読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

「ばんどり」の語源解明!

2009年02月24日 | その他

ばんどり」の語源
 「なるほど、そうだったのか。」
 積年の疑問が解明され、快哉を叫ぶ気分だった。
 我輩の購読紙は20代から「日本経済新聞」であるが、朝刊の32ページは文
化欄で、連載小説(ただ今高木のぶ子の『甘苦上海』)のほか「私の履歴書」
(ただ今ドトールコーヒー名誉会長鳥羽博道氏)、文化人の随筆などが載ってい
て毎日熟読を欠かせない。
 また九百字ほどのコラムがあって、普段は著名人の「交遊録」であるが、日曜
日は歌人の小池光氏が「うたの動物記」と題して、動物にまつわる短歌をいくつ
か紹介している。2月22日は「ムササビ」について2首紹介されていた。

―「空飛ぶ座布団」の神秘―
 「ムササビ」はご存知のとおり空を飛ぶ。大きさも座布団に近いところから「空
飛ぶ座布団。」少し小振りのモモンガは「空飛ぶハンカチ」と上野動物園の檻に
説明書きがあるとか。

 むささびは木末(こぬれ)求むとあしひきの山の猟夫(さつを)にあひにけるかも
                                      ―志貴皇子―

 三国山木末にすまふむささびの鳥待つごとく我待ち痩せむ ―読み人知らず―

 上の歌は愛の歌。

 さて、ムササビは「バンドリ(晩鳥)」、「ノブスマ(野衾)」、「モミ」、「モモ」、「モモ
ンガ」などと地方によってさまざまな呼び名がある・・・。

 「なるほど、そうだったのか。」
 越後の片田舎で育った我輩が幼少の頃は、農用具に「ばんどり」という背負子
の一種があった。今でも山登りの諸君はアルミ製の軽い背負子を使っていると
思うが、当時は木と枝の骨組みに、藁や木の皮を編んで作った。形は言われて
みればまさに「バンドリ」が両手両足を広げた形にそっくりかも。
 齢七十になんなんとしてついに「ばんどり」の語源にたどり着いた。

推理
 パソコン講座が縁でお知り合いになってブログの「ブックマーク」に登録している
某氏。ご自分で広大な敷地内に井戸を掘ったり、菜園を耕し、花園を作り、
バーベキューコーナーを作るなどし、「ぜひご利用を」とブログで紹介していられ
るのだが、名前、住まいなどを明かさないブログの性格上どこにお住まいかトン
と分からなかった。
 ところが、某日「球根サービス」の記事があり、そこに載った写真で重要なヒント
を発見。某武道館の写真が映っている。もしかしてホームページがあれば住所が
・・・と思ったら。ありました。

今度秘かに訪ね、驚かせよう。

推理小説などで、写真の片隅に映った小さな映像がヒントになって事件が解明
されるなどということはよくあるが、皆様もゆめゆめご油断めさるな。
                                            

コメント (1)
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