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読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

妖艶・典雅なカサブランカを水彩で

2016年07月22日 | 水彩画

◇ わが家の庭で咲いた大輪のカサブランカ

  
   SIRIUS F10

    庭の白百合カサブランカが咲いた。数年前に妻が球根を植えたもので、今年は大輪の花を咲かせた。花弁
  の直径が21センチもあった。
    カサブランカは強力な香りで、食堂や居間では飾れない。玄関になる。人目につかない場所では気の毒な
  ので、先ずは絵にしようと取りかかった。花は下の方から順に咲いていく。盛りを過ぎると 4日ほどで花弁が醜
  く茶色く萎れていく。無残な姿。妖艶で典雅な姿だっただけにみじめである。高校生の頃、映画「カサブランカ」
  (1942年アメリカ)のヒロイン、イングリット・バーグマンの容姿に惹かれた。年老いたか彼女の姿は見たくない。
  ちなみに彼女は67歳で癌で亡くなった。

    花弁の白は塗り残し。以前マスキングを用いたこともあったが画用紙の肌を傷めるリスクがあって止めた。
  白い絵の具は不透明水彩絵の具なので出来るだけ避けたい。そうすると塗り残ししかない。
    花弁の白を際立たせるには背景色を思いきって暗い色にするに限ると、ペインズグレイを基調にインディゴ
  を加えてたっぷりと色を作ってぬり始めるが、すぐに足りなくなって追加する。少し色合いが違ってくる。いつも
  これで苦労する。
    赤茶色の雌蕊の花粉は衣服に付くとなかなか落ちなくて往生するので、普通店頭の百合はこの雌蕊を取っ
  てしまう。しかしこの雌蕊もよりの重要なシンボルの一つだと思うので、絵を描ききるまでは大事にする。
    絵の完成は翌日まで持ち越したが、この絵の上から三段目の蕾は開いてしまった。

                                                          (以上この項終わり)