Bus」の彼にはシンプルに「エルヴァスまでのチケットをくれ」と問いかけると、オウム返しで「In the Bus」と言う。

次いで「何番線か?」と聞くと「No8」と答えた。

この地が出発点なら早くからバスは入っているのだが、中継点だと10分ほど前にならないとバスは入ってこない、旅人にとってはやきもきするところだ。

10分前になってもバスはやってこない、少し不安になっていたとき、「In the Bus」の彼が既に停まっていたバスの運転手に何事かささやいた。

その時のアタシたちは、ある雑誌で、このバスターミナルでの不親切な対応のためにマルヴァオン行きのバスを乗り逃がし、腹が立ったのでナント8時間かけて、途中で警察官に不審尋問を受けながら歩きとおした話を読んでいたので、

そんなことになったら大変と、目を皿のようにして状況を確認中だった。

すると、その運転手が「エルヴァス?」とアタシたちに向かって叫んだ、「エルヴァス、エルヴァス」と連呼しながらその運転手のバスに行き、ザックをトランクにしまいチケットを買って席に着いた。

どうやら、あの「In the Bus」の彼もしつこかったアタシたちの事を覚えていてくれたみたいじゃまいか、、、意外とシャイなのね。。。



て、言う訳で、5月2日 午前7時にマルヴァオンを出発し、ポルタレグレ、エルヴァス、バダホス(スペイン)、サフラ、そしてセビーリャに午後の3時半ごろ到着した。

乗り換えとバダホスからセビーリャでの食事休憩とで5回停まるので全然疲れることなく楽しい旅ができた。



スペインに入ると



途端にオレンジ畑が広がる。




セビーリャには1泊なので、チェックイン後



すかさず出かける。

  

何故か、人がほとんどいない街をカテドラルに向かって歩く

  

カテドラルは、1401年の教会の決定で「後世の人々が正気の沙汰ではないと思うものを建てよう」と言うことから1519年の完成までスペイン最大、ヨーロッパでもサン・ピエトロ、セント・ポールに次ぐ規模を誇るそうだ。




元々、この地にはモスクが建っていたのだが、カテドラルはそれを取り壊して立て直した。

そのとき、12世紀に建てられたミナレットは残し、後に改修してヒラルダの塔と呼ばれる97mの塔として残っている。



アタシは登らなかったが、この先端が実は高さ4m、重さ1288kgもあるブロンズ製なのだが、これが回転することからヒラルダ(風見)と呼ばれるようになったようだ。



相方によると、カテドラル以外にはアルカサルが必見らしい。

18時以降は無料開放されるというのでそちらに向かう。。。。。


2016スペイン・ポルトガルの旅・・・マルヴァオンの街 2

2016-06-01 09:43:26 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
当初、マルヴァオンには2泊の予約でこの町に来た。

旅行の日程を考えて、週末のバスがないことはわかっていたが、タクシーで街を出ることができるので次の町への移動はそうしようかと考えていた。



いざ、現地に入って旅をしていると、予想以上にリスボアがこじんまり感があったのと、マルヴァオンが居心地がいいのでポルトガルでほかの田舎町に移動するのは止めようと決まった。



そこで、着いた日に宿と交渉して延泊をお願いした。



こんなに人がいない感じがするマルヴァオンなので、混んではいないだろうと考えていたが、どうやらそうでもないらしく、シビアな宿の親父がさんざん考えた挙句2階から3階への移動で部屋を確保できた。



親父がテラス付きのいい部屋だとしきりにせつめいしたし、料金も高いのでさぞかしいい部屋だろうと思ったが、

テラスと言うのは、腰窓ではなく掃き出し窓のことで、当然危険防止についている手摺りのことだった。

これでテラス付きだというのか、、、と思ったが、人は自分の都合のいいように解釈するもので、まあそんなことだろう。。。



一回り1時間くらいのマルヴァオンなのだが

  

その外周の城壁には、内側に人が歩けるスペースがある。

城内だけでなく、

    

兵隊も民衆も住んでいる人全員でマルヴァオンを守ろうという意識の表れかもしれない



朝に夕に

    

標高865mの高みから眺める景色は、素晴らしいし、要塞となれば難攻不落をイメージする。



家々にある煙突も

  

