読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

中欧初めての旅(第6話)

2007年10月22日 | 海外旅行

ハプスブルク帝国の首都・ウィーンへ
 9月30日(日曜日)朝食を8時にとってTAXIでウィーンまでの列車の始発駅へ。
 良い天気でさほど寒くはない。今日も一等車であるが、座席は1等車も2等
 車も通路を挟んで片側1座席と2座席でゆったりとしている。乗車率も30%
 くらい。

 飲み物とサンドイッチやケーキのサービスがある。折角の列車の旅なのにソフトドリンク
 ではもったいないと食堂車で生ビールを手に入れて車窓の風景を楽しんだ。
 青い空、白い雲、みどりなす木々と草原、そよ風まで伝わってくるような豊
 かな田園風景で、まるでイタリアやスペインの田園を思わせる光景。シューベルト
 の「田園交響楽」を髣髴とさせる。
 国境辺りで係官がチェコ出国とオーストリア入国のパスポートのチェックに回ってくる。
 言われて気がつきました。パスポートのチェック済み印は、鉄道で出入りしたと
 きは電車(汽車?)のえが、航空機で出入国したときは飛行機の絵があっ
 て、出入りは矢印⇒で示してある。分かりやすいね。

 およそ4時間くらいでウィーンに到着した。駅前の「メルキュールホテル」へ直行。電
 車でもいけるが荷物が多いのでTAXIで。
 荷物を置いて地下鉄で4駅ほど乗って中心部に。Stephansplatz駅に降り
 立つと目の前にゴシック建築の「シュテファン寺院」。壁面のレリーフには骸骨の
 絵がある。地下にはカタコンベ(地下墓地)がある。
 寺院の前には中世のオペラ衣装を身に纏ったチケット売りがたむろしている。
 婿どのの配慮で由緒ある「クーアサロン」(ヨハンシュトラウスの像がある市立公園の
 中にある。モーツアルトもここで演奏した。)のチケットを買う。5月にここを訪れた
 Wifeはツアーの自由時間に行きそびれて残念がっていたので大喜びである。
 ウィーンではあちこちでコンサートが催されている。時間に余裕があればじっくり
 と曲目など内容を検討してお気に入りを聞きたいものだ。

 ウィーンの目抜き通り「ケルントナー大通り」のお店などを見て国立オペラ座から
 Karsplatz駅周辺を散歩する。女性らはザッハホテル(Sacher Wien)のザッハ・
 トルテを今食べるか、食事の後食べるかでもめていたが、よく見ると混んで
 るのでまた来ようということになった。(結局食べることはなかった。)
 バフェ形式のレストランで食事をすませ演奏会場へ。B席なのだが団体予約の
 席が多くかなり後ろになってしまう。団体客は概してお行儀が悪く、遠慮
 会釈なく動き回って写真を撮りまくっている。本当に音楽を楽しみに来て
 いる客ばかりではない。
 8:15から10:30までインターバルが30分近くある。第一部、第二部ともモーツアルト、
 シューベルト、ヨハンシュトラウス等の耳に慣れ親しんだ曲が多い。またオペラ歌曲の
 ハイライト部分を聞かせるなどのサービスもあって楽しめた。

 今日は遅くなってシャワ-を浴びて12時過ぎに寝た。

   
   ウィーンヘの列車(1等)        2等車            車窓からの田園風景
 
   
    ウィーンの旅券検査官        ウィーン駅            ウィーンの地下鉄=ノブを引く

    
    シュテファン寺院           ケルントナー大通り           国立オペラ座

   
      カール教会              クーア・サロン             演奏会場
 
       パスポート検査済み印

 

 

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