今日、某新聞記事で、「情報の非対称性」という記事が載っていました。
「情報の非対称性」とは、取引を行う際、商取引の法律や、商品等に関して当事者がもっている情報に当
事者間で格差があることです。
例えば、新品の商品が取引される場合、品質や性能がカタログ等によって説明されており、価格を決定す
る情報は、売り手と買い手との間で「対称」です。
それに対し、中古品の場合は、商品ごとに使用年数、摩耗や損傷の有無・程度などの情報が異なるため、
価格を決定する品質情報に関して、売り手と買い手との間に「情報の非対称性」が生じます。
後者の「非対称性」場合、買い手は価値の低い中古品を、そうとは知らずに高い価格で買ってしまうおそ
れがあります。
このように、市場に「情報の非対称性」が存在する場合、その市場ではさまざまな問題が生じます。
これは、不動産市場にも当てはまることです。
こういった問題を中立的な立場で、適正な商取引や、商品説明を行うため、専門知識を持った、宅地建物
取引主任者や、不動産業者が介在するわけです。
しかし、営業マンの中には、自分の媒介報酬を得ることだけに、走る者がいることが現実です。
ですから、不動産取引においても営業マンの見定めが重要ですかねぇ・・・・。