色々な形があって、その土地のもつイメージを形作っている



最終日の夕食は、結構人が入っていた街にあったレストランに行ってみた。

このお店は、定食メニューが数種類あって値段もリーズナブル、観光客には頼みやすいのだろう、、、

アタシたちも



ワインと



スープ

  

牛肉と豚肉のこんなものを注文した。



デザートを食べ、コーヒーを飲んで、ごちそうさま。

2016スペイン・ポルトガルの旅・・・マルヴァオンの街 1

2016-05-31 09:14:03 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
トレッキングから戻って、マルヴァオンの街を歩く

外のカフェでランチが食べられそうだったので、そこに座る



数席のテーブルに、意外と多い旅行客とともに

  

簡単なサンドイッチを頼んだ

不思議な風味のパンに、味のない大好きなナチュラルチーズと塩辛くないハムとが噛むほどに良いバランスで口の中で溶けてゆく

見上げれば、雲一つない蒼空に



飛行機が引く白線、、、今回の旅の目的のだいご味、、、あ~~あ・・・



な~~んにもしたくないけど、まずは街を歩いてみよう、、、

              

なんか入り口の設えが可愛い

            

窓なんかも小さめで枠に石をふんだんに使っている。

岩山の上に建つ街だから、どこにでも石はあるんだろうなぁ・・・



外壁にはすべて歩けるように内側に通路が設けてある。

攻めてくる敵に対してどこからでも抵抗できるようになっているんだろう

  

白壁の街

            

そして

  

店のサインや

  

郵便受け

石の街にある由緒ある鉄細工のテラス



ドアの飾り



まるで文化の違う石の国の世界



そして、これが   

    

泊まっていたホテルとアタシたちの部屋の窓、なんか城壁から手が届きそう、、、 



2016スペイン・ポルトガルの旅・・・マルヴァオンでトレッキング

2016-05-30 12:20:30 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
翌朝7時半

    

朝陽が上り始めた、霞の向こうから赤い太陽がゆっくり顔を出してきた。



午前9時、インフォメーションが開くと同時に顔を出したが誰もいない。

「ボン・ジーア(おはようございます)」と大きな声で声をかけると、奥から元気のいい姉さんが出てきた。

ラテン系特有のラ行の巻き舌でマルヴァオンの説明と、確認したかったバスの時間などをしっかり説明してくれ、最後に「歩くのは好きか?」と言うので、「モチロン!」と答えると、

最長7kmの素晴らしいトレッキングコースがあると地図で説明してくれたので、説明に従って歩くことにした。


着いた翌日で、まだ城塞都市の内部も知らないアタシたちだが、天気も空気も素晴らしいこの田舎で、ただ城壁の中で過ごすよりも城から出て外から見上げるのも楽しいだろうし、姉さんが説明してくれた美しい河畔でのランチも魅力だ。

て、ことで正面以外には一つしかない城門から出て城外すぐに建っている教会の脇を抜けて下に向かって歩き始めた。

  

折から周辺は真っ赤なポピーや

  

様々な花々が咲いていて楽しい

      



前回も書いたが、この周辺にはコルクの木が沢山ある

  

この道も、沢山のコルクの木があった





いつ誰が積んだのか



苔むした石垣もいい

高度が下がって

  

下から見上げるマルヴァオンの城壁

こんな岩山からでも



湧水がジャバジャバ出ていた



1時間半ほどで、目的地の湖畔に着いた

    

話の通り、見事に美しい。周辺は子供の遊び場や、海のないこの地では、この川がプール代わりの泳ぐ場所にもなっていた。

時期が早かったせいか、残念ながらお店は閉まっていたが、美しい場所まで歩いてこられてよかった。

ここから見上げる



マルヴァオン。これが全てなのだ。



戻る前に村の中を歩く。

湖畔にあったホテルでは相当数のテーブルがランチの準備中だったけど、人がいるのだろうか・・・?

