読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

中欧初めての旅(第2話)

2007年10月18日 | 海外旅行

◇メーンイベント・ミラベル宮殿での結婚式
 さていよいよ今回の旅行本命の結婚式。どこでも花嫁の着付けとメークが一番
 手間取るので、珍しく7時に食事を済ませた。それぞれ衣装を整えてミラベル宮
 殿へ。通訳とエージェントの女性が待ち構えていたが、スタッフの一員であるカメラマン
 が渋滞に嵌ったとかで大幅遅参。実はホテルでもメークさんが車の事故で遅れた
 とかで花嫁は「ケチ続きだよ~」とむくれていた。
 結婚式は宮殿礼拝所かと思っていたらきらびやかな宮殿内「大理石の間」で、
 市長代理(多分民生部の課長補佐あたり)の前で誓いの言葉を述べ指輪を
  換し、立会人が確認した後に、結婚証明書を手渡すという形式で、かなりあっ
 さりしたものであった。式の後花の咲き乱れるミラベル庭園で写真を撮り、二人
 は二頭立ての馬車に乗り、市内の指定コースを回って見知らぬ人たちから善意
 に溢れた笑顔と祝福を受けてホテルに戻る段取りになっている。この日は秋の
 陽の光がきらきら輝き、汗ばむほどの陽気となった。こんな日に備えて日頃か
 ら行いを正しくしていなければいけないとしみじみと思った。
  この日(9月24日・月曜日)は親戚同士の懇親昼食やワインパーティー、馬車
 郊外散策など目一杯立て込んだ日程で、さすがにいささか疲れた。

      
       大理石の間            誓いの壁      白馬の馬車で市内を
          

        
               色とりどりの果物・野菜


◇ミュンヘンからガルミッシュ・バルテンキルヒェンへ
 昨日とは打って変わって肌寒く、時折雨のぱらつく天気。電車でミュンヘンに
  向かう。およそ二時間くらいでドイツに入る。一旦余計な荷物を市内の自宅
  に置いて、市内中心部の見学と昼食。「庄屋」という日本食レストランでそれぞ
  れラーメンやカツ丼などを食べお腹が落ち着いた。日本で食べるラーメンと殆ど
  変わらない味で感心したものである。次いでアドルフ・ヒットラーがお気に入りだ
  ったというビアホール「HOFBRAU」に入りドイツでは有名な「白ソーセージ」をつ
  まみに中ジョッキを空ける。この白ソーセージは日持ちしないため午前中で売り
  切ることになっているとか。熱いポットのに湯浸かって出てくる。特製ソースも
  付いてくるがそのままの方が味わいがあっておいしい。ちなみにビールを
 呑むのにつまみを取るのは日本人くらいで、向こうの人はただひたすら
 ビールだけ。1リットルのジョッキが林立しているのは実に見事である。まだ
 2時頃なのに 満員の盛況。これもオクトーバーフェスタ(ビール祭り)の期間中の
 せいだろうか。

    
     ミュンヘン駅             ミュンヘン中心部          ブロイハウス「HOFBRAU」

  2時間ほど電車の個室に揺られてガルミッシュに到着。ここはインスブルック冬
   季オリンピックのアイスホッケー会場にもなったドイツ南部の保養地で、スキー客向
    けのロッジ(というか小型ホテル)が多い。駅から徒歩5分程度のホテルは4階
    建てで、最上階のフロア全部が我々4人に用意されていた。主寝室のほか
    予備ベッドルームが3室、リビングルームとキッチンとダイニングスペースもあってなか
    なか快適である。
  面白いのはビールなど飲み物は自販機のようなストッカーから自由に出して、
    備え付けのノートに種類と数量を書いておけばチェックアウトの際清算できる仕
    組み。性善説に立った、
おおらかなシステムである。

    
               ホテル・シェル             ダイニングルーム            主寝室

    
       キッチンルーム               予備寝室

  

コメント
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