読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

中欧初めての旅

2007年10月16日 | 海外旅行

はじめに
 この度三女がオーストリア・ザルツブルクで結婚式を挙げたいというので、夫婦ともども
 のこのこ付いていった。形式的には春に既に結婚はしているのであるが、偶々
 旦那さまとなった彼が、三女の小さい頃に見た「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台・憧
 れの地ザルツブルクで少年時代を過ごしたということもあり、もつけの幸いと実現し
 た結婚式なのだ。結婚式となれば親は欠かせない(?)し、旦那さんのご両親も
 うまく仕事の都合を付けて出るという。式の後ミュンヘン、ガルミッシュ、プラハやウィーンなど
 も案内してくれるというというので渡りに船と一も二もなく乗った。半分新婚旅行
 みたいな旅に親が同行すると聞けば間違いなく顰蹙ものであるが、またとない
 機会なので大目に見て貰おう。ついでに予て行きたいと思っていたパリに足を延
 ばすことにして、都合16日間(9/22~10/7)の長旅となった。
  結論を言えば少々疲れはしたものの、結婚式は快晴で写真もよく撮れたし、格
 別のトラブルもなかった。はじめて見る歴史ある都市・地方の風物に触れて感動
 したし、ミュンヘンのオクトーバーフェスタも体験した。念願のパリも堪能した。個人企画の
 旅行としてはまずまずの出来であった。新婚の二人に感謝しきりである。

ザルツブルクの街
 9月22日土曜日。ウィーンで中継し着いたザルツブルグではおよそ13時間のフライト。
 着陸直前に機上からは名城ホーエンザルツブルク城が見えた。
 個人旅行なので大きなスーツケースが4個。ところが待ちTAXIは1台だけ。2台の
 TAXIを手配するのも容易ではない。
  ザルツブルクは丁度お祭の最中。小型の観覧車やメリーゴーランド、様々な屋台・出
 店などが出て多くの人で賑わっている。プレッツェルの屋台で大皿ほどの大きなプレ
 ッツェルを買い、それをむしりながらビールを呑んだ。二次会はホテル近くのバールで
 ピッツアでまたもビール。祭りは夜中の3時4時まで賑わいが続き、騒ぎでパトカーまで
 出動する始末。うるさくて良く眠れなかった。

    
       機上からホーエンザルツブルク城         祭りの夜景            時代行列の面々 

       
      プレッツェルの屋台      ビールは山ほどの銘柄がある     ちょっと締らない絵
 
 
明けて9月23日・日曜日。ザルツァッハ川に面して立つホテルの窓から対岸崖上に教
 会が見える。そこに至る坂と川沿いの街並みの佇まいが実にいい。
 結婚式を挙げるミラベル宮殿を下見に行く。歩いて20分くらいの距離で、モーツァ
 ルトの生家、育った家などを見ながらミラベル庭園へ。庭園そのものはさしてビック
 リするほどのものではない。むしろ明日の宮殿の中が見ものだ。
 更に急な坂道を上って機上から見たホーエンザルツブルク城を訪ねる。お年寄りと歩
 くのが嫌いな人にはケーブルカーが用意されている。市街地と山なみを一望できる
 テラスがあったので、しばしビールを呑みながら景観を楽しんだ。

       
    ザルツブルク市内とザルツァッハ川    城のテラスでビールを        城の礼拝堂

  ザルツブルクとは塩の町のこと。「ソルト・マイン・ツアー」があるというので参加しようと
  いうことになった。1時間半ほど山を越え、ドイツに入ったりまたオーストリアに出た
  りと観光をした上で岩塩鉱に辿り着く。大人も子供もつなぎ服に着替えて
  トロッコ列車に乗りかつて岩塩鉱であった地底の採掘現場跡に下りていく。石
  炭と違ってきれいなものだ。案内はドイツ語と英語の二組に分かれ、英語組は
  説明をテープで聞く。聞いているうちにドイツ組はどんどん先に行ってしまう。
  コースには連絡用に巨大な滑り台など用意してあって大人も結構嬌声を上げて
  楽しんでいる。2人で日本円でおよそ15,000円。ま、こんなもんか。
  この夜はレストランでオーストリアらしい料理で夕食をとった。勿論ビールはバイツェン。


          
             のどかな牧場風景                  岩塩鉱脈    
     
          
    この山の下辺りに岩塩鉱?    名も知らぬ町の教会
  
  (以上第1話終わり)
       
    

  
  

  

 

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