少し歩くと、もう一軒の地元っぽいレストランがあったので、そこに座る。

店の人に「ドリンクだけだけど、、、」と言うと、「BARに行け」と言う、やっぱり、と思いながらBARに入る。

ここでも、「誰だ、この人種は?」みたいな感じで見られたが、かまわず「カフェ・コン・ラチェ(カフェオーレ)」を注文する(€1.2)。


ひと時休憩をして、マルヴァオンに戻る。

犬に吠えられながら、糞だらけの村の道を注意深く進み、来た道を戻る。



途中にあった岩山に、嫌がる相方を引っ張って登ってみたが、別に見える景色に変わりがあるわけじゃあなかった。

考えてみれば、一番高いところにあるのが城址なのだから、中腹の岩山から見たところでなんてことはないわけだ。

こんな山道なのに、敷石がしっかり施されていて



ところどころに、こんな模様で敷き詰められていた。


2016スペイン・ポルトガルの旅・・・ポルタレグレからマルヴァオンへ

2016-05-28 10:49:19 | 2016スペイン・ポルトガルの旅
バスターミナルには1時間ほど前に着いたのだが、そのころからターミナルには学生がどんどん集まりだした。

ここからマルヴァオン行きのバスは一日2便、午前と午後しかない、しかも、土日祭日はない。

この学生たちの数を見て、何だかその理由がわかった気がした。

要するに、通学のためのバス便がメインで、それ以外の用事がある人たちのために午前と午後の便があるんだ。

若く美しい女学生と、今どきの腰パンツを履いた男子学生に交じって、凡そ東洋人を始めて見たに違いない人もいるだろうと思いつつ揺られること40分、7時ころにマルヴァオンに到着した。  





ほとんど英語の通じないポルトガルにあって、マルヴァオンでは学生が3、4人一緒に下りたので、そのうちの一人に宿の場所を聞くために話しかけた。
「「
アタシたちと同レベルの英語力の彼が、同じ方向だから一緒に行くということで歩きながら、日本から来たんだよ」、と言うと、目を丸くして、信じられない!」と言う表情をした。

そうだろうなあ、、、ここからリスボアに出るのも大変なら、そこから20時間以上かけないと行けない国なんだからなぁ・・・なんて思っていると、城門から数分で宿泊先のホテルに着いてしまった。

彼にお礼と、「月曜までここにいるから、また会えるかもね」と伝えて別れた。



ここマルヴァオンは、9世紀ごろに住んでいたムーア人によってその名前が付けられたと言われているらしい。

1166年にポルトガル人によって回復され13世紀に城が築かれた、国境に近く、尚且つ865mの岩山の上に建つ城塞都市なので、しばしば戦略上の脅威に晒されたらしい。

チェックイン後、すぐに城址に向かう。

            

規模は違うが、竹田城を想像していただけるとイメージが掴みやすい。

竹田城は城そのものなのだが、マルヴァオンはその中に庶民の暮らしもあった。



時刻は午後の8時過ぎ

    

静かに日没を迎える

そして、

8時半、太陽は西の空に沈んでいった



残照が空を染め



ふもとの村に明かりがともる



城址に登ってから1時間、初めて村の存在に気付いた

  

城址から出て



振り返って城を見上げる

マルヴァオンに着いてホテルを出てから1時間半、自分が興奮状態だったことに気付いた。人っ子一人いない城址を相方そっちのけであっちこっちと歩き回って写真を撮りまくっていたっけ・・・

気が済んで、城址を出ようとしたときに初めて散歩中の観光客親子と出会った。その時気付いたのだが、城址に入るのには5時までは有料(€2)のようだが、時間外でも簡単に入れるようになっている。

アタシたちは絶対営業時間内にここに来ることはないだろうな、と思いながらホテルに帰った。



この狭いマルバオンにも、BARやCAFEはあるのだろうが、今日はホテルで食事を摂ることにした。



サラダと



スープと



お肉、なんだが、ポルトガルもスペインも料理には必ずポテトが山盛りついてくる。

こっちの人って、ポテトを野菜と思っているんじゃないか・・・

何か所かで野菜サラダを注文したけど、なんか違うものが出てきたり、怪訝そうな顔をされたり、、、

このホテルのようなサラダが出てくることは珍しい。

満足できる食事の後で



ゆっくりカフェソロを頂く

素朴さを感じる部屋で



旅の疲れを癒そうかな。。。。。