不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

情報の非対称性

2013-06-12 12:39:05 | 日記

今日、某新聞記事で、「情報の非対称性」という記事が載っていました。

「情報の非対称性」とは、取引を行う際、商取引の法律や、商品等に関して当事者がもっている情報に当

事者間で格差があることです。

例えば、新品の商品が取引される場合、品質や性能がカタログ等によって説明されており、価格を決定す

る情報は、売り手と買い手との間で「対称」です。

それに対し、中古品の場合は、商品ごとに使用年数、摩耗や損傷の有無・程度などの情報が異なるため、

価格を決定する品質情報に関して、売り手と買い手との間に「情報の非対称性」が生じます。

後者の「非対称性」場合、買い手は価値の低い中古品を、そうとは知らずに高い価格で買ってしまうおそ

れがあります。

このように、市場に「情報の非対称性」が存在する場合、その市場ではさまざまな問題が生じます。

これは、不動産市場にも当てはまることです。

こういった問題を中立的な立場で、適正な商取引や、商品説明を行うため、専門知識を持った、宅地建物

取引主任者や、不動産業者が介在するわけです。

しかし、営業マンの中には、自分の媒介報酬を得ることだけに、走る者がいることが現実です。

ですから、不動産取引においても営業マンの見定めが重要ですかねぇ・・・・。