◇ミュンヘン・オクトーバーフェスト(ビール祭り)
フュッセンから電車でミュンヘンに戻り、「TOKAMI」という日本料理のお店で食事。
刺身盛合わせ、握り寿司、手巻き寿司、赤だし等々久しぶりの本格日本食
に感動した。
地下鉄に乗ってミュンヘンでは最大のお祭りオクトーバーフェストに出かけた。既に8時
を回っているので電車には酩酊したお客さんが多い。幕張メッセのような広大な
敷地に、メジャーなビールメーカーがいくつも巨大テントを張って、バンバン飲ませる。周
りには観覧車、サーキット、お化け屋敷、射的、その他食べ物屋台、土産物屋な
どが立ち並び、その間を民族衣装に身にまとった人たちが行き交っている。
この時間では大テントは満員で入れてもらえない。仕方なく野天のテーブルで
1リットルジョッキを傾ける。勿論相席でドイツ人はもとよりアメリカ人イタリア人など
人種もとりどりである。わがテーブルのドイツ人らしい一人は既にへべれけ状態。
神田辺りで見かける酔っ払いとそっくりな仕草なので笑ってしまう。所詮人類は
一つなのだと思う。
巨大テント 化け物屋敷? 野外テーブル
野外テーブル2 懐かしい射的 串刺しチョコ
◇寝台列車でチェコへ
さて念願のビール祭りの一端も垣間見たので、荷物を持ってミュンヘン駅から夜行
寝台列車に乗ってプラハに向かう。今回は長旅・新婚さんとあって一等寝台車。
カード式の厳重なドアを開けると既に寝台(2段)が用意されている。日本のよう
に浴衣は付いていないが洗面台と食事用テーブルが付いている。(トイレもカード
式で寝台車の客だけが使用できる仕組み。シャワーも付いている。)
ビールでほろ酔い加減なのですぐに白河夜船かと思ったがそうもいかない。そ
のうちうとうとして来たが気がつくとどうも電車が動いていない。交換待ちにし
ては長すぎるのだ。後で聞けばどうやら電車が故障したらしい。そのうち動き
出してライプチッヒ、ドレスデンを経てチェコに入る。6時に旅券検査と聞いていたので
起きて待っていたのに事故のせいで8時頃に検査官が回ってきた。結局プラハ
駅には3時間遅れの12時近くに到着した。
朝食はお腹も空いていて抵抗感なく食べた。パンが美味しかった。
チェコに入ると窓外の家々は雰囲気が心なしか寒々しい。チェコの歴史を見れば
日本などとは比ぶべくもない激動の苦難を味わって今があるのだ。大戦後で
見てもソ連の圧制あり、「プラハの春」の改革とその後の軋轢。スロバキアとの分
離等々。そんな思い入れが色眼鏡になっているのかもしれない。
ただゆったりと流れるモルダウ川(ヴルタヴァ川)に沿ってボヘミア盆地に入ると、牧
草地とそれを取り巻く木々の佇まいが、まるで絵のように続き目を飽きさせな
い。電車のチャイムもスメタナの交響詩「わが祖国」の主題メロディからとっていて嬉
しい。
寝台車ベッド 通路(左が車窓) 備付け洗面台 厳重なキーロック
朝食 チェコの家々 モルダウの流れ
フュッセンから電車でミュンヘンに戻り、「TOKAMI」という日本料理のお店で食事。
刺身盛合わせ、握り寿司、手巻き寿司、赤だし等々久しぶりの本格日本食
に感動した。
地下鉄に乗ってミュンヘンでは最大のお祭りオクトーバーフェストに出かけた。既に8時
を回っているので電車には酩酊したお客さんが多い。幕張メッセのような広大な
敷地に、メジャーなビールメーカーがいくつも巨大テントを張って、バンバン飲ませる。周
りには観覧車、サーキット、お化け屋敷、射的、その他食べ物屋台、土産物屋な
どが立ち並び、その間を民族衣装に身にまとった人たちが行き交っている。
この時間では大テントは満員で入れてもらえない。仕方なく野天のテーブルで
1リットルジョッキを傾ける。勿論相席でドイツ人はもとよりアメリカ人イタリア人など
人種もとりどりである。わがテーブルのドイツ人らしい一人は既にへべれけ状態。
神田辺りで見かける酔っ払いとそっくりな仕草なので笑ってしまう。所詮人類は
一つなのだと思う。
巨大テント 化け物屋敷? 野外テーブル
野外テーブル2 懐かしい射的 串刺しチョコ
◇寝台列車でチェコへ
さて念願のビール祭りの一端も垣間見たので、荷物を持ってミュンヘン駅から夜行
寝台列車に乗ってプラハに向かう。今回は長旅・新婚さんとあって一等寝台車。
カード式の厳重なドアを開けると既に寝台(2段)が用意されている。日本のよう
に浴衣は付いていないが洗面台と食事用テーブルが付いている。(トイレもカード
式で寝台車の客だけが使用できる仕組み。シャワーも付いている。)
ビールでほろ酔い加減なのですぐに白河夜船かと思ったがそうもいかない。そ
のうちうとうとして来たが気がつくとどうも電車が動いていない。交換待ちにし
ては長すぎるのだ。後で聞けばどうやら電車が故障したらしい。そのうち動き
出してライプチッヒ、ドレスデンを経てチェコに入る。6時に旅券検査と聞いていたので
起きて待っていたのに事故のせいで8時頃に検査官が回ってきた。結局プラハ
駅には3時間遅れの12時近くに到着した。
朝食はお腹も空いていて抵抗感なく食べた。パンが美味しかった。
チェコに入ると窓外の家々は雰囲気が心なしか寒々しい。チェコの歴史を見れば
日本などとは比ぶべくもない激動の苦難を味わって今があるのだ。大戦後で
見てもソ連の圧制あり、「プラハの春」の改革とその後の軋轢。スロバキアとの分
離等々。そんな思い入れが色眼鏡になっているのかもしれない。
ただゆったりと流れるモルダウ川(ヴルタヴァ川)に沿ってボヘミア盆地に入ると、牧
草地とそれを取り巻く木々の佇まいが、まるで絵のように続き目を飽きさせな
い。電車のチャイムもスメタナの交響詩「わが祖国」の主題メロディからとっていて嬉
しい。
寝台車ベッド 通路(左が車窓) 備付け洗面台 厳重なキーロック
朝食 チェコの家々 モルダウの流れ