◇白と赤の対比
22日・日曜日は水彩画教室。
久しぶりに石膏像を描いた。
先生は「白い石膏と赤い花のコントラスト(対比)をどう表現するか。」ということ
で石膏像の脇に赤とピンクの花を3本。更に画題対象を描いているイーゼル上
の画板と椅子一脚。
これらを全部取り込む構図は、ある程度バランスが取れるものの対象物が小さ
くなって、肝心の白と赤の対比が散漫になってしまう。人によっては石膏と花だけ
に絞って構図を構成していたが、とにかく挑戦と全部取り込んだ。
石膏像は簡単なようで奥深く、「嵌って」しまうとなかなか抜けなくなる、麻薬のよ
うな魅力・魔力があるとか。陰影を如何に捉えるかで表情がまるで違ってしまう。
今回の私の絵は「齢とったヒラリー・クリントンみたい」とも言われた。
花は赤い色も入れようと思ったが、先生に入れるときつくなりすぎるといわれ、
思い止まった。
椅子とイーゼルは、もともと脇役の存在に過ぎないので、丁寧には描かない。
さて白と赤の対比はというと、???。よく分からない。背景のペインズグレイは白
い石膏像を浮き立たせるのに役立った。ピンクの花はポイントにはなったが、左
手の脇役らに負けてはいないか。
石膏の乗ったテーブルの前面は、塗りたての画面にサランラップを揉みくしゃに
して押し当て、乾いてからはがすと、ごらんのような意図せざる模様が出来た。先
生から教わった技法である。